
今年のGW。4月28日午後から5月7日まで9.5連休だったため、和歌山県串本の道の駅をスタートして和歌山県・三重県・奈良県・愛知県・京都府・滋賀県・岐阜県・福井県の道の駅めぐりをしようと計画し、ルートの選定や愛車E63の整備などを少しずつ進めていました。
地図の緑色は道の駅スタンプラリーを完走した都県、桃色は一部未訪問の道の駅がある県を、白色は全て未訪問である道府県を示しています。
結局今年のGWに中部・近畿地区道の駅めぐりへ行くことはありませんでした。
その理由は、「なんとなく気乗りしない」。なぜなのか自分なりに深堀りすると、「自分が交通事故を起こすのがこわい」「天候が不安定」「愛車の異音が治っていない」このあたりが原因なのではと思いました。特に交通事故については、初めて走る地方の道路での長時間運転。これを高い集中力を維持したまま7日間継続する(ムリ)、それに起因する不注意による交通事故が大いに懸念されるところでした。
GW期間中相次いだ交通事故の報道を見るたびに「行けばオレの番かもしれなかった」と、事故に遭われた方の心中を察し内心穏やかざるものがありました。
でも行きたかったのは事実で、愛車に関して言えば、和歌山県・奈良県・三重県の山間部で予想される超低速・急こう配・急カーブ・荒れた路面・大量の落ち葉・浮き砂利に備えて、FINALIST 595EVOを選択
(FINALIST 595EVO 以前はフェデラルが製造してたとのこと)
IN⇔OUT指定がないため、内ベリしそうになったらひっくり返してまた使えます。
ミシュランなどは極めて高い性能を発揮する前に内ベリしてしまい数千キロで交換、となることは過去に何度も経験しています。IN⇔OUT指定があるため、内ベリしますとそれでおしまいなのです。
また、エンジンオイルやLSDオイルの交換なども行い、中部・近畿地区遠征の準備を少しずつ進めていました。
一方、これから先の季節は愛知県・岐阜県内陸部で強烈な気温の上昇が予想される事、紀伊半島は大雨や台風の影響を強く受けそうな事から、道の駅めぐりに行くとすれば年末年始か来年の春彼岸かな~などと考えるようになりました。
気持ちが大きく変わったのは先週。愛車の異音が治った事でした。
道の駅の駐車場で恥ずかしい思いをしなくてよい、というのが理由です。
「いっぺんに全部行くのではなく、エリアを絞って計画してみては?」と思いつき、前置きがかなり長くなりましたが、概ね岐阜県郡上市から北のエリア15か所の道の駅を今回訪問しました。
出発は5月26日12時30分。道の駅なみえ近くの宿舎からスタートし、途中会津の自宅に立ち寄りました。
往路のルートはいろいろ考えました。26日金曜日は午後から半休を取ったため時間に余裕がありました。そこで浪江町から富山県高岡市まで全線一般道で、高岡市で仮眠と給油を済ませて高岡ICから東海北陸道経由で郡上市入りと計画しました。(マップと相違があります)
浪江町から高岡市までは割と走りなれた道路ですので、途中にある道の駅を上手に使って流れにのってのんびり走りました。
(道の駅 良寛の里わしま)
この日は新潟県内→富山市内までしっかりと雨が降っていました。
第一目的地高岡市まであと30kmほどとなった頃に現れた道路情報看板。
東海北陸道の富山県と岐阜県をまたぐ区間で工事による通行止めとの事。
事前の情報仕入不足です。
いつものように走りながら考えました。現在地(富山県滑川市)から岐阜県入りするには国道41号しかないので、高岡市まで行くと行き過ぎになります。悩んでいるヒマはありません。見つけたエネオスで給油、コンビニで食料を調達、仮眠をとるため富山市内の快活クラブを探して、ちょうど国道41号沿いにシャワー付き・鍵付き個室の店があったので入店。
(快活クラブ富山掛尾店)
シャワーが使えて2時間ほど仮眠できたので助かりました。
ちなみに「完全防音」となってますが、カラオケルームで唄っている歌詞が聞き取れます。ワタスはいつも耳栓持ち歩いているので問題ないのですが、初めて利用される方は面食らうかもしれません。
しかしこの通行止めのおかげで給油する決断を反射的に行ったため、富山市内で給油するよりも10円/ℓ安く給油できました。また、岐阜県での第一目的地を郡上市のコイン洗車場としていたのですが、その途中で今回訪問予定の道の駅5か所を通過することになりました。うち2か所は24時間押印可能でした。
道の駅 大日岳 (真っ暗ですみません)
事前の情報では4月1日~11月30日が営業期間。春のお彼岸中は訪問できない事になるため、頭の痛いところでした。建物の軒先にスタンプ台があり、いつでも押印できます。
この道に沿って13kmほど進んだところにある「道の駅白山文化の里長滝」も24時間押印が可能でした。
道の駅 白山文化の里長滝
新しく建て替えた道の駅にしては親切な対応です。トイレのある建物にスタンプがあります。
この2か所を訪問できた事で、日中の訪問ルートを東海北陸道を使うルートに変更しました。今回道の駅訪問の距離が260kmあり、ちょっと頑張らないと最後に訪問する道の駅の営業時間に間に合わない可能性があるのです。
高速道路通行止めのおかげでなんとか回れるめどがついたところで第一目的地のコイン洗車場に到着。
(カーピカランド白鳥)
まず驚くのは、24時間営業であること。
隣接するガソリンスタンド様が経営されているようで、管理が行き届き、きれいです。
そしてお湯がでます。無料ですよ。
いろんなコイン洗車場を使いましたけれども、これは最強じゃないかと思います。
(15分400円・一時停止と洗剤噴射もできました。)
新潟県~富山県・岐阜県県境付近まで雨だったのでそれなりに汚れてましたけれども洗車道具積んで走っているのでゆっくり洗車できました。もーこれで旅の満足度が一気に上昇しました。岐阜県最高です。
このあと近所のコンビニで朝食を購入、洗車場に隣接するガソリンスタンドで給油を済ませ、本格的に道の駅めぐりを始めます。
道の駅 白尾ふれあいパーク
喫茶店が7時30分~営業開始、それに合わせてスタンプの押印が可能です。
道の駅 古今伝授の里やまと
道の駅 清流の里しろとり
営業開始は9時からです。
ここから東海北陸道白鳥IC→荘川ICを使って時間短縮。夜中に2ヶ所押印できたので助かります。
道の駅 桜の郷荘川
道の駅 飛騨白山
両白山地の山が迫ってます。
混雑を覚悟してましたが、問題ありませんでした。
道の駅 白川郷
東海北陸道白川郷ICから超難工事で有名な飛騨トンネルを通り高山西IC正面にある道の駅ななもり清見へ。余談ですが、飛騨トンネルには掘削時に放棄されたトンネルボーリングマシンがそのままトンネルの一部として使われているそうです。先人のご苦労が偲ばれます。
道の駅 ななもり清見
かなり暑くなってきました。今回4本持ってきたOS-1アップル味のんで美味しそうなハムサンド買って食べました。
道の駅 ひだ朝日村
落ち着いた雰囲気の道の駅です。
道の駅 飛騨たかね工房
道の駅 アルプ飛騨古川
バイク多い。
道の駅 飛騨古川いぶし
道の駅 宙ドーム・神岡
観光バスとバイク多かった。そして暑い。
今回の旅の終わり。
道の駅 奥飛騨温泉郷上宝
ここで明宝ハムのソーセージを食べました。明宝ハムって美味しいんですね、肉がみっちり詰まっていて食べごたえあって美味しかったです。前回道の駅明宝に行ったときに恥ずかしがらずに買えばよかった。
お腹すいたので同じ敷地内にある誰もいない食堂に入って牛丼食べました。
ワタスが作る牛丼よりもはるかに美味しかったです。
これで予定していた15か所の道の駅の訪問が終了しました。延べ訪問数は506ヶ所となりました。
ここから帰途になります。いろいろルートはありましたが、国道158号の「安房トンネル」を走るルートにしました。超難工事のトンネルで松本側の坑口は水蒸気爆発のため坑口の位置変更を余儀なくされ、建設が進んでいた橋脚などは放棄され現在もそのままになっている。そのすぐ近くに上高地への入り口「釜トンネル」があり、これもまたまた超難工事のトンネル、ということで「釜トンネル」の入り口もひとめ見たい、ということで国道158号を使い松本市経由で帰る事にしました。
「こんなところにいったいどうやってトンネル掘ったんだろう?工事用の資材はどこからどうやって搬入したのだろう?」などいろいろ考えさせられました。こちらも先人のご苦労が偲ばれました。
国道158号は安房トンネルを抜けて上高地の入り口を過ぎたあたりから松本市内までノロノロ運転でした。トンネルの幅員がとても狭く路面は荒れ放題なのに大型車両はかなりの台数が離合しています。速度があげられないワケです。
一方で、道中車窓から焼岳や穂高、御嶽山をみることができました。奥飛騨地方が多くの人の心をつかんで離さない事がわかる気がしました。岐阜県、最高です!!
なかなか感動が醒めやらないのですが、明日から仕事に行かなくてはいけません(泣)
気持ちを切り替えて明日からまじめに仕事することにします(笑)