NSX-GTのショックには「TEIN N1ダンパー」を導入しました。
全長式でプリロードの設定ができるのはもちろんのこと
伸び側と縮み側を別にセッティングできる優れもの。
スプリングのばねレートはTEINの仕様ではフロント24kg/mm,リア26kg/mm。
そこを今回はフロント28kg/mm,リア30kg/mmといった男前な仕様をスタートにします。
今後のセッティングでどんどん柔いばねを組んでいき、295というハイグリップ極太タイヤを使いきれるセッティングを見つければと思います。
1つ気になるのはN1レースのレギュレーションなのかUprマウントが純正と一緒のゴムなところ。レースの世界ではダンパーの応答を早めるためにもピロ化すべきだと考えるのですが・・・
そこで少しお勉強。
Q「車高調のアッパーマウントで、一般的に、ゴムアッパーマウントとピロアッパーマウントの2種類がありますが、それぞれのメリット、デメリットを教えてください。(乗り心地、耐久性等)」
A「結論からいうとゴムをお勧めします。アッパーマウントという部品は、サスペンションとボディの間にはさまるパーツです。簡単にいうとこのパーツがやわらかいほどサスペンションが受けた衝撃(路面の凹凸など)がボディに伝わりにくく、固いほどダイレクトに伝わります。ですので、ピロにするとタイヤ→サスペンションに伝わる力が直接ボディに伝わるので、今車がどのような状態で走っているのかが分かりやすいです。逆にゴムにすると、これが伝わりにくいので、乗り心地や音が快適になります。例が変ですが、あなたさまが木の椅子に座っているとしましょう。椅子の下側を足でけられたらケツがもろ痛いですよね。でも蹴られたことははっきり分かります。でも座布団しいてあったら多少痛さは和らぎますよね。ふかふかの座布団でしたら蹴られたことすら気付かないかもしれません。前者がピロで後者がゴムです。というわけで簡単に。(あくまでもゴムとピロの相対比較です)
<ゴム>
乗り心地・静粛性に優れる。アッパーマウント自体の耐久性は低いがボディを長持ちさせることができる。車の動きをダイレクトにボディに伝えないため、車の挙動を把握しにくい。ガタがでてもゴムなのでさほど不具合を感じない。
<ピロ>
乗り心地・静粛性に難あり。アッパ-マウント自体の耐久性は高いが(ガタは除く)、反対にボディを痛めてしまう。車の動きをダイレクトにボディに伝えるため、車の挙動を把握しやすい。ガタがでると運転が不快以外なにものでもないので、即交換。一般的には、サーキットなどのスポーツ走行をする車はピロが向いていますが、車(ボディ)の寿命を大幅に縮めるため、普段乗りであればゴムがお勧めです。」
いずれにせよ、このマシンすごい乗り心地なんだろうな☆
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NSX-GT | クルマ
Posted at
2012/05/14 04:25:54