わたしの家では2台の冷蔵庫を使用しているのですが、
1台は1987年製の270Lタイプで、
もう1台は1981年製の550Lタイプです。
なんと、2台とも20年以上も使っていることになりますね。
まだ壊れたわけではないのですが、音も大きいし電気代も気になるので、
そろそろ買い換えを考えようかという事になりました。
で、新しい冷蔵庫に買い換えたとして、どのくらい電気代は安くなるのかな?
ということをネットで調べてみたところ・・・。
電気代を計算する時の目安になる、『冷蔵庫消費電力量の測定方法』が、
この20年間で、コロコロ変わっているので、比較することができませんでした。(汗)
つまりですね、『冷蔵庫消費電力量の測定方法』の歴史はこうなっていたんです。
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①1995年以前 JIS規格C9607(A方式)の計算方法を使用
②1995年~1999年 JIS規格C9607(B方式)の計算方法に変更
(国際規格(ISO)への整合化の為→欧州の直冷タイプが基準となっている)
③1999年~2006年 JIS規格C9801の計算方法に変更
(日本で主流になっているファン方式・電子制御方式に対応)
④2006年5月1日~現在 JISがまたまた変更!
(使用実態を反映した新しい測定方法に変更)
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なんで、5年ごとに4回も変えるのかなー?
でも、おもしろい事がわかりました。
③の「JIS規格C9801」は、かなりいいかげんな測定方法だったみたいですねー。
③から④の時に測定方法はこんなに変わったんですよ。
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【IS規格C9801の測定方法】 【新しい測定方法】
周囲温度: 25度均一 → 30度180日/15度180日
設置条件(両脇・奥行き) 30cm → 5cm
冷蔵室温度: 5度 → 4度
冷蔵室開閉回数: 25回 → 35回
庫内負荷: なし → あり
温度調整つまみ: 最小 → 中間
自動製氷作業: なし → あり
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この変更のせいで、それまでのカタログ上の電気代が3倍以上になったみたいです。
つまり、カタログでは年間4,000円の電気代でよかったのに、
変更後の年間電気代は12,000円以上になるみたいなのです。
まあ、元々の測定方法がダメダメだったんだけどね。
やっぱり世の中には、まだまだわたしの知らなかった事っていっぱいありますねー。
で、わたしの家の冷蔵庫の電気代はどれだけ安くなるの?
それはやっぱり、謎のままです。(笑)
詳しいことが知りたい方はこちらをどうぞ・・・。
◆経済産業省、日本電機工業会に
冷蔵庫の年間消費電力量の計測方法
についての申し入れを行いました
◆えっ!冷蔵庫の電気代が3倍?新JIS対応とは?
Posted at 2007/05/11 00:03:17 | |
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