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自動車ラリーは、オリエンテーリングみたいな面もあって、「目標物付きの分岐路の図(コマ地図)」の束みたいなのを渡されてその地点を指定された順序で通過する遊びです。色々な側面があってそれぞれに楽しみがありますが、おそらく
「コマ地図を指定順に通過」
というのが一番重要な事だと思いまして、まず俗に言う「ミスコース」を回避する、というのが自動車ラリー初心者の目標だろうと思っています。
1980年代以降、国内ラリーはラリーコンピュータという、「時計機能付きトリップメータ」無しでは考えられない状態になっていますが、私がラリーをやっていた1990年頃はラリーコンピュータ以外にもトリップメータをもう1台併設する車を多く見かけました。当時トリップメータといえばAVCOツイントリップマップツイン。二つの距離表示窓を、総合計距離と各コマ図間の距離を表示させることで、ラリーコンピュータでの操作間違い発生時の回避策としていたものです。

そして今やAVCOツイントリップマップツインも生産終了となってしまったのですが、なんと！過去に愛媛・松山のヤマダテクノワークスで、考えられないくらい高機能なツイントリップ IRT-99が発売されていました。補正が入るとかそういうのはともかく、一番すごいのは予めコマ図間の距離を入力しておくとコマ地図が出てくる「300m/200m/100m」でアラームが鳴るんです！
噂によるとスタート前にその入力作業が大変らしいのですが、出走後は初心者ナビゲータの負担は軽くなります。

というわけでちょっと前から気になっているのですが、既に完売。そして残念なことに実質的にはもう生産しないようなのです。でも欲しい！という事情がございまして、もしどなたかIRT-99をお持ちの方で譲ってもいい、と思っていらっしゃるかたは居ませんでしょうか。「譲るのはちょっと....」というのであれば、お借りしたいのです。お借りしたあとはオーバホール等してお返しすることを考えています。
このIRT-99、販売が松山ということもあって、中国四国地域で多く使われていたようなので、もしそんな情報をお持ちの方がいらしたらご一報下さい。

よろしくお願いします。