Record Breaker

日本の競馬界ではコントレイルが父子無敗三冠を達成した同日、F1でも新たな金字塔が打ち建てられました。ポルトガルGP、ハミルトンの歴代最多勝更新です。

何を語ろうにも語り尽くせる筈もなく、ただただ、その偉業に敬意を表します。

セナが生きていたらとか、過去のチャンピオン達と比較するのはナンセンスです、レギュレーションは流転しています。最強のマシンに乗ってると揶揄する人も居ますが、モータースポーツはほぼその歴史です。最良のタイミングで最良のパッケージを手に入れられるか、自らそれをオーガナイズ出来るかが、チャンピオンの本質だと思います。

2013年終了時に最多勝記録を更新し得るドライバーと問えば、皆、ベッテルと答えたと思います。しかもその年のハミルトンはメルセデス移籍初年度でキャリア最少の1勝…誰しも彼の選択を嗤った筈です。

彼と彼の信じるチームは不断の努力でその「刻」を待ちました、翌年以降の圧勝劇は説明不要ですね。しかも彼らは未だに進化を続けています。才能、運、信頼、信念、努力…全ての賜物に違い有りません。

今後の記録更新に興味が尽きません、勝的要因の記録はほぼリライトされると思います。しかし全92勝をメルセデスエンジン、メルセデスエンジンの198勝のほぼ半数がハミルトンです。後世にはきっと『メルセデスの寵児』と称えられるのでしょうね。

キミはというと…

ソフトタイヤの恩恵も有りますが、オープニングラップの80秒の間に10台をごぼう抜き！6位までポジションを上げる『神ドライブ』！！

初開催、しかも雨が降る未知の路面を読み、他車の動き、滑るリアに即座に対処しながら先を見据えて走る姿は、全く衰えを感じさせません！また半狂乱！！(笑)

しかしポイントは獲れず、「最終的には何も恩恵が無かったわけだから大した意味はない」とピシャリ(苦)。



流石、V10、V8、V8+KERS、V6Hybridで優勝してる唯一のドライバー…アンタも『パネェっす』。