Miki.Raikkonenのブログ一覧

2015年以降、F1でチャンピオンナンバーたる『1』を我々は見ていません…多分、来年も見ないでしょう。

#1を前年チャンピオン所属チームが付け、各チームにも年間を通して同じナンバーを付ける様になったのは1974年以降の事です。他チームで新チャンピオン誕生、若しくはチャンピオンが移籍した場合、そのチーム間でスワップでした。俗に言う『(半)固定制』です。

その後、1996年に#1を前年チャンピオン所属チームが付けるのは同じですが、#3以降は前年のチームランキング順に割り振られる様になりました。俗に言う『変動制』です。

そして2014年、確固たる名称は有りませんが『ドライバー固定制』が導入されました。ファンも覚え易く、マーケティング上のメリットも考慮しての事でした。MotoGPやアメリカのモータースポーツの影響とも言えるでしょう。

ドライバーは#2～#99の中から自身のナンバーを選択する事を求められ、そのナンバーをキャリアを通して使用する事となります。複数のドライバーが同じものを選んだ場合、前年ランキング上位者に優先権が有ります。また2年間使用が無いと失効されます。

選択理由も様々です。誕生日、好きなナンバー、自身や家族のラッキーナンバー、リスペクトナンバー、選手権獲得時のナンバー、デビュー時のナンバー、前年つけてた（キミ）…等々(笑)。

ですがその中でも#1はしっかり前年チャンピオンの為に確保されています。ただ、2015年以降その権利の行使が無いのです。

2014年、2015年のチャンピオン、ハミルトンは「それを付ける事が僕にとって重要ではない」と、キャリア開始、初選手権獲得時に付けてた#44を使い続けています。

ナンバーワンよりオンリーワンという事なのでしょう…永久欠番が予想されます。

余談ですが、現時点でも永久欠番が1つだけ存在します。2014年、雨の鈴鹿でのクラッシュが原因で翌年亡くなった故ビアンキの『17』です。

チャンピオンに話を戻します。2016年、一矢報いたニコ（ロズベルグ）もオフに電撃引退、2017年もハミルトンでしたので、導入の2014年に前年チャンピオンのベッテルが付けて以来、#1が出現していないのです。そして今年もハミルトンが獲りました…2019年も先ず考えられないのです。

…もし、貴方がF1ドライバーになれたなら何番を選びますか(笑)？

今年、トロロッソのハートレーが使ってますが、私なら絶対『28』ですね…


1987年終盤、私をF1の虜にしてしまった彼をリスペクトして…(笑)