2012年10月31日
首都高速都心環状線。
老朽化が激しい区間が有り、修繕が必要な場所が年々増加しています。
そんな状態ですから、これからどうするか、といった議論が起こるのも必定。
補修し続けてそのまま使う。
架け替えるor地下化
撤去
どれかになるんですが。
橋梁補修屋としては、補修してもらった方が有りがたいですが、補修して使うにも限度があります。
何れは架け替えが必要になります。
ある意味、架け替えも補修ですけどね。
ただ、架け替えには当然膨大な費用が掛かります。
そこで出てきたのが都心環状線不要論。
日本橋上空に路線が跨っている事も解消できることから俄かに可能性が増しています。
単純に撤去するだけのコストを見れば、もっとも安上がりな対応です。
しかし、現在都心環状線が担っている交通量を一般道が受け入れ可能でしょうか。
恐らく大渋滞が予想されます。
コストを見るなら、それを受け入れられるような一般道の整備も含めなければならないと考えます。
中央環状品川線が再来年には完成します。
これをもって撤去論がさらに浮上する可能性がありますが。
都心環状線の渋滞がほぼ無くなって、通過車両が激減すれば、考慮してもいい案だとは思いますが、現状で選択するにはまだ早いかなと。
都心に用事のあるクルマには中央環状線を使う事は全く意味の無い事なのですから。
距離別料金のよりETC利用車両は乗り口から出口まで通行経路を記録されています。
これらのデータをもとに、適切に判断して欲しいと願います。
納税者としては、無駄な工事はして欲しくないし、ドライバーとしては渋滞が増すようなことは望みませんから。
都市計画は100年単位でのコストと効果を見て欲しいです。
私100年後はたぶん墓の下ですけど。
Posted at 2012/10/31 04:02:26 | |
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