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昨日の朝日新聞夕刊1面に、こんな見出しがありました。
「機械遺産 25件」「初代新幹線・YS11・水力学ノート...」「学会初認定 散逸を防止へ」
記事によると、該当する機械とともに関連文書類も、企業が保管できなくなった場合は公的に保存できるように仲介するとか(法律で決めた訳ではない)。
品目としては、
[車関連]
マツダ10Aロータリエンジン
ホンダCVCCエンジン
ホンダカブ号F型エンジン

なんてものがあります。CVCCの概要はわかっているつもりですが、個人的には魅力を感じません。その点ロータリエンジンは回り方の奇怪さ、高回転性とスポーツイメージ、排気温の熱さから機械遺産としての意味合いは素人でも納得できます。
面白いところでは武藤工業の図面描き道具のドラフタMH-1、そして東大の水力学講義ノート(講義録?)等。25年くらい前にはドラフタとお友だち、な工学部の学生が沢山居たはず。1990年頃、ドラフタがずらっと並んでいて、立ってお絵描きしてる、っていう製図室をどこかの企業で見かけたことがあります。確か久我山だったような。前居た会社でも、営業課長が機構設計のたしなみがあったので「営業活動の傍ら筐体設計」という強引なことになり、ドラフタを買ってもらってやってたことがありました。でもいろいろあって機構設計は2年くらいでやらなくなってしまい、やたらと場所を占有するドラフタは分解されて倉庫の隅に追いやられ、遂には廃棄。他社でも同様な運命だったのでしょうかねぇ。

ところでこの機械遺産の件、CARVIEWのニュースに載ってないんですけど。トラックバックしようと思ったのに....なぜ?