早朝の成田山へ。
朝ぼらけのなか、今が盛りの梅でも撮ろうかな、って思い立ちまして。
陽が登る前の境内は、静謐な感じ。
たまにすれ違うひとは、祈りに本気の人たちくらい。
よこしまな感じで、ちょっと御免なさいね。
今日はこの境内で、氷の彫刻展というイベントがある。
知人に写真を撮りに行こうかと誘われたけど
イベントを撮るのは趣味じゃないので
丁重にお断りしました。
こうやって、なんもない日常の方が
写真を撮ってても楽しい。
何時間後か、その知人はここで写真を撮る。
紅梅を発見。盛りもギリギリ。
もう少ししたら汚く枯れて散り始めます。
本当は、朝日がすっと差し込む境内で
梅を絡めた写真を撮ろうかなと思ってたけど
今日は残念ながら曇天だ。
曇天どころかミゾレがぱらついて来た。
どうもぱっとしないので、いっそ白黒で撮ってみたら
あら、意外といい感じ。
コンデジでもキレイに撮れるもんですね。
梅の花を撮りながら、朝護摩あがりの坊主を待つ。
よこしまな私ですが、意外と成田山には義理立てしてるんですよ。
成田で仕事したあと、転職して神田に行った。
神田の地で、まずは土地の神様にご挨拶をと思ったんだけど
神田明神と成田山新勝寺は、敵(かたき)同士だってことに
気がついた。
成田山は、朝敵の平将門を調伏するために建立された。
一方、神田明神は、その将門を祀ってる。
さらに、神田って土地の語源は、将門の「からだ」から
来てるって説もあったりするのです。
ちなみに、将門の首は、ちょん切られて恨みにかられて
空を飛んでったって話で
あちこちに首だけを祀った首塚がある。
そんなこんなで、成田に義理立てする私は
とうとう神田にいる間、神田明神には近づかなかった。
一度でいいから、行きたい行きたいと思ってはいたけれど。
ずっと気になってたんだけど。
だからなのか、神田での仕事は上手く行かなくて
どうも、神さまに見放されたみたいな感じで。
やっぱり行っておくべきだったのかね。
でも、あんまりにも意識しすぎてたから
行ったらきっと、過剰反応になって
アナフィラキシーショックを起こしてたかもね。
あんまり、思いが強いと
いざってときに色々困る。
さて、梅。
色がつくと、それはそれでまずまずなかんじ。
花を撮るのは初めてだけど
何となくそれらしく撮れるもんですね。
右端に朝護摩終わりの坊主の列をあしらう。
ほんとは、赤い大きな傘の下で歩く大導師が
絵的には良かったんだけど、残念。
天気が悪くて裏から帰りやがった。
さては将門の怨念か。
人の気配がすこし煩くなってきた。
じき7時になる。
裏道から抜けて、スプラウトのところへ帰る。
寒いけど、ヒーターは死んでるんだよなあ。
って思ってたら、今朝はついた。
優しくされて、ちょっと嬉しい。
---
♪ アナフィラキシー・ショック 真空ホロウ
Posted at 2014/03/09 16:55:52 | |
トラックバック(0) |
カプチーノ | 日記