日の入りを撮りに行っても、いつも曇天模様。
行いが悪いのかな、でも今日ならどうよ。
ってことで、天気が持ちそうなので行ってみた。
夏前に来た、塔のある公園。
覚えてらっしゃるでしょうか、あのチューを阻止した塔です。
さて、今日も阻止してやるか。
海っぺりでは早速独自の世界が展開されております。
世界は二人のために。
でも二人は、世界のためになっているのか。
こないだ来たときとは、夏を挟んで
すこしばかり変わった。
あの頃と違って、念願だったステッカーもできた。
体重は8kg減った。
あとは、4ヶ月ほど年をとった。
さっそく塔の上に。
相変わらず、海風が強い。
風の塔だ。
風の塔といえば、海ほたるの先にもチラリと見える。
あれは空気抜きだっけか。
夕日は、いまのところ遮るものはなさそう。
順調に沈んでおります。
いいかもね、いいかもよ。
そして塔の上は入れ替わりひとが来る。
家族連れ、カップル、友達同士、そのたもろもろ。
ちょっとかわいい、異人さんの二人組。
フレームに入れてパチリ。
いい感じの大人なふたり組も。
逆光ぶりが綺麗でパチリ。
ちょっとドラマチックなかんじにして
お二人の世界を演出したりして、パチリ。
海に目をやると、アクアラインが見えて
海ほたるが見えて、風の塔もある。
行ったことないけど。
スカイツリーもぼんやり見える。
向こう岸のビル街が、霞の中にあって
飛行機が飛んでいるのは、羽田なんだろうね。
ズームレンズというか、長玉を持ってないので
私の撮る絵はどれも
遠くの景色をご紹介するには、向かない写真だ。
望遠で撮った写真の、あの潰れた遠近感は好きだけど
でも、まあ、私が撮らなくても、誰かが撮るからいいか
って、単焦点レンズ1本で過ごしてる。
このレンズは、あえて収差を残してわざとモヤモヤするように作ってあって
むかしのレンズの「味」を今に伝える、下町の菓子屋の饅頭みたいなもの。
だから、逆光とか、昇ったり沈んだりするお日様を撮ると
もやり、とする。
そういう、酔狂なレンズを作ってくれる信州のカメラ屋には
感謝しても足りない。
性能より味をとる。ニコンとか、大手じゃできない。
がんばって頂きたい。
こういう酔狂なバイクとか、クルマとかは、どうなのよそのへんは。
内燃機関業界は。
お日様は沈んで、地平には雲が湧いて、そこに落ちた。
線香花火がぼとり、と落ちるみたい。
あの瞬間をスローでみたら、きっと沈む夕日みたいなんでしょう。
日が沈んでも、まだ楽しめる。
暮れなずむ感じが出るのはこれから。
塔から降りて、パチリ。
鳥居のようだ。
日が暮れて薄暗くなると
ピントが厳しくなってくる。
オートフォーカスは愉しみをひとつ機械に渡しちゃうけど
こういう時は便利なのかな。
老眼になって、ピンが分からなくなったって
嘆く老カメラマンがむかしいたっけ。
そんな人の延命にもなる。
技術は便利だ。でも、「味」も大切。
趣味と仕事の境界線はその辺にあるのかも。
今のカメラも、クルマも
仕事には向かない。
不便なところが多くて、でもそこがいいなんて
趣味だから言えることですよ。
趣味だから、マイナスを愛する余裕が持てる。
不便がいい、なんてのは
生活に密着してないから言えることで
フーテンの戯言みたいに説得力がない。
未開発の自然がいいとか
日に何本も来ないローカル線がいいとか
電池を使わない機械式カメラがいいとか
手巻き式の腕時計がいいとか
そんなのは、趣味人だから言えることだ。
生活人の言葉じゃない。
ふたりしかのれないマニュアルの屋根あきクルマがいいとか
そんなのは。
だから、趣味って大切だと思う。
説得力はないけど、そのココロの余裕は
豊かな生活の、有閑な人類だけがもつ、特権ですよ。
ただ、その気持ちだけを是として
実用一辺倒のものを否定するのは
ちょっと、違うんだなって思う。
何でもかんでも開発はNGとか。
田舎の都会化を嘆くとか。
味のあるクルマがないとか。
日が暮れて、海の橋とほたるに明かりが灯る。
ああ、風の塔にも明かりは灯るのか。
あれはどれも、実用の明かりだけれど
趣味の目線でわたしは見ている。
チューの阻止、1件失敗。
---
♪ 風の塔 Creature Creature
Posted at 2013/09/22 17:15:05 | |
トラックバック(0) |
カプチーノ | 日記