2017年08月03日

2017年6月18日 日曜日。今年のルマン24時間レースの決勝当日に山口県美祢市に有る『マツダ 美祢自動車試験場』にて、創刊55周年を迎えたカーグラフィックの記念イベント、“CG EXPERIENCE PART1”が行われた。
ダメ元で応募した抽選に幸運な事に当選。約100人の参加者の中に入る事ができた。
会場はかつて美祢サーキットとして親しまれていた場所。集合時間5分前に到着したのだが、3.8の着順はブービー。このイベントに参加する方々の熱意を今更ながら強く感じる。
定刻通りに入場開始、ノロノロと順が進み3.8の順番がまわって来る。スタッフが手渡しくれた紙袋にカメラ、ケータイを入れスタッフに預ける。これが入場の条件である。
参加車は先導車に引き連れられピット裏の駐車場へ向かう。その後ピット上のミーティングルーム向かうのだが、その時ピットに走行準備をしている787Bが目に入って来た。俄然テンションがアガル参加者達。
全員が揃った所でCG代表である加藤氏が開会の挨拶。このイベントが冗談みたいな事が切っ掛けで始まった事に一同笑いが起きる。
マツダの方から美祢自動車試験場の変遷、試験内容等の説明を受けた後、元ワークスドライバーである従野氏と元RX−7開発主査 小早川氏、CG早田、大谷記者に由るトークショーが始まる。当時の現場で闘っていた方々の話は雑誌等では感じる事が出来ない迫力があり、またこぼれ話も興味深いものばかりだった。
トークショーの後は今回のメインイベント『787B』の走行見学会。
ピットに佇む787B。それを手慣れた様子でメンテナンススタッフがエンジンに火を入れる準備をしている。
その間、スタッフの邪魔にならない様に外されたカウルを観察したり、エンジン部を覗き込んだり、滅多に見れない所を皆で観察。
スタッフの一人が「レーシングカーの音は想像以上です。マフラーの方には居ない方が良いですよ。」と一言忠告。
そしてエンジン始動前の幾つかの儀式が済んだ後、栄光の4ローターが目を醒す。
覚悟をしていたにもかかわらず一同それぞれに驚嘆の声を出す。
エンジンを暖めるため幾度かのブリッピングを繰り返し、従野氏が乗り込む。そして僅か100人程の為だけに787Bが走り出す。
今まで何度か787Bの走る姿を見て来たが、この様な特別感溢れるシチュエーションは初めてだ。
彼方から“天使の咆哮”が響いて来る。立ち上る陽炎の向こうから四つのライトの光が見えて来る、その刹那一気にオレンジとグリーに彩られたマシンはホームストレートを駆け抜ける。
やはりいかなる自動車も『走る姿』が本当の姿なのだと痛感する。
時間一杯無事787Bが走りきった後は2班に分かれてレストアプロジェクトにて復活したコスモスポーツのプレゼンテーションと懇談会が行われた。
技術の伝承、マツダDNA継承を目的にサプライヤーも巻き込んでこのレストアプロジェクトは進められている。
この計画ではロータリー車だけでなく、歴代のMAZDAを代表する車達が復活する予定となっている。
懇談会では和気あいあいと普段話等出来ない様な方々とあれこれQ&Aが行われた。
この時MAZDAのスタッフの方が「どうも今年もトヨタさんの優勝は難しい状況の様です。」とレースの途中経過を教えてくれた。その瞬間ミーティングルーム中に響き渡る様な安堵の溜め息が出た。
この懇談会、マツダのレース史を知っていれば色々楽しめたのだろうが、3.8の浅い知識ではなんとなくとしか感心する事しか出来なかった。
定刻となり渡辺編集長の閉会の挨拶が有った。
その時に言われたのが「デジカメ、ケータイが無かったお陰で、より今日のイベントを楽しめたのではないでしょうか?」。
氏曰く、カメラが有れば撮る事に、スマホが有ればSNS等にアップする事に夢中になり目の前の感動が薄くなってしまう。それらを手元から無くす事によりいつも以上に参加者一人一人の心に焼き付いたのではないかと。
また、いくら上手に文書を書いても、思わず驚いたエンジン始動の瞬間の音や、ホームストレートを駆け抜けるエグゾーストノート。焼けたゴムや、普通の車では嗅ぐ事の出来ない排気ガスのニオイは当然ながら100%伝える事は出来ない。だからこそこう言ったイベントが有れば積極的に参加してもらいたいと。
そして会は終了。最後に早田氏に某女史に伝言を頼み会場をあとにする。
以上備忘録。
Posted at 2017/08/03 21:49:36 | |
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MAZDA | 日記
2017年06月18日
ダメ元で応募したこのイベント。まさか当選するとは(汗)
今年のル・マン決勝日に日本車で唯一のル・マン優勝車の走る姿を見れるとは・・・場所は美祢だけどw
色々と約束事があり詳しくは書けませんが、やっぱり787Bの咆哮はいつ聞いてもシビレますね♪
今回のイベントのレポートはいずれCG本誌に掲載されるでしょうからそれまではお預け。
オマケ(?)
折角美祢まで出かけたので一度訪れてみたかった別府弁天池にも立ち寄ってみました。
想像以上の池の色に驚き,癒されました。

余りの透明度の高さにただ只驚かされるばかり。因に色の原因はハッキリとは解っていないそうです。うーん、不思議。
Posted at 2017/06/18 21:58:43 | |
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MAZDA | 日記
2017年06月04日
Posted at 2017/06/05 02:06:17 | |
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MAZDA | 日記
2017年05月19日
4月15日 恒例の『タカタのイベント』に参加。その日は朝から雨に祟られ、降雨の中でゼッケンを貼る。そして一日を無事過ごし、帰宅後洗車。
その夜何気なく相棒のボンネットを見ると、謎のシミが・・・
位置、大きさから考えて『ゼッケン』の痕である事は確実。取りあえず、ワックス等でシミを擦ってみるが一向に薄くなる気配無し。
翌週、困った時のチェックオートにてバフをかけてもらう。しかし、全く変化無し。
そこで何時もお世話になっているディーラーに持ち込んでみる。勿論、どうする事も出来ず・・・。
サービス担当の方が「本社、メーカーに問い合わせて何らかの情報を手に入れます。」と約束。
GWは五月の爽やかな風を十分に楽しむ。
GW明けのある日、ふとボンネットを見ると例のシミが目立たない!?と言うか消えている???
大至急ディーラーに連絡。勿論サービス担当も驚く。
後日サービス担当からシミの原因は『水』であると報告がある。
氏曰く、濡れた塗装面に防水紙(ゼッケン)を貼付け、炎天下に晒した事により、熱で柔らかくなったクリアー層に水分が浸透しシミが出来た様です。
故もって、五月の爽やか(低湿度)な空気を当てながら走り込んだ事により少しずつ水分が蒸発し、シミも消えたと言う訳だそうです。
この症状は輸出時に希に起こる事もあるそうで、ボンネット、ルーフ、トランクに貼ってある白いシートが原因でシミが出来そうです。
因に、その症状が出た場合はドライヤーで乾かす事で綺麗に直るのだとか。
この事は中々ネットには上がっておらず、情報が無い事にここ一月程モンモンとしていました。
ここに書き記す事で誰かの役に立てればと思います。
Posted at 2017/05/19 21:07:03 | |
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MAZDA | 日記