日の出から少し。
スプラウトの助手席に自転車を積んで出掛けました。
BD-1は、あつらえたように、シートにスッポリ収まってくれる。
あんまりにもきっちり収まってるので、ちっともガタつかない。
唯一のマイナスは
道中、誰かを助手席に載せられないってこと。
「どうしました、お嬢さん」
「いえ、ちょっと、持病のさしこみが…」
「そいつはいけねえ、ま、ちょっと乗って行きな」
みたいなことが出来ない。
ガッキーあたりが道端でうずくまってても
手を差し伸べてあげられない。
あ、自転車を降ろせばいいのか。
到着したのは、印旛沼のほとりの小さな公園。
ここに車を止めて、積んできた自転車で走るオジサンを
何遍か見たことがあります。
サイクリングコースがあるんですね。
じゃあ、ってことで、パタパタと組み立てて、周囲を走る。
沼の周辺だけあって、鳥がやたらと多い。
うわってぐらい大きな鳥もいる。
キャプテンハーロックの肩に止まっていそうなサイズで
ちょっとびっくりだ。
サイクリングコースは、高低もなくって
自動車もこないので、とても快適。
尚子コースと裕子コースって名前がついてるので
自転車よりマラソン用の道なんでしょう。
何でも、高橋さんと有森さんが練習してた道中を
マラソンコースに整備したんだって。
沼の周りには、鳥のほかに
自転車でかっとぶオジサンとか
ラジコンヘリを飛ばすオジサンとか
カメラを手にふらふらしてるオジサンとか
趣味人のオジサン連中が集まってる。
私も、カプチーノに乗って、小径車で走って
カメラ担いでいるので、かなり重症患者の方だ。
なんで、こう、趣味人って皆オジサンなんだろう。
女性はほんとうに少ない。
いや、たまたま沼に集まると利便性のいい趣味が
オジサン向けのものが多いってだけなのかもしれないけど。
ヨガとか料理とかネイルとか、沼のほとりじゃやらないし。
でも、趣味にハマるのは男が多いような気がする。
でもって、みんな、ちょっと言い訳をしてたりする。
「いや、ちょっと健康にいいかなって」とか
「若いころに欲しかったものが、たまたま」とか
「ボケ防止ですよ、ボケ防止」とか。
「いや、ツテから結構安く手に入って」とか。
胸を張って、俺の趣味はこれだ文句あっか
って感じじゃない。
すこーしばかり、ほんのちょっとばかり
後ろめたそうな雰囲気が、どこか漂う。
態度とか、会話の端々とか。
言い訳をしないと、どこか落ち着かない。
配偶者の手前はもちろん
会社の同僚であっても
同好の士に対しても。
自分自身に対しても。
冬枯れの木と芒の残骸だけど
光が具合よくあたると
とてもきれいな景色になる。
こういう写真が撮れても
いやあ、たまたまですよ。
って言い訳しちゃう。
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♪ 言い訳Maybe AKB48
※このロケ地は、地元からほど近い成田や佐原ってとこです。
Posted at 2014/12/28 17:18:44 | |
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