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三週間くらい前に新聞広告で見かけたベネッセのセミナーで、
「認知症を正しく理解するために」～脳の機能から考える～
というものを受講してきました。会場は「ぽっぽ町田」。そんな建物というか施設というか、そういうものがあることすら知らなかったです。町田のまちなかは、ナニがあるのかさっぱり分かりません。

本セミナの講師はかわさき記念病院の福井俊哉院長。どこの病院かと思ったら尻手黒川道路のとこの病院でした。

セミナでは
・前頭葉の機能が阻害されると認知症になる
・前頭葉の機能で重要なものは「実行(遂行)機能」
→目標設定、計画立案、計画実行、効果的遂行
(例：宴会を計画して準備し、当日は仕事を早めに終わらせることまで考えて行う)
・記憶は側頭葉が担っているが、そのきっかけは前頭葉が指示
・認知症の診断は脳外科より脳神経内科が適している
・認知症は自覚・他覚症状が出た時点の15年から20年前に

等を分かりやすく説明してもらえました。
福井先生は、「症例から学ぶ戦略的認知症診断 改訂2版」という書籍も南山堂から出版なさっているそうです。amazonでもカスタマーレビューが高く評価されていますね。

ところで不思議だったのは、ベネッセのチラシは配布されましたが、その宣伝の時間が無かったこと。これも、最近のマーケティングのハヤりである「ナーチャリング」の一環なのかもしれない、と思いました。

車も始動に失敗して2か月が経過しました。仕事が詰まっていたりして、車は全然進みません。

さて最近は介護老人福祉施設に関して調べることが多い日々です。以下の施設に関して、私自身の認識を備忘録代わりに書いてみました。


・デイサービス
昼間に日帰りで利用できる通所介護サービス。在宅介護を支援する形であり、1週間のうち数日間の日中だけ老人を預かる。車での送迎を行うことが多い。多彩なレクリエーションで飽きさせない工夫をしている。居住する市町村のサービス以外に、隣接する市町村のサービスを受けられる場合もある。

・小規模多機能ホーム
デイサービスを主体にして、ショートステイが可能だったり、さらにグループホームも併設している。地域密着型施設であり、居住する市町村で、さらに住所の近くの施設を利用することに限定される。グループホームを併設している場合は、デイサービスとは異なるレクリエーションを提供しており、原則として相互の交流は無い。

・グループホーム
ユニットを単位として構成される、小規模の入所型老人ホーム。1ユニットは9人まで受け入れ可能。ユニット単位でキッチン、風呂、トイレ、食堂などの設備をもつ。2ユニット以上で構成される場合は、介護職員はユニットごとに専任となり、食事も別々に用意されるなど、独立して運用される。
入所は認知症を発症しているが軽度であり、「原則として掃除・炊事などの軽作業負担」「(小規模なので)家族のような共同生活」を実施するため、それが可能なことが前提になる。
施設により、看取りを実施するところとしないところがあり、しない場合は医療施設や特養への転居が必要になる場合がある。
なお、居住する市町村のサービスのみ受けることができる。

・特別養護老人ホーム
世間では俗に「特養」と称される。
費用は比較的に抑えられているが、待機者が100人を超えていることが多い。待機者の事情により、入所順序が変わることがある。
デイサービスを併設している施設もある。その場合、特養とはまったく別のサービスとなり、入所者はデイサービスのレクリエーションに参加できない。
居住する市町村のサービス以外に、隣接する市町村のサービスを受けられる場合もある。
看取りまで行うところが多い。

・有料老人ホーム
入居一時金を納めて、それを償却しながら、毎月の費用を徴収する方式など様々な方式がある。介護保険を使う。サービス内容が施設によって異なる。純然たる私営のため、住所に関係なく入居可能。


入所型施設は

・夕食の時刻が17時頃と早いところがある
・職員ひとりあたりのお世話する入所者が多い。特に車イスの入所者が多いと散歩など自立歩行が可能な入所者に対するケアが不足気味になる
・以前に比べて職員の数が減っている
・駐車場の収容可能台数が少ない
・10時のお茶、15時のお菓子がない
・有料老人ホームで、収支決算が赤字

などのようなことが無いほうが望ましいようです。
昨今は介護職員の需給のバランスが崩れてしまって、施設は出来たものの職員が集められずに入所者を待たせてしまう場合もあるようです。。。

縁があって介護業界の方とお話しできる機会がありました。介護保険の点数は現実的には全て使えないこと、役所回りは手間がかかること、介護保険はおむつ交換、入浴等の「介護」に関することなら適用可能だが「見守ってほしい」とか毎日毎食作ったり毎日掃除したり、は介護とは見なされず認められない、とか、「買い物」に付いていくのは保険適用可能だが「散歩」に付いていくのは認められない等々。。
不正請求と詐欺は違うとかいう話もあり、この半年間に伯母の件でいろいろ伯母の前ケアマネジャーと渡り合いましたが、そのケアマネジャーは遺言に絡んだ件は許しがたかったものの、伯母のことをちゃんと考えていたのかも？とも思えてきたりします。それを強引に引き離したのが良かったのかどうなのか、ちょっと考えてしまいました。
そんな機会を与えて下さって感謝しています。