職場環境の良し悪し

おはようございます🌞

ブログを読ませて頂き、若い頃の事を思い出しました。

私が最初に入社した会社は誰もが知るテレビでもcmが良く流れる一部上場企業でした。
入社が決まった時は、家族や親戚から、"いいとこ入ったね"って喜んでもらえたものです。

ところが、私は営業職で入社したのですが、
研修の為に新入社員が5名配属になった営業所で最初の1週間で2名が辞め、次の週には又1名が、とうとう私ともう一人の残り2名となって、次の週には、遂にもう一人も辞めてしまい、私一人になってしまいました。
最後の一人が辞める前の晩に実家の九州の母親に公衆電話から話す彼の言葉を30年以上経った今でもはっきりと覚えています。

"母さん、僕明日会社辞めて帰るよ、仕事は嫌じゃないけど、殴られるのはもう嫌だぁー"

私は電話の後で◯◯君、辞めるの‼️
考え直してよ。◯◯君が辞めちゃうと新入社員は僕一人になっちゃう。
電話したのは、金曜日の夜だったので、もう一日土曜日を何とか乗り切れば日曜日又ゆっくり考えようよ（当時は未だ週休2日制ではありませんでした😭）って説得したのですが、彼は
"明日一日又殴られるのはもう嫌だ"っと、忘れもしません。土曜日の未だ日が昇ってもいない暗い雨の降る早朝に彼は営業所の2階の
寮から出ていきました。
寝ている私を静かに起こしてくれ、最後の挨拶をしてくれました。
その夜彼のお母さんから電話があり、息子から聞きました。そんな会社だなんて夢にも思いませんでした。あなたも辞めるなら早い方がいいと説得されました。
実は辞めた4人は全員、辞めさせてくださいと
申し出た訳ではありません。
夜逃げしたのです。
辞めると言えば、又殴られると思い逃げるしかなかったのです。

言葉の暴力など可愛いもの。
最後の一人になった私も本当に蹴ったり殴られたりしました。
今では、パワハラなんて"可愛い言葉"がありますが、そんな言葉で表される優しいものではありませんでした。
勤務時間も朝6時半から日付が変わる頃まで。
週末の土曜日には、朝まで営業会議と称した
地獄の様な罵倒のいじめが。流石に毎日遅くまで働いているので疲労が蓄積し、週末の会議では気を抜くと寝落ちしてしまいます。
1年上の先輩がある日の"会議"で寝落ちしてしまい、やかんで熱湯を頭からかけられました。
ブラック⁉️、ははは、そんなリトルリーグみたいな幼稚な言葉には当てはまりません。

そんな会社に7年も居て、5年目には遂に営業所で最大の売り上げを上げる様になり、今度は私がそんな事をする側の人間になってしまいました。
自分の父親くらいの営業成績の悪い先輩に、
"なんでお前のギャップを俺が被らなあかんねん、死ぬ気で売ってこいやー"って、暴力こそ
ふるいませんが、言葉の暴力たるや、それはもう我ながら酷いものでした。

結婚を機にその会社は辞めましたが、営業成績がTOPだったので、部長が本部から引き止めにやって来た程でした。
辞めた理由は、結婚している先輩の家に食事に呼ばれた際、先輩の幼稚園くらいのお子さんが寝る前に、"おじちゃん、又来てね"
と先輩に言うのです。
私はびっくりして、おじちゃんってどういう意味？って聞くと、"俺の顔殆ど見る事ないから、オモチャ買ってくれる優しいおじちゃんって思ってるみたいや"
衝撃的でした。

自分の子供に、父親と認識してもらえないなんて。

この事がキッカケで家庭人として、夫として、父親として、幾ら会社ではエースでも、家では補欠では幸せにはなれませんよね。

転職はバブル景気だった事もあり、業界ナンバーワンの一部上場企業に再就職する事ができました。
まあ、転職前の会社から比べるてと、天国の様な会社です。
息子の就活の時には、選択した会社で人生が大きく変わる事を自分の経験からよく言って聞かせました。

本当、病は気から。

幾ら身体がしんどくても、ちゃんと食べてよく寝れば回復しますが、心の疲労は簡単には回復しません。最終的には疲労の根本的原因を取り除くしかないでしょう。

部署移動出来て、本当に良かったですね。

辛そうにしてるお父さんを見るのは、家族も辛いですから。

そんな状態じゃぁ、好きな車も心から楽しめませんよね👍

コメントありがとうございます。
就職してのことを拝見し大変だった思いをシミジミ感じました。
苦しい経験したからこそ今があると思うようにしています。
楽なことばかりが良いワケではないですが一度きりの人生を苦楽を共に歩んでいいきたいと思います。
凄いお話をありがとうございます。