昨日エンジン・ミッション・デフオイルを交換してきました。
エンジンオイルはカストロールEDGE 5W-40
ミッション・デフオイルはワコーズWR7590G 75W-90
交換して最初はスコスコ入っていたミッション
しかし、しばらく走ると異変が・・・
3速がめっちゃギア鳴りするんですけど!!
ミッションオイルが冷えているときは普通に変速でき、暖まってくると鳴る・・・
最初は単純に相性の問題かと思い、別のオイルも試す。
次はエルフ TypeB 80W-90
コイツも最初はスコスコ入るが暖まるとダメ。
単純にシンクロが傷んでいるのもあるが、いくらなんでも酷すぎる。
ここまで来たら何でもぶち込んでやろうと、懲りずに更に交換する。
次はスバル純正エクストラS 75W-90
結果は・・・
変わりましぇ~ん
このままでは納得がいかないので調べまくることに。
ここであることに気がつく。
今まで入れてきたオイルはGL規格でGL-5のもの。
しかし、ヴィヴィオ指定はGL-4のエクストラ(75W-80)
さて、GL-4とGL-5の違いは何なのか。
簡単に言ってしまえば
極圧剤が入っているかいないか。
では、極圧剤が入っているGL-5は何に使うのか?
コレはスバル車で言うとレガシィやインプレッサに使われている
ハイポイドギアに対応するためのもの。
ギアのオフセットが大きいハイポイドギアは金属面が拗られるように接する。
と言うことは、簡単に油膜が切れてしまうオイルではギアが速攻で摩耗してしまい使い物にならない。
では、GL-4設計のヴィヴィオミッションにGL-5を入れてしまうとどうなるのか。
今回は、真紅号のシンクロがかなり傷んでいたということをまず話しておきます。
さて、GL-5は4には入っていない極圧剤(添加剤)が入っています。
<極圧剤が入っているとどうなるのか?>
ギアは通常シンクロ機構によりスムーズにシフトチェンジできるように作られています。
そのシンクロ部に極圧剤が入っている5で潤滑したらどうなる?
最初に話したとおり、5は強い圧力でも油膜切れを起こしにくい添加剤が入っています。
スリーブには、シンクロメッシュと呼ばれる機構が備わっている。これは、運転者がシフトノブを操作してギアを入れようとする際、腕力を介して機構中に発生する摩擦力を利用して、スリーブとギアの回転を同調させる機構。(ウィキペディアより)
ということは?
極圧剤が入っていると滑りが良くなりすぎてしまい、本来シンクロで減速できるものが減速し難くなってしまう。
濡れた手でドアノブを回しても回るけど、石鹸が付いた手で回そうと思っても回らないみたいな感じ。
結果、ギア鳴りを起こすというわけ。
シンクロが摩耗しているところにさらにこのオイルだから特に酷い。
考えてみれば単純なことなのになかなかここに気が付かなかった・・・
オイルが暖まる前は普通にシフトチェンジ出来ていたのは単純に流動抵抗のためだろう。
真の原因がわかった所で、シンクロが完全に逝くまではGL-4を入れて頑張ってもらいますよ!
(また交換するんかい!)
コレでもダメならOHします。
その後・・・
レッドラインMT-90を投入し、改善されました。
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Posted at
2013/01/17 22:59:40