
ブロンコに来場する方のもっぱらの関心はタイヤに集中している。もちろんMTタイヤだが、ブロンコが関東ローム層というぬるりとしたステージであるため、面圧の高い細身タイヤが好まれているように感じる。サンドやロックステージがあればもう少し太めのMTが好まれると思うが、やっぱり細身大径タイヤがベスト。アイスバーンを走るラリーマシン、またパリダカールを疾走するマシンも細身タイヤなのは、総合点の高さからなんだろうな。
さてさて、昨年の10月にジオランダーMT+から履き替えたナンカンFT-9が、そろそろ1年を迎えるので記録としてここに残しておくことにした。サイズはJB23の2インチアップ以上に適合(一部干渉対策済み)する185/85R16を選択。ナンカンと言えば「中華タイヤね」と言われるが、ちゃんとした台湾製でロードの世界では知名度が高いブランド。四駆タイヤとしての実績と知名度が低いだけ。訳あって1年履き続けているナンカンタイヤだが、これまでに15,000kmほど走行し、ブロンコ道のガレ場や場内のオフロード走行などでかなりハードな使い方をしてきた個体ながら、思いの外良く働いてくれているという印象が強い。
得意なステージはマッド、苦手なのはウェットなアスファルト。オフロードでのトラクションは明確で、アクセルを踏めばぐっとトラクションがかかる。ただしフリーの際は横方向へのルーズさがあるため、メリハリのあるドライビングが必要。
15,000km走ってほぼ五〜六分山。カッチンコッチンなアメリカンタイヤほど耐久性が高いと言えないが、ダンロップのMT2よりは良いのかもしれない。とはいえ、面圧が高くて圧倒的にオフロードで強いシーエリアの広いタイヤの宿命でもあるから仕方がないだろうなぁ。
個人的には好きなタイヤだが、価格の見直しによって値上がりしたのがちょっと残念、と言いながらも最安値だと1本8.390円(笑)

装着前のバリ山状態! 視覚的にもマッドで強そうなタイヤだ。

15,000kmを走った現在の状態。過酷な使われ方をされているにも関わらず、バーストやサイドカットもなし。

前輪にブレーキング摩耗は僅かしか現れていない。リアは全くきれいな減り方だ。走行音も小さく、MTを履いていることを忘れるほど(麻痺か?)
Posted at 2013/10/01 15:07:02 | |
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ジムニーJB23 | クルマ