Miki.Raikkonenのブログ一覧

本来であれば先週末はF1第2戦バーレーンGPが行われる筈でした。

因みに3月21日は故アイルトン・セナの誕生日、もし存命であれば今年還暦を迎えていました。

ファンとしては残念なニュースが続きます。第8戦アゼルバイジャンまでの延期決定、第7戦モナコはやはり中止となりました。同一コースで60年以上の連続開催、伝統のGPが今年は見れません。

現時点での開幕戦は本来第9戦であるカナダGPですが、こちらも懸念が多く、6月末からのヨーロッパラウンド辺りが現実的な見方となっています。それさえも楽観的で、真剣に生命と健康を考慮するならば今季は断念すべきとする有識者も居ます。

現況を受けて2021年施行の新規則を、財政面を除いて翌年に先送りする事が決まりました。英断です。今年のマシンを来年も使う事、そして新規則に応じた開発に金銭的猶予は与えない、ある意味、中団下位チームの救済ですね。これだけGPが開催されないと収入減は億単位です。

フェラーリがこの措置を当初保留したとか…バルセロナテストの三味線弾きは本音なのかと勘ぐりますし(苦)、このタイミングでPUをメルセデスに切り替えるマクラーレンが気懸りですが、妥当な措置が有って欲しいです。

そして移籍市場が一気に活発化するでしょう。しかし、フェルスタッペンとルクレールは既に長期契約を結んでるのでビッグチェンジは無いでしょう。

そんな中でもファクトリー閉鎖を受けてないイギリス拠点7チームは、政府の要請に応じ、自らのエンジニアリングリソースを利して、人工呼吸器等の医療機器の製造サポートを始めたそうです。

自らの影響力を理解した上でファンにメッセージを送る者、バーチャルレースを主催、参加してファンにエンターテインメントを与える者…



彼らが生来持つポジティブさと貢献心、消えない情熱の炎が我々の救いです。(ノД`)・゜・。

COVID-19禍の影響は他イベント同様にF1にも及ぶ事となりました。

スタッフに感染者が現れた事を受けマクラーレンが棄権、統括団体や他チーム協議の結果、開幕戦オーストラリアGPは中止となりました。

ファン心理として残念ですが、止むを得ません。人命と健康が最優先すべき事項であり、決定が直前にまで遅れた事に対する批判は尤もですが、同情の念を禁じ得ません…生計を立てる為に私も会社を稼働させてますし、それだけ事態が急激に悪化してしまったのでしょう。

直後にバーレーン、初開催となるベトナムの延期も発表されました。中国も既に延期が決定している為、開幕は早くても本来第5戦である久々のオランダGPという状況です。しかしパンデミックの中心がヨーロッパとなりつつある現在、終息が長引けばスペイン、モナコも確証は無く、本来第8戦、6月初旬のアゼルバイジャンという説も現実味を帯びて来ます。

一刻も早い終息、特効薬の出現を願うばかりです。

先が見通せない状況でリスケジューリングの予想が出ています。納得が行くのはサマーブレイク返上で2戦、最終戦を延期or後に1戦くらいを挿し込む説…これが一番現実的で計17戦、80年代は16戦前後でしたからチャンピオンシップの価値が褪せる事は無いでしょう。ただストリートコースの復帰は困難でしょうね。

これを打ってる今もヨーロッパラウンド自体困難とか、ファクトリー、サーキットの防疫閉鎖など明るい情報が流れて来ません。全ての分野に於いて前代未聞なこの状況、我々個々も卑下せず危機感を持って、防疫に努める事が全ての事態の打開に繋がって行くと信じます。

今は辛抱の時、その後には素晴らしいバトルが見れる筈です。

…拙いコラムを打ちたくて仕方ないのです。(ノД`)・゜・。

バルセロナでのプレシーズンテストも終わり、来週末には待ちに待ったF1が開幕します。

COVID-19禍で既に4月中旬の中国GPは延期が決定、一時はオーストラリア、バーレーン、ベトナム、中国の開幕4戦キャンセルの噂も立った程です。

事態は未だ流動的です。実際、入国禁止、検疫強化の為、MotoGPでは開幕戦カタールがキャンセル、次戦タイも延期になっています。

カタールの原因は、ヨーロッパで多数の罹患者を出したイタリアからの入国禁止に因ります。もし他開催国で同様の措置を執る国が有れば、本拠を置くフェラーリ、アルファタウリは勿論、タイヤパートナーであるピレリも不可となるのでレース自体が出来なくなります。また日本もその対象になる懸念も有ります。

チームもスタッフを必要最小限に減らしたり、トランジットを変えたりとFIAと最大限の努力をしてくれています。先ずは速やかに快方に向かう事を願うばかりです。

タイトル画はメルセデスが持ち込んだDAS（Dual Axis Steering System）、ギアボックスのギミックでしょうか、ステアリングを手前に引くと通常の弱トーアウトをトーゼロに出来るんですね。

本意はメルセデスにしか解りませんが、直線で使用し、最高速で2㎞/hくらい変わる分析が有ります。法規の合違、効果の有無、安全性、賛否有ります。確かにモナコの様なコースでは使い様が無いでしょうし、今テストのボッタスのファステストラップに使用した様子は見られません、ただ300㎞のレース戦略に何らかの影響を…というのが大方の見方です。

しかし合法と開発を許しておきながら、来期以降の新レギュレーションでは禁止ととれる条項が有るんですね…FIAも殺生やな(苦)。

久しぶりに「流石F1！」と思えるアイディアを見た気がします。余談ですが、予選や最終ラップで前走車が不利になり得る現行のDRSは好きでは有りません(苦)。もちろん現状ではシーズンの趨勢はチーム間でしか占えず、我々には三味線を弾き合ってる様にしか見えません(苦)。

来シーズンはグランドエフェクト復活や車重増など新レギュレーション下で短期的にラップタイムが落ちる事が予想されます。

直近最速のF1を目に焼き付けておこうと思います。(^_-)-☆