先日お伝えした親父のS600のフルエキ・・・・・
遂に完成しました!!!
制作期間約1カ月、思っていたよりも早く仕上がりビックリ!!
今回のフルエキ制作にあたって
テクニカルガレージササキの代表佐々木さんには本当にお世話になりましたm(__)m
今回制作したのはエキマニ、メタルキャタライザー、中間パイプ、可変バルブ付きリヤマフラー。
M275エンジン、V12ツインターボエンジンで恐らく世界で1台であろうフルエキ仕様(大げさか?w)
肝心の音は・・・・?
それではまずはノーマルから!
ノーマル(リヤピースのみWALDのDTMマフラーが入ってますが、、、)
そしてフルエキ仕様!!
どちらもデジカメのムービーモードで撮影したのでモノラル音質っぽくてイマイチですが・・・
ちなみにフルエキ仕様iPhone撮影バージョン
iPhoneで撮影した方が実際の音に近い音が出ています。
個人的な感想を100点満点で評価すると・・・・・
55点って所でしょうか、、、
音質に関しては正直文句無い位良い音に変わりました!
佐々木さんが仰ってくれた「V12なら必ず良い音を出せる」という言葉通り。
流石にフェラーリやランボルギーニ程の甲高い音はターボなので出ませんが、それでもツインターボエンジンなのにノーマルよりも格段に高音側になり、乾いた音に変化して音質に関しては満足です。
じゃぁ何故点数が低いのか?
その最大の要因は音量です・・・・
今回エキマニからフルで制作しましたが、音量は正直元のマフラーより気もち大きくなったかな?程度の静かさ。
制作前に相談に伺った際佐々木さんから、元々このエンジンは静かなので恐らくフルストレートにしても物足りないかもしれません、っと言われてました(^^;)
しかしですよ、普通の考えからすると・・・・フルストレートにする=爆音になる、そう思うからこそ今回リヤピースは可変バルブ付きのマフラーを作ってもらったんです。
っがしかしですね、実際の所はバルブを開いても元の音量より少し大きくなったかな?程度で、バルブを閉じても殆ど音量が変わらない位の静かさ(゜д゜)
まさかこんなにも静かとは・・・・・
車を引き取りに行った時の親父の感想は、これ全く変わって無いですよね?だったそうな(苦笑)
やはりフルエキを作るからにはノーマル車とは違った良い音を奏でて乗りたい、誰しもがそう言った想いを抱いてエキゾースト系に手を出すと思います。
親父もその一人で、日本の道路で飛ばせる所なんて殆ど無いからスピードよりも心地良い音を奏でて乗りたい、その想いで今回フルエキを作っただけにこの音量の静かさには残念がってました。。。(+o+)
音質が良かっただけに、この静かさが非常に残念で55点と言うところまで下がってしまいました。
でも55点とは言いますが、正直不満点は音量だけで他は大満足なんです。
今回エキマニを作るにあたり、なるべくスムーズにタービンへ空気を送るレイアウト、そしてなるべく等長になるレイアウトでエキマニを作って頂きました。
そのお陰もあってノーマル状態と比べると格段にレスポンスが良くなり、それに加えて低回転からのツキが良くなり下からのトルクが非常に増しました。
今までは出足が重く「ヨッコイショっ」って感じのスタート具合でしたが、エキマニを触ってから出足が良くなって車が軽くなったと言って良いくらい下からのトルクが増して非常に乗りやすくなりました。
この辺りはパイプの取り回しの上手さが結果に出ていると思います。
音質、フィーリング共に非常に良くなったのですが、やはり音量の想いが強くてマイナス点が大きいです。
点数は低いですが、何よりも今回制作をしてくださった佐々木さんには本当に感謝しています。
このエキマニを作るにあたって相当な苦労が物語っているから。
実はS600のV12エンジンのエキマニってタービンハウジングと一体構造になっているんです。
通常エキマニとタービンはフランジでボルト結合されていますがそれが一体式になっている為、今回制作するにあたって一度タービンを切り離してパイプを溶接する形にしています。
そして思っていた以上にクリアランスが稼げず、タービンを純正位置よりもずらしてマウント。
クリアランスが稼げなかった結果が一部エキマニに影響がでていて、エンジン前側の2気筒分がどうしてもインテークパイプと干渉する為2気筒分は純正を使わざるおえない形になってしまいました。
純正位置からずらすと言う事はおのずとウォーターラインやオイルライン、それにインテークパイプの位置などもずらさなければならないので、ウォーターラインもオイルラインも作りなおして、インテークパイプも純正エアクリボックスがちゃんと取り付けられるようにワンオフで作って下さってます。
エンジンルームをよーく見ると、その苦労の結晶が目に見える為本当に素晴らしい完成度です。
誰もやった事が無いS600、S65系のV12ツインターボエンジンを一度触ってみたいと佐々木さん自ら言っていただけに、佐々木さんの期待値も非常に高かったと思います。
非常に苦労して、長い時間を掛けて制作したエキマニなだけに、火を入れた瞬間の音を聞いて佐々木さん自身も、「こんなにコストパフォーマンスの悪い結果で正直ガッカリでした」と仰っていた程、、、
非常に苦労して作っただけに作り手のガッカリ具合は恐らくオーナーのガッカリ具合の比じゃないでしょう。
やはり誰もやった事が無い事に挑戦する難しさ、そして未知の領域へ踏み込む怖さ。
それをやりのけて形にして下さった佐々木さんには本当に心から感謝しております。
これで音量がもうちょっと大きかったら最高の仕上がりだったんですけどねぇ、、、
音量に関しては今後まだ少しだけアップの余地があるのでまた相談ですね!
恐らくこれだけの時間とお金を費やしてまでM275エンジンでフルエキ作る人は他にいないでしょう(笑)
世界でたった1台だけのフルエキS600が我が家にある事を誇りに思います!!
久々に長々しいブログとなってしまいました(笑)