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世の様々なサービスは概ねどちらかに分けられます。
需要に応じて適切な供給を行うのがオンデマンド　電力の需給はまさにこれに当たります。
電力会社は需要に合わせて様々な発電方式を駆使して　需要に応じた供給をしてくれます。
水力を除いた再生可能といわれるエネルギーは　天候や時間帯に大きく変動するのでどちらにも当たりません。
そのうえ全く計画的ではないにも関わらず全量を買い取ってもらえるという悪法が支えています。（最近は制限が掛かることもあるようですね。）

一方　サービスの値段を考えるとき
需要側から見て
　欲しい時にいつでも供給してもらえるサービスは　高価になります。
　欲しいものがあるが時間を選んだり　納期を待たなければいけない場合は　安価になります。
供給側から見て
　量が足りず　計画的に分配しなければならない場合は　高価になります。
　余分に出来てしまったが　取っておけないから全部引き取ってという場合は　安価になります。

EVの基礎充電は　オンプレミスのサービスだから少し安くなっているのであって　電気が余っているからではありません。
また
EVの急速充電は　オンデマンドの極端な例で　いつ行われるか判らない上に　短時間とは言え物凄い大電力になります。

時々"EVを否定しているのか？"と言うメッセージを頂きますが　そんなことはありません。

　静か、スムーズで強力な加速力　快適で未来感たっぷりな事は否定しません。
　試乗などすると　とても魅力的に感じます。

　誤解を恐れずに言うと　現在のEVは　スーパーカーですね。
　燃費/環境を気にして　スーパーカーに乗る人は少ないと思います。
　スーパーカーに乗る人は走りやデザインに魅力を感じて　選択しているのだと思います。
　真の効率なんか知らない　速くて快適だったらいいというのであれば　選択の理由は　スーパーカーと同じです。
　デザインももっと速そうなカッコいいものにすれば　いいのにと思います。

　EVは目の前で排気ガスを排出していないだけで　トータルの効率がいいわけではありません。
　政策的に燃料に掛かる税金や　補助金によって　目先のコストが歪められているだけです。

　自動車は趣味性が高いので　好みのものを自由に乗ればいいと思います。