soraかさいのイベントに参加

友人からイベント情報があり予約して嫁さんと二人で参しました😊







家から車で２時間程かかるので10:30からのうずらのシアターガイドには間に合いません。
②のうずらの戦跡ガイド&シアター鑑賞と③のsoraレクチャー3を予約して参加しました。
soraかさいは旧日本海軍の姫路航空隊があった所で川西航空機の飛行場と工場も隣接していました。
その飛行場のコンクリート製の滑走路と基地の施設が今も保存されています。





soraかさいの展示室には川西航空機の工場て組み立てていた当時の最新鋭機紫電21型(紫電改)のスケールモデルと練習機として使い後に特攻機として沖縄の海に散った97式艦上攻撃機11型が展示されています。
この11型は1重星形エンジンの700馬力級の旧式で真珠湾攻撃時には一戦では使われておらず練習機になっていて末期には特攻に使われたようです。しかもここうずらの飛行場からは昭和20年4月からの特攻でそれにこの特攻機は雷撃機のため3名が乗機します。1度に3人の若人が亡くなったことに強い憤りを感じずにはおれません。




当時の姫路航空隊の基地の様子です。
台地になっており、水に乏しく農地にはなっていなかったため労働者を集めて1年程度で基地を作ったそうです。



現在残っている滑走路は川西航空機の試験機用のコンクリート製滑走路で、海軍用は舗装されておらず今は神戸大農学部の実験圃場等になっていて残っていませんが、防空壕や弾薬庫など一部が残っていて一部が公開されています。






戦跡を回る前に簡単に腹ごしらえ😊
近くの喫茶店が出店していて卵サンドとプリン🍮を頂きました。中では食べれないと言う事で寒い外のテーブルでしたが卵がフカフカで美味しかったです。








時間になったので多目的室で受付をして、戦跡見学スタートです。
案内役は兵庫県立北条高校の生徒が担います。




先ず弾薬庫跡に行きました。



天井のコンクリートの厚さは1mあるそうで外観は戦時中のものとは思えないほど綺麗で今でも使えそうでした。

飛行隊基地までの道路脇には素掘りの防空壕か残されています。周辺住民用で中は曲がっていて爆風が直接中まで入らないようになっています。









先に進み機銃座に向かいます。










これは映画に使われた模型ですが、25mm連装対空機関砲です。
これで高速で飛行する戦闘機は墜とせないとは思いますが飛行場周辺には5箇所あったようです。



姫路飛行隊の正門が復元されています。







傍に兵隊用の防空壕がありますが兵隊用なのでコンクリート製で中は複雑に折れ曲がっていて換気口も設けてあります。



最後に巨大防空壕に向かいます。



基地内最大の防空壕です。
中には当時発電機が設置されていて非常時には稼働したようです。



壁をスクリーンにしてうずらの飛行場の説明や加西市の取り組みについて説明がありました。

シャトルバスでsoraかさいに戻り平和祈念の碑に祈りを捧げました。



北条高校の生徒たちにお礼を言って多目的室でのレクチャー「特別講演会　川西航空機　伝説のテストパイロット」を聞きました。









川西航空機は主に飛行艇を開発生産しており、うずらのでは水上機の「強風」を戦闘機に改造した「紫電11型」とその改良型の「紫電21型(紫電改)」を組み立てていたようです。
また当時としては最高の飛行艇「2式大艇」は川西航空機の傑作機です。その技術は現在の新明和工業に引き継がれPS1、US1として世界から注目を集めています。




講演会はこの本の著者南堀英二さんが稀代の名テストパイロットの森川勲氏の業績を話されました。森川氏は2式大艇のテストパイロットでした。
記念にこの本を購入し、サインを頂きました。




最後に展示を詳しく見ていきます。



当時の飛行服です。
これを着て飛び立ちました。





紫電改は松山の343空所属の塗装がされています。



操縦席だけ別に再現されています。
プラモデルを作る時の参考にします。

次回は12月16日にあります。



特別講演会は山本長官機の今です。
都合がつけば行きたいと思います。