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この記事は、赤塚不二夫先生が… について書いています。

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赤塚不二夫といえば私が思い付くのは「天才バカボン」、そしてタモリが上京する際の宿を提供したひとです。
天才バカボンは場面展開が非常に早く、登場人物も極端に個性的。主人公が凡庸な(それが良いところでもあるのですが)藤子不二雄とはエラい違いで、また筋も荒唐無稽ながら楽しいマンガでした。また普段の生活もすごいヒトで、新宿で飲んでる知人から声が掛かってもすぐ出掛けられるように下落合に住んでた、とか、通行人を呼び止めて高級腕時計を上げちゃうとか逸話も多かったみたいです。2-3週間前に朝日新聞で手塚治虫・水木しげる・赤塚不二夫のお嬢さん同士の対談を読んだばかりで、手塚治虫のお嬢さんが赤塚不二夫からホテルに誘われたとかいう凄い話が載っていました。さすが天才な不二夫ちゃん。

天才バカボン以降の作品は私としてはピンと来ないところも多々あったのですが、ご本人は「レッツラゴン」が一番好きだったそうで。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
(8月13日追記)
8月7日の葬儀に於けるタモリの弔辞は、聞くこちらも感極まるものがありました。文字起こしされたものを読むだけでもすばらしい出来。さすがタモリ。そしてそんなタモリが敬愛した赤塚不二夫...これ以上は書くと陳腐になるので止めます。
You Tubeにこんな動画がアップロードされていました。
http://jp.youtube.com/watch?v=apTgGZ6JmQ8
全部で8本に分割されてますが、あまりに下らなくて笑ってしまいます。不二夫ちゃんはきっと面白いことが好きで、マンガはその手段のひとつであり、もっと面白いものがあればそれをやりたかったのではないかな。と思っていましたがこの動画を見て、その思いを強くしました。また権威みたいなことが嫌いだったことも、これでよく分かります。