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2012年11月18日 イイね!

35Rのチューンは何が良いか? その3、

35Rのチューンは何が良いか? その3、
その2で、ニセしゅまりさんから以下のコメントをいただきました。

>”インジェクターや燃料ポンプや強化アクチュエータについては、別に説明します。”
この一文がとても気になります(>_<) その3で語られるのでしょうか?>


チューンの時には次の2点を正しく理解しておく必要があります。

何かを交換や変更した時に理論上間違いなく効果があるものと、チューンの度合いにより効果を発揮するが、それ以外は意味なしのものがあります。

35Rの話では“効果”というのは、省エネとかではなくて、単純にパワーを指すものとします。

インジェクター、燃料ポンプ、アクチュエータ、タービン、プラグ、イグナイター、吸気パイプ、触媒、マフラー、その他があります。

ブーストアップでもギリギリの限界を狙うのでなければ、上記のものを全く交換しないのがコスパ的に良いです。

ノーマルタービンでの限界パワーを狙うのなら、自分の車では何がネックになってくるかを見極めて1つずつ交換していけばいいですが、掛けた費用に対するパワーアップ率は悪くなっていきます。

費用は大きいですが、確実にパワーアップ(正確にはブーストが上がる)するのは触媒やマフラーです。
プラグやイグナイターは直接の関係はありません。
600ps程度では吸気パイプの大径化もあまり関係ないです。
13yは少し太くしているそうですが・・。



インジェクターや燃料ポンプは条件によっては多少の影響はあっても、コスパを考えれば交換しない方が多いです。
そのパワーで充分という捉え方ですね。

個体差もあるでしょうが、ノーマルタービンの能力とのバランス的にインジェクターと燃料ポンプは、必ずしも限界の燃料供給量でもないのでしょう。
その証拠にそこから次にマフラーや触媒交換して圧が上がると必ずパワーは上がるから、燃料供給量でパワーが抑えられていたわけではなかったとも言えますね。

燃料ポンプの個体差の中には、新車の時には最大の能力を発揮していても、距離が多くなってくると徐々に能力は低下してきます。
気を付けたいのはフィルターの詰まりです。
この場合は燃圧は正常でも流量が少なくなります。
35Rの場合はポンプは交換しておくのは無駄ではないと思います。



ちょっと話は逸れますが、スペックVはこの限りではありません。
スペVはブーストアップすると、確実に燃料が足りなくなります。
インジェクターと燃料ポンプは“替えた方が良い”ではなくて、“替えなくてはいけない”です。
標準車のタービンは燃料が不足するギリギリの能力ですが、スペVのタービンは私のBB700タービンと同じくらい大きいのです。

タービンサイズ比較
   COMP IN側 COMP OUT側  羽数     EX IN側  EX OUT側   羽数
純正    43.4mm  56.0mm    12枚     53.0mm   39.8mm    9枚
SPEC-V 46.5mm  60.0mm    12枚     53.0mm   48.0mm   11枚
マインズ 51.2mm  71.0mm    12枚     52.9mm   46.1mm    9枚
B.B.800  53.1mm  71.1mm    12枚     56.5mm   51.8mm   10枚




次にアクチュエータですが、これは車種により制御方式に違いがあるので、“強化品”が中間で効果がある場合とない場合があります。

確実に効果があるのは、161アリストのように過給圧が常時アクチュエータに入っていて、EVCはアクチュエータの出口側で制御している場合です。

35RのEVCはアクチュエータの入口側に付いているので、EVCで圧を遮断している場合は強化であっても、ノーマルであっても全く同じです。

ただ大きなタービンの2K以上の圧をEVCで1.4kくらいに制御する場合に、一瞬のオーバーシュートの圧も逃がしたくない時にはバネの弱いノーマルでは物理的というか機械的にアクチュエータが開くことがあります。

これはシャシダイの数値に表れるものではなくて、中間の気付かない一瞬の話ですが。
これも900ps以上を狙うハイチューンで、最後は“制御なし”に行き着く場合は強化アクチュエータは逆に必要がなくなってきますね。

強化が有効なのは“大きなタービンをかなり低い圧で乗る”場合です。



結論ですが、
前回も書きましたが、私のようにノーマルタービンのブーストアップの時も、700psタービンの今も、タービンで発生する風量を全て利用する仕様では、EVCも必要ないしその先にあるアクチュエータを強化しても意味なしなのです。

私は何でも研究心が旺盛なので、ショップには必要ないと言われながら、強化アクチュエータも外付けEVCも付けました。
これはまさかタービン交換しながら、圧をノーコン(制御なし)で行けるとは想像していなかったからです。
これは嬉しい誤算とも言えますが、無駄な装置をつけて軽量化に逆行しています。

私は30年間ほぼターボ車ばかり乗り継いできました。
そしてその乗り方は、普通に乗るのではなくて、とことん作動を追及してきました。
それでも車種が変わると、自分の思惑が外れて無駄な出費をしてしまいます(^o^)。


別の話ですが、理想のスタートとはこれですね。
http://www.youtube.com/watch?v=RiFzP3VAUwQ
私のゼロヨンのスタートなんて、ギャーギャー滑りまくりで、迫力ばかりで速さに繋がっていないから、あと0.5秒は短縮できると良い方に解釈しておきましょう(^o^)。
Posted at 2012/11/18 14:27:08 | コメント(5) | トラックバック(0) | GT-R | クルマ

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