ウィーン観光その1(地下鉄とトラムに乗車)

朝8時くらいになると日射しも強くなっていて、ようやくその頃に目が覚めます。「急ぎでどこかに行く約束がない」とついだらだらしてしまいます。。
このストランドホテルはホテルの食堂が1階にあり、中庭みたいなとこにテラス席があって、そこでのんびり朝食、も良いのです。ホテル自体は大通りに面しているのですが、中庭はのんびりした雰囲気があって、私もそこで朝食を摂りました。野菜が少ないのはドイツ同様ですが、ソーセージがおいしくて良いです。ところでドイツでもオーストリアでもシリアルフードが置いてあって食べたりしてますが、私はどうもあれがゴハンって感じがしません。先入観があるから、というとそれまでなんですけど。

そしてクレジットカードのIDを自宅に確認したのはいいのですが、使えるかどうか、が分かりません。ショッピングモールにはオーストリア銀行のATMがありますが、それからはハジかれてしまいました。銀行が休みだとクレジットカードもATMでは原則として使えなくなるんだそうです。
ではホテルのフロントで使えるかどうか聞いてみました。しかしカードの利用可否は銀行の営業日でないと分からないそうです。ま、しょうがないか。

そして午後になり、ウィーン支店のひとがホテルまで来てくれました。でドナウ川らしきものを渡って徒歩で駅まで向かいます。「らしきもの」と書いたのは、ドナウ川らしきものが4つもあるのです。

・本来のドナウ川
・新しく作られたドナウ川
・運河
・増水時の分岐

ほとんどの川を暗渠(あんきょ)にしてしまった東京とは随分違いますね。川にはビーバーもいるとかで、ビーバが切った木がありました。ちなみにその川はアルテドナウと書いてありますが上記4つのどれなのか不明です。
そして電車の駅(多分Alte Donau駅)で切符を買い乗車。私は2日間有効な切符を買ったように覚えています。支払いをクレジットカードで試してみたら買えましたので、きっとIDは合っているんだろうと勝手に納得。
電車の改札は時刻を打刻するだけです。ドイツ同様、改札は無人。そこから何駅か先で下車してトラムに乗り換えました。トラムに乗るときにホームレスみたいなひとが「金くれ」と声を出しているような様子を見て不思議に思っていると、ウィーン支店のひとが、あれはプロの乞食(Professional Beggar)だから恵んではいけない、と教えてくれました。集めたお金は組織上層部に渡されて、その中から一部を給料みたいにもらっているんだそうです。欧州にはプロの乞食が沢山居る、と聞いて、不思議に思いました。
そして今回のウィーン滞在の一番の目的である高射砲塔があるアウガルテン公園の入り口の近くの停車場(駅？)で下車します。