
今日は35Rのホイールスペーサーと助手席ハイトスペーサーについてお話します。
私は昔からスペーサーを使用する場合は、必ずロングボルトに打ち換えました。
ボルト埋め込みタイプの2段構えを、好奇心で1週間ほど試した時は不安な気持ちでした。
まあ、2段構えでも問題はないと思えるのですが・・。
私が07yの時にAPを購入したショップのデモカーはサーキットのコースレコードを持つくらいの性能です。
この35Rにボルトオンスペーサーが使われていたからです。
余談ですがハブボルトの太さは、35Rの前車LS600hも前々車E55AMGも14mmの太いものになっていました。
よりパワーの大きい35Rは当然と思いましたが、何とマーチやカローラ と同じ12mmのままでした。
加速でタイヤとホイールがずれるほどの駆動力の車が12mmで大丈夫というのは、14mmでも12mmでも強度は思いっ切り余裕がある証拠でしょうね。
5mmスペーサー用自作ハブリング
07yで3mm、5mmに決定するまでいろいろ試しました。
市販のボルト付きの10mmスペーサーを前後に入れた時期もありましたが、35Rは10mmでは私の感覚では出過ぎでした。
またボルト付きの10mmのものは、ボルトとナット各5個分の重量増がいやですね。
5mmスペーサーでナットの掛かり代が不安かという点は、強度的には8mmあれば大丈夫と何かで読んだので、昔から5mmまではロングボルトに打ち換えはしていません。
ロングボルトはリセール時のノーマル戻しが大変ということもあります。
5mmスペーサーにハブリング圧入 (クリアランス0)
11yも前輪3mmと後輪に5mmのスペーサーを入れています。
3mmならホイールはボスから外れないのでセンターは狂いません。
でも5mmが最も厄介でホイールはボスから外れるし、かと言ってボス付きの5mmのスペーサーは存在しません。
66φのボスを同じ径で延長するには、最低でも10mm厚は必要です。
ちょっと自慢したいのは、この不可能と思える5mmのボスつきハブリングを自作したことです。
このハブリングはワンオフだから非常にタイトに作り、ノーマルよりもこれを介する方がシビアに中心にきます。
ハブにクリアランス0で装着
35Rは5mmで印象は変わりますよ。また5mmならオフセット変更の悪影響も体感できないくらいです。
基本的なことを言うと、ホイールを交換するにしても、ツラいちにするためにオフセットを変えるのは良くないです。
10mm出したければ内側にも10mm広げるのが正しいやり方です。
オフセットは変えずにホイール幅を広げるという意味です。
こうすればジオメトリー的には設計値からズレません。
次に35Rの助手席は前部も後部も座面高さの調整機能はありません。
座面と床面の差があまりないので、ヒールを履いた時の女性は どう足を置けばいいんだろう。
アルミ削り出しの25mmのスペーサー
そこで私は後部のみ25mmのスペーサーを噛ませてヒップアップさせています。
これでも一般の車よりもお尻は沈み込んでいます。
この25mmで乗り降りも少し楽になり、なりよりも長距離移動の疲労が軽減されます。
きっと奥様や彼女様の受けは良くなりますよ(^o^)。
私はサーキットへの往復は運転手を雇って?いるのですが、助手席での移動が快適になりました。
追記、
私は電子回路でも、今回の5mmハブリングでも、“誰もやっていない”ことに挑戦したくなります。
この5mmハブリングも自分だけが出来たと思っているのですが、もし市販品があるようなら是非とも教えてください。
社外ホイールでボス径が違えば5mm用も存在しますが、同じ径で5mm延長するのが難しいのです。
助手席ハイトスペーサーは、画像のような本格的なものを作る必要は全くありません。
左のボルトは純正(太さ10mm)のものですが、これよりも長いものをホームセンターで買ってきて、スペーサーは適当なもの(例えば12mmのナット)を噛ませばOKです。
費用は数百円なので、気に入らなければすぐに元に戻せば良いですから・・。
ハイト量はナットの個数で調整できます。
この部分はシートレールの最後端でカバーで覆われているので、見かけはどうでも良いですね。
私はこのブログアップ用にタイトル画像のように、久しぶりに旋盤を引いてスペーサーを作ったまでです(^o^)。