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Miki.Raikkonenのブログ一覧

2018年01月15日 イイね!

#19 下荒井観音

#19 下荒井観音真言宗松命山蓮華寺、第十四番札所であり、本尊は聖観世音。管理は近隣の宝寿院がなされています。

北会津、会津坂下、塩川コースです。蟹川橋(阿賀川)を渡り市内北会津町に入ります、県道59号線を道なりに荒舘小学校を目指します。県道72号線との交差点を会津美里方面へ左折、駐在所の信号交差点を右折すると看板を確認出来ました。

先述の左下無頸観音の伝説がこの地名と、延いては合併消滅しましたが故郷新潟の地名の由来とリンクしてるのは大変興味深いです…確かに左下観音とこちらは県道23号、72号線と北上すれば阿賀川沿いに一本道です。

また、開基した仁範和尚の高野山行きを観音の化身が御詠歌である

高野山 余所に在らじの 下荒井 三鈷の松の 法の朝風

と詠み与え思い留まらせた、などと或る意味、一番伝説に彩られた御堂かも知れません。

創建は南北朝期とも。鎌倉期の可能性を示す資料も有るそうです。蓮華寺は飯豊山神社の別当を務めるなど盛期も有りましたが、明治期の神仏分離令、廃仏毀釈により、こちらも廃寺となっています。

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一般的に松葉は二葉ですが稀に三葉が出ます、その三葉の出現率の高い樹を密教法具の『三鈷杵』に準えて『三鈷の松』と云うんですね、高野山開山のきっかけにもなったとか。

自分の心持次第で何処でも道は究められる…の解釈で宜しいでしょうか?

遅くなりましたが、皆さんにとって本年も佳き年となる事を祈願します!m(^^*)
Posted at 2018/01/15 19:15:07 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2017年12月25日 イイね!

#18 中田観音

#18 中田観音曹洞宗普門山弘安寺、第三十番札所であり、本尊は十一面観世音。

法用寺観音から県道365号線に戻り会津坂下町方面へ更に1㎞少々、小路に右折した集落の中に在ります。先述の『会津ころり三観音』の一つであり、内外から『中田の観音様』と親しみを込めて呼ばれ、この三十三観音の中でも一番メジャーかも知れません、各方面に看板が在るので容易です、法用寺に来たらこちらもという感じで既知の場所でした。

残念ながら来春までの改修工事中で堂内や、信心の人が抱きついて念願すれば成就するとされる『抱きつき柱』の拝観は出来ませんでした。

会津が生んだ医聖、野口英世の母シカが深く信仰した事で有名です。息子の火傷治療と立身出世を願い、毎月17日午前1時頃になると遥々猪苗代から歩いて、一晩観音堂にお籠りして帰って行く月詣りを欠かさなかったそうです。故郷へ錦を飾った英世が、母シカ、小林先生と3人でお礼参りをした写真が堂内に残っています。

本尊は近隣の『米沢千歳桜』の伝説となった長者江川常俊の一人娘、常姫の死を弔う為に作られたとされる2m近い鎌倉期の鋳銅立像、脇侍の不動明王と地蔵菩薩はレアな配置だそうです。

巡り来て 四方の千里を 眺むれば これぞ会津の 中田なるらん

妻はこちらの御朱印は既に頂戴済み、三観音専用の御朱印帳が有る事は知っていたので、私も頂戴してみた帰路の事…

「御朱印帳一緒に預かるよ」

「あ~サンキュ」

!? 何これ~?!」

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!? …『お墨付き』を頂きました」

…と冗談で笑い飛ばし、妻に惚れ直されました(笑)

おお!開眼したか?オレ!?(笑)

皆さんにとって来る年が佳き年となる事を祈願します!m(^^*)
Posted at 2017/12/28 18:03:17 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2017年12月24日 イイね!

#17 法用寺(雀林)観音

#17 法用寺(雀林)観音天台宗雷電山法用寺、第二十九番札所であり、本尊は十一面観世音(二躯)。管理は道中お見掛けした福泉寺がなされていますが、御朱印は檀家様です。

浮身観音から一度R401に戻り昭和村方面へ500m、県道53号線に右折、柳津町方面へ約2㎞、県道365号線へ右折します。この赤留塔寺線が会津まほろば街道をトレースしています、会津坂下町方面へ約3㎞、雀林集落の中に在りました。

こちらも境内に在る会津五桜の一つ、『虎の尾桜』を何度か拝観に来ているので既知の場所です。

御詠歌にも有る通り、当初は現在地から西へ林道を約3㎞、蓋沼の畔に養老四年(720年)得道(徳道)によって創建されましたが火災に遭い、大同年間、徳一上人が現在地に再建したと伝えられています。

会津では後日伺う恵隆寺(立木観音)と並ぶ最古級の寺院で、それこそ再建に関わる徳一が慧日寺、勝常寺を開き、本格的に仏教を広めるまでは会津仏教の中枢といえるほど栄えていたそうです。

長く無住で荒廃している感は有りますが、「仏都会津」発祥の寺院として、会津の仏教文化を色濃く残す重要文化財を多数保有しています。その中でも目に付くのが傍らに並ぶ雪国には珍しい三重塔、会津に現存する唯一の塔です。

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屋根の逓減率(初重から三重までの大きさの差)の少なさや、相輪までの高さが20mを越すなど、県内に在る三重塔の中でも最も美しいと云われます。

巡り来て 西を遥かに 眺むれば 雨露繁き 古方の沼

伝統行事『蛇の御年始』は、正月の風物詩として県内でも有名です。m(^^*)
Posted at 2017/12/24 16:57:30 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 日記
2017年12月18日 イイね!

#16 浮身観音

#16 浮身観音天台宗道樹山龍興寺、番外札所一であり、本尊は聖観世音。

高田観音からR401を挟んだ反対側となります。車では5分と掛かりません。

こちらは毎初夏、境内の『華芳園』で蓮を拝観させていただいてるので、既知の場所です。20種類以上の蓮が咲くのですが、その中には約2000年前の遺構から見つかった種子を、現代に開花させた物も有ります。

会津美里町は徳川家康の側近、知恵袋として謳われた慈眼大師天海ゆかりの地であり、龍興寺はその中心的な存在です。この寺で得度し、両親と目される墓碑や他史跡も在る事から出生も当地であろうと云われています。

龍興寺境内にある八角の御堂、『八葉堂』が浮身観音堂です。

永禄年間、少年期の天海が霊夢によって浮目という土地から土仏の観世音を発見し、この土仏を模して木像に造り替え、その胎内仏として土仏を入れたとされています。

また龍興寺は県内に3つしかない国宝の1つ『一字蓮台法華経』を有する事で有名です。完成に280年を要したと云われ、経文69384字の一字一字を仏と見立て、淡彩の蓮台座に乗せる様に写経されています。

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先般の縁も有り、御朱印を頂戴しようとご挨拶申し上げると院内に通され、神々しささえ感じる先代住職様に富岡観音と共に揮毫、巡礼の心得、法話を頂戴しました。

浮身をば 助け給へや 観世音 みちびき給え 弥陀の浄土へ

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これも頂戴した『十句観音経』の栞、この題字の様に一字蓮台法華経は写経されています。八葉も蓮花の意、総ては『蓮』へのオマージュなのでしょう。

…初めて憧れたマシンも、セナの駆る漆黒のロータスでした。m(TT*)
Posted at 2017/12/18 18:16:47 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2017年12月12日 イイね!

#15 高田観音

#15 高田観音天台宗高田山天王寺、第二十八番札所であり、本尊は十一面観世音。

大岩観音から戻りR401を旧会津高田方面へ約6㎞、高田厚生病院を目指します。病院の奥が高田観音です。駐車場も寺所有(実際、札所石柱が入口に在る)らしいので迷惑にならなそうな所に駐車させて頂きました(笑)

平安期、光孝天皇の皇子とされる観裕法師が、行基上人作と伝わるこの観音像を持ち、この地を訪れ聖地と悟り、創建したとされています。

旧観音堂は500m東に在ったそうですが、度重なる火災により明治22年に現在地に移遷されました。白漆喰仕上げなのもその経験からでしょう。しかし驚いたのは向拝の欄間、これは焼け遺った物だと思われます、龍や獅子等の彫刻が素晴らしいです。

本尊は「温もり」を有している事から『人肌観音』とも言われています。以前は33年に一度開帳される秘仏でしたが、近年は年に一度、8月10日に半開帳として御開帳されます。

昔より 立つとも知らぬ 天王寺 奥の細道 轟きの橋

参道にはフクロウの置物がたくさん!

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『梟』『不苦労』…う~ん、肖りたい…m(^^;)
Posted at 2017/12/12 17:22:30 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域

プロフィール

「Fも完了。エビタイモケーよ。(^^;A」
何シテル?   11/12 15:48
初代ヴィッツやエボⅢを散々改悪した反省か、最近漸く真面になって来ました(苦)。
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