
☆先日のS-GTでの事件?です
日産はちゃんと対策したのにトヨタは何故に対策をしなかったのでしょうか?
疑問が残ります…
以前、ホンダはあれだけ苛められたのに、わざわざ事前に意見書を出したんですよ?
GTA、予選スーパーラップ遅延の件について説明
2008年07月27日
GTアソシエイションは27日、スーパーGT第5戦SUGOの予選日に起きたZENT CERUMO SC430の予選タイム削除、またそれに関するスーパーラップの遅延について、定例の記者会見の場で説明を行なった。
会見で説明を行なったのは、GTアソシエイションのレース事業部担当の佐藤直樹執行役員。佐藤役員による説明を参考に、今回の一件の流れを追ってみると以下のような流れになる。
●金曜日
GTアソシエイションに、童夢レーシングチームからGT-R、SC430のサイドミラーの面積に関して“疑義調査依頼書”が提出される。それについてGTアソシエイションではニッサン、トヨタのチームに対して申し入れ。
●土曜日
11時17分:(公式予選1回目中)
公式車検の結果に対する抗議という形で18号車童夢レーシングチームから抗議が大会事務局に提出される。内容は38号車ZENT CERUMO SC430のドアミラーが競技車両規則に抵触しており、規則違反ではないかという内容。具体的には、ドアミラーの大きさが“市販車と同等以上でなければならない”という規則に対して小さすぎるのではないか、という内容。
公式予選1回目終了後:
ZENT CERUMO SC430に対する検査開始。38号車のドアミラーを外し、表面積を測定、確認。同時に市販車のSC430のミラーを検査し寸法、面積を確認。38号車のドアミラーの表面積の大きさが市販車に比べて小さいと組織委員会技術委員、審査委員会が裁定。
15時21分:(GT300クラススーパーラップ開催中)
検査委員の結果により裁定が成立。公式通知No.18が発行される。
15時27分:
公式予選1回目のGT500クラスの暫定結果が発表される(GT300クラスの結果はすでに発表済み)。ただし、裁定が成立した15時20分から1時間はトヨタ・チーム・セルモに対して“控訴権”が与えられるため、その間は暫定結果のみ。正式結果は出すことができない。
15時45分ごろ:
トヨタ・チーム・セルモから“控訴しない”旨の連絡が公式に入る。すぐにGT500クラスのスーパーラップのスタート進行を開始。
16時5分:
GT500クラスのスーパーラップスタート。XANAVI NISMO GT-Rがコースイン。
今回の流れにおいて、スーパーラップ開始が遅れるまでに時間がかかった理由について佐藤執行役員は「まず、SC430の量産車のミラーの寸法を提出しなければいけないのですが、そのSC430のミラーを入手するのに時間がかかってしまった。それと、審査委員会の裁定に対する控訴権を1時間待っていたというのがありました」と説明。その上で、「競技運営としては国際ルールに乗っ取って審議、裁定、控訴という手順に沿って行ったので、進行に不具合はありませんでした。ただし、私ども主催者とGTAが連携を密にして、お客様、エントラント、関係者に適切な情報がタイムリーに発せなかったのは私どもの反省です。今後はそれらの主催者とGTA側がもっと連絡を密にして、そういった情報をお客様等に発信できるような体制作りをしていきます」と今後の反省材料とする決意を明らかにしてくれた。
なお、この説明のあと質疑応答の場が設けられたが、内容は以下の通り。
Q:この件について、金曜日からサーキット内で話が出ていたというが、金曜日の段階で手を打つことはできなかったのか。
佐藤執行役員(以下S):金曜日の時点で、GTAに疑義調査依頼書というものが当該チームから出されました。それについては、ニッサン、トヨタチームにその旨の申し入れはしました。それに対して、土曜日の予選までにニッサンGT-Rには全車ミラーを変えて、トヨタチームはそのままでやっていたという経緯です。
Q:それなのになぜ車検を通ってしまったのか? 他のトヨタのマシンはなぜそのままスルーで、セルモのマシンだけが違反だったのか。
S:これは推測ですが、
トヨタチーム側としては規則に抵触していないという判断でそのまま車検に臨んだと思います。
Q:確認だが、抗議は38号車に対して提出されたのか。ということは、他のトヨタチームすべてに出されたということではないのか。車両の種類に対して抗議を出すことはできるのか。
S:該当チームすべてに対して(抗議を)出すことはルール上できます。ただし、抗議料(注:抗議の際には費用が発生する)は1件1台なものですから。そのあたりは抗議側の判断で、38号車に指定されていたのではないかな……と思います。
Q:では、なぜ38号車なのかは童夢に聞かないとわからない?
S:そうです。
Q:あのタイプのミラーはGT300チームでも使っていると思いますが、GT300チームにも同じような通達が出されたのか。
S:いや、GT300チームには出されていません。
Q:では、GT300ではあのミラーは合法ということなのか。
S:合法か違法かを証明するのはエントラント側なものですから。それを確認する、証明するものを持つのはエントラントなので。大会の技術委員側からそういう申し入れがエントラントにあれば、エントラントは証明するものを提出しなければならない。
Q:では、抗議が上がらなければそれを使用し続ける場合もある?
S:はい。あります。
Q:控訴するかしないかの判断を待ったとのことだが、もし仮に38号車が控訴した場合、スーパーラップはどうなっていたのか。
S:正式結果が出ないので、暫定のままその結果は保留になるので、もしそうなれば38号車はそのままでスーパーラップに進出したという状況です。暫定の形で予選を行い、決勝も同じような結果になります。要するに、控訴されると大会組織委員会の判定の範疇ではなく、JAFに上げられますので、その結果はここでは保留になります。
Q:GTアソシエイションのテクニカル部会というものに3メーカーが入っていると思うが、今回のような件はその場で解決できなかったのはなぜか。
S:我々の反省のひとつとして土曜日のお客様を待たせてしまい迷惑をかけたということでもあるので、次回のテクニカル部会ではそういったことを提案して、どうするべきかを審議したいと考えている。
Q:スポーティングルールも検討していくのか。
S:今後の課題と考えている。
Posted at 2008/07/29 21:49:10 | |
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