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溶けてプチルゴム化したゴムベルトを交換しましたが動かないWALKMAN。約35年前の骨とう品です。

動いてもすぐ止まるという症状です。

以前ブログにアップしましたがあれから、原因をいろいろ考えました。

思い当たるのは、テープは終わっていないのにテープが終わったと判断しているような…

それを検出しているのは、リールの回転に赤外線を当てその反射を読み取っているダイオードです。
フォトイタラプタと呼ばれている部品です。



この部品は8の字の形をしています。上側の○から赤外線を出し、下側の○がフォトダイオードになっていますのでここで光を読み取っています。



リールのこの部分が鏡と黒に塗り分けられています。リールが回転するとルーレットが回るような感じで鏡の部分と黒い部分が現れます。ここにくっつく形でフォトインタラプタが配置されています。そしてこの部分に赤外線を当てるとルーレットの回転に合わせ鏡の時は赤外線が反射され、黒の時は反射されないという現象が起こります。これをフォトダイオードで読み取りリールの回転を検知する仕組みです。
一般のカセットデッキなどにも使われている手法です。
話が長くなりましたがこの部品が劣化してリール回転が正常に読み取れていないと予想しました。
赤外線が出ているのはデジカメ越しに見えましたが、ダイオードテスタを当てても左右で値が違うようでしたので念のため劣化を疑って勘で交換することにしました。





予想は取り合えすビンゴのようでした。交換すると動き出しました。
しかし、ピンチローラーの劣化も激しいようでスリップします。ペーパーで表面をこすってゴムのザラザラを復活させてどうにか安定して動くようになりました。


しかし、ボリュームがかなり劣化しているようで片側から音がほとんど出ません。また、強烈なガリです。
ボリュームの分解掃除が必要なようです。しかし、ボリュームは消耗品ですので復活するか不安です。
接点クリーニング液＆接点復活材では効果はありませんでした。これらで古くなった接点皮膜を逆に攻撃した可能性もありますので開けてみないと不安です。

しかし、また細かな半田を8か所くらい外さないといけません。手持ちの半田吸い用の小手先はこの細かなパターンに対しては太すぎます。パターンも劣化していますので剥がさないように慎重な作業が求められます。

面倒なので次回の作業とします。すごくめんどくさいような(*_*)

その3に続くか？です。