最高裁：弁護士 山本至被告、実刑確定へ。

【NHK 2012年10月23日 20時53分】
東京の弁護士が刑事裁判で、「別に真犯人がいる」という内容の嘘の書面を
出したなどとして証拠隠滅などの罪に問われた事件で、最高裁判所は上告を
退ける決定をし、実刑判決が確定することになりました。

東京の弁護士の山本至被告(58)は、6年前、自分が弁護を担当した振り込め
詐欺事件の裁判で「別に真犯人がいる」という内容の書面を、事件と関係の
ない男性に書かせて裁判所に出したなどとして、証拠隠滅や脅迫などの罪に
問われました。

被告は「真犯人は別にいて内容は真実だ」などと無罪を主張しましたが、1審の
宮崎地方裁判所と2審の福岡高等裁判所宮崎支部は「証拠を偽造する行為であり、
弁護士の社会的信用を失わせた」などとして、いずれも懲役1年6か月の実刑を
言い渡していました。
この裁判で最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は、23日までに被告側の
上告を退ける決定をし、山本弁護士の実刑が確定することになりました。
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我が国の法曹界も教育界以上に腐敗が進んでいたのではないのかと
証明したような刑事裁判でしたね。

※逮捕時からの記事一覧。


※山本至(やまもと・いたる)　58歳。
・東京都杉並区阿佐谷北(逮捕時の自宅住所)
・早稲田大学法学部卒業。
・東京弁護士会
・登録番号22581　
・つばさ法律事務所(東京都千代田区内神田1-3-1 高砂ビル5階)