
先日、映画「トップガン」のDVDについて触れたが、この映画をモチーフとしたゲームが「アフターバーナーⅡ」である。「Ⅱ」ということもあり「Ⅰ」もあるのだが、試作品的な位置づけの様で完成度も低く、市場にはほとんど出回ることなく「Ⅱ」に移行した。
パッと見ればトップガン人気に便乗した作品に思われるかもしれないが、セガの技術力を見せ付ける名作となった。
この当時のセガの技術力は他メーカーを寄せ付けない圧倒的なものがあった。とにかく動きまくる大型筐体、1面を最速十数秒でクリアできてしまう超高速なゲーム展開、画面狭しと多数登場する敵戦闘機、サンプリング使用で迫力のBGMなど、どれをとっても他のメーカーには真似できない作品で衝撃的だった。
派手な作品であるのは間違いないが、細かな演出も見逃せない。
特に私が気に入っている演出はBGM関係だ。トップガンではロックが主体になっていることもあり、アフターバーナーも全編ロック。しかしながらトップガンの真似ではなく、アフターバーナー独自の音楽の世界が繰り広がれている。その中でも一番感心したのは主旋律のカット。サントラCDなどで主旋律付きも聞けるが、聞き比べると主旋律をカットした方が遥かにかっこいいのだ。ギターの音を強調させたこの大胆な演出はあっぱれである。この演出、実はトップガンの中にもあるのだ。エンディング曲の「MIGHTYWINGS」のインストをバックにドッグファイトするシーンがあるのだが、これをモチーフにしたのかなと個人的には思っている。
登場してはや18年経ち、ゲームセンターで見かけることもなくなり(指宿のホテルに2年前にあったがメンテ不良でまともにできず・・・)家庭用ハードでしか出来ないが、もしプレイされるならセガサターン版がおすすめ(出来ればアナログスティックで)。中古で3000円位で本体付きで買えると思います。あとPS2版は×。なんであの作品を出したのだかまったく理解できません。
かなり古い作品ですが、我が家ではいまだに現役バリバリです!
Posted at 2005/10/26 01:22:22 | |
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