別で製作しているジオリスにも言えることですがリアウィングの設定は奥が深いです。
レギュレーションがないのであれば「できるだけ高く!できるだけ幅広く!できるだけ後方に!」が定説です。
「できるだけ高く!幅広く!」は ボディカウルから出来るだけ離れた乱流が少ない位置に配置することでウィングから効率的に空力効果を得る。
「できるだけ後方に!」は速度が増すほどリア寄りな空力中心にすることで、低速はオーバーステア傾向、高速はアンダーステア傾向になります。これは低速な緩いコーナー、高速なきついコーナーがない限り、トップカテゴリーのF1の空力セッティングを変わらないですね。補足として5台限定のNSXR-GTのリアバンパー延長はディフュザーの延長以外にもリアウィング後方配置が目的だったり・・・
しかしそんな理想状態でウィングをマウントできないので高さと幅の限られた範囲で効率を上げていくと
「センターマウント2枚羽」に行き着くようなのですが、本家NSX-GTは「センターマウント1枚羽」
1枚羽縛りのSuperGTのレギュレーションによって1枚の3Dウィングになっているのは良いとして
最後に悩むのがなぜセンターマウントなのかというところ
有力な答えとしては・・・
「GTウィングは車体の上部を流れてきたもう車体から剥離していく空気が当たる真ん中よりも、両端のところが効くらしく、できるだけ幅のあるものをつけたいし、両サイド側が大きなダウンフォースを生み出すのでその付近に流速を妨げるステーを配置したくない」
というのが真ん中につけておきたいという理由なようです。
ということで私の自由研究にはレギュレーションはないのですが「NSX-GT」という名前を踏襲している以上 一枚羽(3D形状)のセンターマウントに拘ります。
今後は強力なダウンフォースでトランクが凹まないようにトライ&エラーで製作する予定です。
Posted at 2012/06/26 21:54:12 | |
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