
皆さんご無沙汰しております。よっぴーです。
ちょっと気分が落ち着かないため、更新します。(長文注意)
自分が今まで色々手をかけて乗ってきたフィットを、遂に廃車することになりました。
昨日の夜、国道を走行時にエンジンブレーキをかけようとしてLレンジに入れた瞬間異音が発生し、ミッションが入らなくなり、国道上で立ち往生。その後なんとか発進できたものの、今日になってから車屋に持ち込んだら、ミッションブローと診断されました。
修理せず、このまま廃車することとなりました。

思い返せば去年の3月3日、高校を卒業して親からはじめて鍵を受け取って、卒業式の夜に一人でドライブに出たのが、フィットを始めて運転したときでした。
当初は、ストリームアブソルートが欲しかったのですが買ってもらえず、自分で買えるわけもなく、泣く泣く親のお下がりのフィットが僕のはじめての愛車となったのでした。
そのため、最初乗り出した頃は興味も全くなく、動いてくれればいいやと思いながら乗っていました。しかし、春休み期間に友人とほぼ毎日ドライブへ出かけ、使い込んでいくうちに少なからず愛着が沸き、フィットも悪くないかなとふと思ったことを思い出します。
それから、大学へ入学し、通学に車を使わないのでほとんど乗らなくなったのですが、ある日、学校が終わった後に一人ドライブで近所の峠へ出かけた時に、元気に走っているたくさんの車を見ました。僕は当時は、フィットはそういう車ではないということを分かっていたのでひっそり帰ったのですが、峠道を流すのは非常に楽しいと気づき、ちょくちょく峠へ行くようになりました。
そして何回かいった後、峠の上の駐車場でフィットで走っている人に出会います。

その時の衝撃は今でもはっきり覚えています。そして、その先輩に仲良くしていただいたことで、今の車界隈の先輩方との出会いを果たすこととなったのでした。
そのうち自分もツルんで走るようになり、車もどんどん走り仕様へと変わっていきます。
先輩のお下がりのダウンサスで車高が下がり
シートはお下がりのフルバケットになり
タイヤも中古品でインチアップ
ブレーキ関連も社外品へ変わりました。
最初はいじる気など全くなかったのですが、ひとついじって激変する車を体感して、フィットがどんどん好きになっていったのでした。
まだまだあるのですが、何時間あっても書き終わらないのでこのあたりでやめておきますが、フィットが僕にもたらしてくれたものの大きさをお伝えすることができたかなと思います。
乗っていた期間は1年2ヶ月、走行距離は4万5000km強でしたが、この短期間でフィットを通して知り合った方々は、ゆうに100人を超えています。
もしフィットでなくストリームに乗っていたら、今のような楽しい毎日はなかっただろうし、フィットだとしても、あの日峠にドライブに行かなかったら先輩方との出会いもなかった。そう考えると、一年強のうちに、数え切れないほどの奇跡的な出会いに立ち会えたんだなと思います。
先輩方には数え切れないほど、車について、走りについて教えてもらったり、一緒に改造を手伝ってもらったり、何度も何度も何度も助けていただきました。おかげさまで、何度か事故も起きましたが、きれいなままのフィットでお別れできそうです。
正直言って、フィットを降りることに納得はいっていません。まだまだやることはたくさんあったし、いきたい場所もあったし、逢いたい人もいました。サーキットも控えていたし、夏には海へ、冬にはスノボに行きたかったし、もっともっと長く、車検が切れるまでずーっと乗っていたかった。けど、今日を持って突然フィットは息絶えてしまった。もう元気に走り回ったりできなくなってしまった。
もしもっと早く調子が悪いことに気づいて、正しく対処していたら、あと1万キロ、2万キロ、もっと乗れたかもしれないのに。そう思うと、非常に悔しい。フィットは機械としての役目を一生懸命果たしてくれていたのに、自分は何もしてあげることもできず、最終的には壊してしまった。それを直してまた走り出してやることもできない。エンジンは絶好調で、洗車してピカピカで、今にでも元気に走れそうなのに。悔し涙が頬を伝います。
現実的な話、直すこともできます。が、老体にムチ打って走らせて、どんどん壊れてぼろぼろになっていくフィットは見たくない、というのも正直なところです。自分は心が揺らぎますが、車屋も両親も、そして自分も、無理に直さず廃車する方が懸命だと判断したため、お別れすることになりました。
次の車は、親が許してくれないのでありません。学生に車はいらない、といわれてしまってますので、とてもじゃないですが買ってくれそうにもありません。しばらくは大人しくすることになりそうです。
長々と書いてしまいましたが、結局のところ何がいいたいのかというと、今となっては僕はフィットが大好きです。まさかフィットを廃車にするだけで泣くほどショックを受けるほど気に入るとは、一年前の僕には想像もつきませんでした。何だかんだいっても、貧乏学生の僕には、燃費がよくて広くてよく走るフィットは、僕のライフスタイルにもフィットしていたんだな、と痛感しました。
僕はフィットを降りてしまいますが、これからもよろしくお願いいたします。
Posted at 2016/05/02 20:25:53 | |
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