えーーーーーっと・・・・。
『時効警察』っていう、TVドラマの覚書シリーズ第八話です。
やっとラス前です。
いつもより多めに、どーぞ。
第八話 【桜咲く、合格通知は、死への招待状?】
・・・を、よろしくお願いしやっすぅ~。
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【算数の問題】
『太郎君はくだものやへ行き1本15円のバナナ2本と、1個25円のリンゴを3個買い、
つぎに魚屋へ行って1匹70円のサンマを2匹買おうと思ったら30円足りませんでした。
さて、太郎君はいくら持って家を出たでしょう。』
「はい、最初に正解した人には、いいものをあげます。」
「1本15円のバナナって、それいつの話ですか?」
「つーか、あわれんなるねー。サンマ買おうと思ったら30円足りないって。」
「子供でしょー、魚屋さんもそのくらいまけてあげればいいんですよ。」
「意外と、ヒゲボーボーのおっさんかもしれませんよー、40がらみの・・・」
「太郎くんでしょ?くんづけでしょ?子供でしょ!?」
「でも、70才くらいの視点から見た問題かもよ。」
「70才から見ればねえ。」
「そっか、40がらみなんて、まだまだ子供ですねぇ。」
「きみたちはアレだねぇ、まったく問題をとく気がないねぇ。」
「子供の頃から、算数ダメなんですよー。」
「ミーツー。」
「じゃ、僕もミーツー。」
「じゃあ、私もミーツーだ。」
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「裏の大学、今日合格発表だね。」
「なんで、亀持ってるんですか!?」
「亀ー?おっ、亀だ!」
「気づかずに持ってたの?」
「だけど亀は甲羅が硬いから、こう、ある程度強く握っても大丈夫!」
「気づかずに持ってたの?」
「ヤギの赤ん坊じゃなくて、よかったですねー。」
「気づかずに持ってたの?・・・だから気づかずに持ってたのかって聞いてんだよ!」
・・・
「あっ、ヤドカリ!」
「ん、ん、ヤドカリ?・・・おっ、ヤドカリ!」
「どっからだしたんですかー?・・・あっ、ザリガニ!」
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カラオケを唄いながら・・・
「なーんとーか、かんとかでー、なんとかーだかーらー♪
かーならず、最後にサルが勝つー♪」
「もう、りっちゃんは歌詞知らなくっても、平気で唄うっていうのがすごいよねー。」
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『多め亭』メニューにて
◆当店には季節も旬もありません
◆もっさり定食
◆キツキツ定食
◆ラッキョカレー
『多め亭』にて、お茶を出しながら・・・
「はい、いらっしゃい。」
「あ、こんにちは。」
「こんにちはー、あっ、ふたりか?ななつ持ってきちゃった。、アハハハ・・・」
「えー。」
「あ、いいですよ、飲みますから。」
「あー、よかった。」
「えーーーー。」
「ココはね、なんでも多めに出てくるから、おなかがふくれるんだよ。」
「はぁ・・・。」
「あなた毎日来てくれるから、助かるわよ、こっちも・・・」
「毎日来てるんですか?」
「いやー、毎日はきてませんよー。」
「多めに言ったのよ。」
「あー。」
「今日はなにすんの?」
「あっ、コレ!『豚肉のロースソテー、たった2切れ』ってやつ。」
「はい。」
「たった2切れー?」
「多めに出てきますよね?」
「26切れ!」
「26・・・?」
「三日月くんは?」
「あっ、わたしはあんまりおなかすいてないから・・・」
「あー、じゃあ、コレでいいじゃない。」
『ほとんど何もない』・・・のに、1200円!!!」
「大丈夫だよ、多めに出てくるから。」
「うん、実際はかなりあるから。」
「えっ、何がー?」
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『多め亭』にて、女性の写真をみながら
「きれいな人だよねー。」
「えっ、そうかな?白衣着ているから、2割り増しよ。」
「えっ、なにがー?」
「だからー、女の人は白衣を着るときれいに見えるのよ。
まっ、場合によっては、3,4割増しかな?」
「えっ、そんな多めに!」
「多めって・・・」
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『多め亭』にて、
「あれっ、12切れしかないですよ、コレ。」
「うん。」
「さっき、26切れって・・・」
「多めに言ったのよ。」
「ああーーー。」
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『多め亭』にて、
「おばさん、このお店、最初から多めに料理出そうとしてこの名前にしたんですか?」
「んんん、青梅に住んでいたから。」
「・・・」
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「わたしは、数字は好きだけど、文章を書いたり読んだりするのは好きじゃないの。」
「はあ・・・。」
「文章ってはっきりしないでしょう?」
「あー、そう・・・かな?」
「タコ!・・・って言ったって、あなた私が、蛸の事を言ってるのか、
たこの事を言っているのか、凧の事を言っているのか、タコの事を言っているのか
わからないでしょ?」
「からないんですよ、タコだから。」
「私そういう、まいまいなのが嫌いなの。」
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「今朝、変な夢をみたんですよー。
身長3mぐらいのおじいさんが、僕の顔を見てニコニコしながらー、
『喉の調子が治ったんなら、再デビューを考えてはどうか』って言うんです。
だから僕、『再デビューもなにも、デビューしたことありません』って言ったんですよ。
そしたらおじいさんが7mぐらいになって、・・・・・
だあからねー、僕ももうあったまきてー、『耳たぶのその、たぶってなんなんだ』って言ったら、
おじいさん、2mmぐらいになって泣いてるんです。」
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「このスカーフ、事件当時にガイシャ本人のものとされていたんですけど、
その決め手はなんだったんでしょう?」
「これだなー。」
「えっ。」
「ここに書いてあるよ、この子の名前の頭文字が、Rって。」
「ああー、ほんとだー。」
「『立花りつこ』って言うんだろガイシャのん名前。」
「ええ、なんだ、そんなことだったんだー。」
「それで、お前がホシだとよんでいる女の名前が?」
「『関ヶ原やよい』・・・Yか・・・」
「『らよい』だったら、Rだったのになー。」
「ですよねぇ。」
「『れよい』とか。」
「ああ、『ろよい』とか。」
「『よろい』とか。」
「うふ・・・ 『よろい』は・・・」
「Yだな。」
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◆森のくまさん → アラ、熊さん♪ → 森の荒熊 ・・・喫茶店の名前
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「なんてかいてあるの?」
「・・・りつこちんがまたぞろけむたりい・・・」
「なに、それ?」
「なんでしょう?あなたが書いたんですよ。」
「その絵はなに?」
「いや・・・、またぞろけむたりってるところ・・・?」
「はぁー、・・・12点。」
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「で、なんの話ですか?」
「知らない方がいいですよ。」
「あ、じゃー、言わないでください。」
「おっ、『言わないでくれ』っていうと、言いたくなるねぇ。」
「えっ、じゃ、『言ってくれ』って言われると?」
「言いたくなるねぇ。」
「じゃあね、『言いたくならんでくれ』って言われると?」
「ちょっと、言ってみたい。」
「言いたくならんでくれ。」
「もう一回。」
「言いたくならんでくれ。」
「ピシャ!!!」
「いたっっ!」
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「1本15円のバナナありましたよ。」
「おー、真っ黒!どこで買ったの?」
「駅前のくだもの屋で。」
「なっ、ほら、あるだろー。」
「あるもんですねー。」
「あー、この店で買ったんだなーって思って、太郎くん。」
「流行るんじゃない、太郎くんのきた店っ。」
「ねえ、誰ですか太郎くんって?」
「秘密ー。」
「別に秘密じゃないよー。」
【脚本/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 山田あかね 監督/ケラリーノ・サンドロヴィッチ】
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いやー、この回はサイコーでしたねー。
「多め亭」といい「森の荒熊」といい「算数の太郎くん」といい「またぞろけむたりい」といい・・・
「またぞろけむたりい」の謎が知りたいぞー!!!
それと、「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」って、いったいなにもの?
いよいよ次回も、最終回!!!
・・・も?
今更ですが、『時効警察』の公式サイトはココ!
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忌野清志郎は元RCサクセションですが 、
このドラマはフィクションであり、
登場人物、団体名等は全て
架空のものです。
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