2012年10月14日
35Rの加速について、
これまでの35Rの進化の歴史は、ある意味0-100km/h加速で示されてきたと言えます。
私はCBAの初期中の初期07yと大幅進化してDBAになった11yとに乗ってきました。
たまたまサーキットでのゼロヨン計測のデータが残っているので検証してみました。
比較するのは、
1. 07yをAP(アクセスポート)で自分でリミカとブーストアップしたもの。
2. 11yをブーストアップしたもの。
3. 11yをタービン交換したもの。
計測の季節も違うし、タイヤの状態も違うし、私という素人の腕ですし、何十回もの平均値を取ったものでもありませんから、参考程度にみてください。
とりあえず結果だけを書くと、
1. 07y AP仕様・・・・・・・・・・・11.617秒
2. 11yブーストアップ仕様 ・・11.215秒
3. 11yタービン交換仕様・・・11.260秒
という記録が残っています。
07y AP仕様

2.と3.の比較で、どうして100ps以上もパワーが大きいタービン交換の方が遅いの?になると思います。
これは3.の数値が正しく採れていないからなのですが、計測した数値はこれしかないのでその通り載せました。
路面ミューの低いセントラルでは、ブーストアップ仕様でもスタート後は滑りまくりで、我慢してアクセルを緩めなかった私は左右に振られすぎて車酔いのようになり、コースの途中でゲロしそうになりました(^o^)。
まあそれでも11.215でしたから、100psプラスした3.では10秒台の可能性はあると思っています。
4000回転のローンチでも、ブーストアップするとパワーが大きすぎて滑りが激しくタイムロスが大きいです。
そこでショップにお願いして、世界で初めてローンチ回転数可変のプログラムを作ってもらいました。4000から200回転刻みで3000までハンドルのクルコンのスイッチで上下させることが出来ます。
そしてそのデータ採りをショップに頼まれていたので、タイムは最悪なのは承知で4000回転からデータ採りを始めました。
その日はコースが混んでいて、結局2回しか走れず4000と3800回転でしかデータは採れませんでした。
どちらもブーストアップの時よりも更に滑りが激しくて、話になりませんでした。
テストを3000回転から始めていれば、いきなり10秒台も確実だったとデータシートから分かりました。
11yブーストアップ仕様

その理由は、
データシートを比較すればすぐに分かりますが、11.215だったブーストアップは100mを4.791で通過しています。
タービン交換は滑りすぎて、100mは5.029と0.238秒も遅いです。
ということは、100m地点での速度も低いです。
その低い速度から、パワーに物を言わせて追い上げた結果ブーストアップにほぼ追い付いています。
セントラルの終速測定はちょっと??と思うこともありますが、データシートで言うとブーストアップは終速193.57km/hですが、タービン交換は205.08km/hまで伸びています。
100mから400mまでは0.193秒速く走っています。と言うことは、100mまでをパワーを掛けずにブーストアップと同じ秒で走るだけで、0.238+0.193=0.431秒速くなります。
11.260よりも0.431秒速いということは、10.829の“計算”ですね(^o^)。
更に実際はそれよりも速い筈なのは、100地点の速度がこの計算よりも高いから、終速はもっと高くなるので所要時間は短縮されます。
以上のようにゼロヨンはスタートから100mまでの結果が物凄く大事です。
一般の道路では、ゼロスタートからよりも走行中の加速の方が重要になってきます。
そうなると一言で言えば“パワーはあればある程良い”になってしまいますね。
11yタービン交換仕様

余談ですが・・・、
昨夜ある居酒屋に居るという方からTELがありました。
20年ほど前に私の家に電気の工事に来たとかですが、私の記憶にない方でした。
当時の私はZ32のターボから147アリストターボに乗り換えてたそうで、Z32とアリストの違いを熱く語ってくれたとのことです。
何故電話を掛けてきたのか?
まあ少し酔ってたのでしょうが、今は還暦くらいになられて、50過ぎてから大型バイクの免許を取り息子さんとツーリングを楽しんでいるそうでした。
顔は思い出せないまま、いろいろお話して、今乗っているホンダのN何とかという11秒の大型バイクと私の35Rと、セントラルでゼロヨン対決をすることになってしまいました(^o^)。
近頃の年寄り達は本当に元気ですね。
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Posted at
2012/10/14 21:21:24
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