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Miki.Raikkonenのブログ一覧

2018年02月07日 イイね!

#26 大木観音

#26 大木観音真言宗紅梅山常安寺、第一番札所であり、本尊は十一面観世音。

青津観音から再度県道21号線に戻り喜多方方面へ約2km北上、阿賀川を渡り喜多方市塩川町に入ります。直ぐ左手の大田木集落に在りました。

こちらから巡礼を始めるのが本来の姿、こちらを発願所としたのは「願う心の大き」を擬したと文献等に有ります。立派な山門(仁王像がカワイイ)は有るものの非常に質素で、高名な巡礼の発願所のイメージで来られると面喰うかも知れません(苦)。

常安寺の創建は不詳ですが、当地の実力者だった大木左馬亮(常安長者)が自らの持仏を安置したのが始まりと伝えられています。伊達、蘆名の兵火により焼失荒廃しましたが、上杉景勝の慶長年間に再興されました。

この巡礼を通読して下さってる方はお気付きかも知れませんが、発願所と(定番)結願所は近いです。ただ、阿賀川を渡る必要が有るので、当時この順番で勧請されたと思われます。

阿賀川の畔のここ大木から右回りに喜多方市、会津若松市、会津美里町、会津坂下町の御池へと阿賀川の対岸へ再び戻って来る巡礼です。

万代の 願い大木の 観世音 あの世とともに 救け給えや

娘達が無事手から離れたら…そのお礼も兼ねて順番通りにゆっくりと、御朱印も頂戴しながら妻と再巡礼したいです。m(^^*)
Posted at 2018/02/07 22:04:41 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2018年02月04日 イイね!

#25 青津観音

#25 青津観音浄土宗示現山正徳寺、第三十二番札所であり、本尊は聖観世音。

御池観音から県道21号線へ戻り喜多方方面へ更に2㎞ほど北上、阿賀川の手前左手ある青津集落に在りました。

各資料が指し示す住所は管理する近隣の浄泉寺ばかりなのと、亀ヶ森古墳と同一とは露知らず、暫く集落内を迷走していました。また道幅は狭くNで正解でした(苦)。

亀ヶ森古墳は4世紀末築造と推定される前方後円墳です。県内最大、東北では雷神山古墳(宮城県名取市)に次ぐ規模で、当時の会津地方の歴史を知る上で大変貴重な存在です。

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当初の別当寺院である正徳寺(青木寺)は、こちらも「高寺」の三十六坊の1つの後身と云われ、室町末期の天文年間に岌円和尚により再興、永禄年間に松岩和尚が境内に観音堂を造営したとされます。

江戸初期の慶長16年(1611)に発生した会津大地震と、その後の大水により御堂が倒壊し、本尊は隣村に境内を構える現在の別当寺院である清光山浄泉寺の本堂で祭られる事になりました。

正保年間に現在地である亀ヶ森古墳の後円部頂上付近に御堂が再建され、以降、浄泉寺が引き続き管理しています。浄泉寺の創建は不詳ですが、これまた「高寺」の三十六坊の一つ「浄泉坊」の後身と云われ、南北朝期に生江大膳(蘆名氏家臣)により再興されています。

春は花 夏は青木に 繁りつつ 秋は紅葉に 染むる露しも

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…この手の争いは何時の世も何処の国でも変わらない様で。m(^^;)
Posted at 2018/02/04 17:14:44 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2018年02月03日 イイね!

#24 御池観音

#24 御池観音曹洞宗羽黒山西光寺、第三十三番札所であり、本尊は聖観世音。

立木観音からR49に戻り会津若松方面へ。緑町交差点を左折し県道21号線を喜多方方面へ道なりに約2㎞、右手に在る御池田集落の西端、田圃の中に佇んでいました。

冬季の地吹雪や雪害が厳しいのか既に雪囲いが施工されていました(12月初旬)。

創建は安土桃山期、春廣和尚によるとされ、現在の御堂は江戸期享保年間に再建されたものです。また西光寺は立木観音でも触れた古代大寺院「高寺」の三十六坊の一つ、「西光坊」が前身という説もあります。御堂だけを見ると古びた感は有りますが、西光寺の境内は定番としての結願所に相応しく立派でした。

本尊は更に遡って平安初期、付近に在った蓮池に身丈8寸(約24cm)の聖観世音が出現し、白雲山清寧寺に祭られるも後に廃寺、西光寺が再興したと云われています。

市内東山に羽黒山湯上神社が在りますが、仏式が廃される前は東光寺(寺号が対)と呼ばれ関係が深かった様で、出羽三山羽黒山修験の影響下にあったと思われます。

参るより 恵も深き 御池の 池の蓮は 我を待つらん

WRC好きなので助手席から「オイケ」と聴こえると右にステアを…

切らない切らない。m(^^;)
Posted at 2018/02/03 16:30:28 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2018年01月28日 イイね!

#23 立木(塔寺)観音

#23 立木(塔寺)観音真言宗金塔山恵隆寺、第三十一番札所であり、本尊は(十一面)千手観世音。

束原観音から県道72号線に戻り更に会津坂下方面へ北上、R49に合流左折、新潟方面へ。塔寺BP東の交差点から塔寺集落に入り約1㎞、看板が在るので直ぐに解ります。こちらも近隣の心清水八幡神社と共に度々参拝に来てる場所です。

本尊は弘法大師空海の作と伝えられ、身丈8.5m、一木彫で根付いていた(立木)仏像としては日本最大級、また、脇侍の風神、雷神、二十八部衆の30躯の眷属総てが揃っているのは(京都)三十三間堂とこちらだけと云われ、それを納める御堂は三十三観音中最大級となります…以前、団体客に紛れて堂内を拝観しましたが圧巻でした。

また、渡来僧青岩、「立てば前 座ればうしろ 山吹の 黄金千杯 朱千杯 三つ葉うつぎの したにある」という不思議な歌、後方にそびえる高寺山が織り成すの『高寺伝説』が事実であれば、538年の仏教公伝とほぼ同時に開基された事になります。

本尊が今尚根付いていると云う方も居ますが、略年史や生物学的に有り得ません。そもそも信心にその真偽の重要性は無いでしょう。

遙るばると 参りて拝む 恵隆寺 いつも絶えせぬ 松風の音

先述の『会津ころり三観音』の一つとして内外から厚い信仰を集め、中田観音同様、堂内と外郭両端に『抱きつき柱』が在ります。歌手の故春日八郎氏が当町の出身で、氏が幼少期に頭を投げて遊んだというお地蔵様が御堂の脇にいらっしゃいます(苦)。また春には桜の名所となります。m(^^*)
Posted at 2018/01/28 17:34:27 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域
2018年01月21日 イイね!

#22 束原観音

#22 束原観音天台宗流古山満蔵寺、第十一番札所であり、本尊は馬頭観世音。

館観音からそのまま県道72号線を会津坂下方面へ北上、磐越道の下を潜り会津坂下町に入ります。阿賀川と宮川が合流する手前の束原集落に在りました。

こちらも創建は不詳ですが、源順和尚の伝説が事実であれば室町末期には存在しており、間も無く洪水により大破、江戸元禄年間に良順和尚により再興されたそうです。

三十三観音中唯一、三面八臂の馬頭観世音坐像が安置されています。

…この辺の史料に乏しいのは伊達、蘆名の戦火の影響なのでしょうか。

昔より 誰がたてそめし ふるしきの 久しかるべき 束の原かな

妻の高校時代からの親友のご実家が直近で、この御堂の前、友達数人で撮った写真が有ります。それを思い出して…

「せめて、あの写真の頃くらいのスタイルに…」

「(後退しつつある前頭部を見てニコリと)お互い様ね」

瞬殺でした。m(^^;)
Posted at 2018/01/21 16:57:24 | コメント(0) | 会津三十三観音 | 旅行/地域

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「夏の日の2025(苦) http://cvw.jp/b/1551320/48603605/
何シテル?   08/20 16:28
初代ヴィッツやエボⅢを散々改悪した反省か、最近漸く真面になって来ました(苦)。
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