2007年06月15日
悪夢の事故から1週間が過ぎました。おいらにとっちゃ本当に長い1週間に感じました。
あの時の恐怖は今でも忘れません。こうやって元気に振舞っていますけど、事故当初はぶつかった衝撃の恐ろしさを身をもって体験したんですから。
6月7日、あの時は仕事が予定より早く終わり、いつも10時に終わってたのが8時半に終わったので少し嬉しかったと思います。
服を着て帰ろうとした時に雷が発生。ヘルメット被るとバイザーに雨がポツポツと降ってきてしまいました。
雨の降り始めって嫌だな~と思いつつもバイクを走らせるおいら。目の前に車が走ってるトコを横切り、狭い通路を抜けて帰ろうとしてた時でした。
右側横から赤い車が見えました。しかし、雨で滑り、ブレーキも効かない。車はみるみる近付いてくる。その時です。
バァァァァン!!!!激しい衝突と共においらはバイクから放り出されました。
背中から激しい傷みと当たった衝撃で息が止まり、全く呼吸出来ません。
『う"ぁぁぁぁぁぁ~~!!いでぇぇぇぇぇ~~~~!!!』もう言葉に発してたのがこれしか覚えていません。
ぶつかった相手も「大丈夫ですか?怪我してますか?」の応答にも痛くて何も答えられません。
ぶつかった相手が救急車を呼び、丁度同じ会社の社員がそこを通り過ぎ、救急車来るまで待ってたみたいです。
知らない間においらは携帯で嫁に電話。どうやって電話したのかは自分でも覚えていません。
嫁「もしもし?」おいら『・・・・・事故・し・た』嫁は最初聞いた事無い声だからイタズラ電話かと思ったそうです。
しばらくして嫁が救急車へ。そこでおいらは意識がやっとはっきりしてきました。
でも嫁を見ておいらは『あれ?何でお前がいるの?』と言いました。嫁は「あんたが電話してきたんだよ。覚えてないの?」正直言いまして全く覚えていません。
そのまま緊急病院へと直行。サイレンだけが聞こえるだけで救急車内では後は何も覚えていません。
病院に着くと会社の上司2人が既にいて、「大丈夫か?」と声掛けてくれましたけど、自分でも声にならないかすれ声で話すら出来ませんでした。
運ばれてからは記憶が途切れ途切れでしたので、CTスキャンで内臓に衝撃受けてるかどうか調べました。
CTスキャンに移動させるだけでも痛みが伴いました。しかも頭をじかに乗せると呼吸が出来ません。医師に呼吸出来ないのを話し、頭部を高めにして検査したのを思い出しました。
次は骨折してるかどうかのX線撮影を行いました。次から次へとベッドへ移動させられ、痛いのを我慢しながら横向きにされたりあお向けにされたりしました。
そして内臓のエコー検査。胃や肝臓などの臓器が損傷してないかを調べたりしました。
医師の診断の結果で嫁が呼ばれました。診断の結果は
右肋骨5本骨折
右肩甲骨骨折
右太股打撲
左ふくらはぎ打撲
右肘打撲
右肩打撲 でした。
最初え?骨折してんの?と思いました。本当に折れてるかどうか調べたかったのでレントゲン見せてくれと頼みました。
見たら確かに折れてる・・・。同じ箇所を連続的に5本折れているのを確認しました。肩甲骨は縦に真っ直ぐ割れていて、これも真っ二つでした。
こうしてすべての検査が終わった時は深夜12時近かったと思います。部屋が番号付きの部屋ではなく、HCUって書いた名前も何もないトコで入院となりました。
どうやら病院部屋がどこも満室だったそうで。おいらは名前も何もない場所だったからひょっとして危険な状態なのかな?と思いましたけど違うみたい。でもこれでゆっくり寝れると思いきや、ホッとすると痛みが出てきました。
人間って痛みなどを受けた場合はアドレナリンなどが大量に放出して傷みを緩和してくれるんですよ。それが切れてくると痛みが出てきます。
看護婦が寝返り打てないからと2時間置きに寝返りをしに来てくれるんですが、それ以上に痛くて寝てなかったのを覚えています。
ベットを倒したり、起こしたり、背中にクッション敷いたり、足を上げたりして試行錯誤してましたけど、一向に寝付けません。
そのまま朝を迎え、朝食も事故の後だから検査の為に抜きでした。前日の夜も何も食べてませんでしたけど、不思議とお腹が空きませんでした。
ふと全身を見ると無数のアザが・・・。両手、両足すべての部分が打撲などで紫色に変色し、事故で受けた生々しい傷跡が物語っていました。
その日は外科の先生から動く事も許可得ていなかったので、尿は尿瓶で、1日寝てるだけの状態でしたけど、夜になって整形外科の先生が来てくれて、骨の状態を調べに来てくれました。
そこで整形外科の先生は「折れてる以外は異常ないから、もし動けるんであれば動いていいよ。んで退院したければ今日にでもいいけど、外科の先生がGOサイン出すまではそのまま入院しといて下さい」と言われました。
そう言われたモンだからおいらはそこからリハビリ。トイレも自分で行き、辛いけど歩いて早く退院したい一心で歩きました。その日はそれで終わりました。
土曜日。10時に診察に来た外科の先生が「内臓は大丈夫そうだし、自力でトイレまで行けたんだから退院していいよ。退院したいでしょ?」とGOサイン貰ったのでそこからは痛かろうが何だろうが退院しちゃいました。
・・・・・とまあこんな感じです。今思うと部屋が満室だから比較的元気なおいらが退院されたのかも知れませんね(笑)
Posted at 2007/06/15 22:25:12 | |
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