白のプジョー106 S16、通称デンロク。
AHAカップで再起不能を思わせるほどの痛手を負いながら、後継オーナーのほげぐまさんが心血をそそぎ、見事にサーキットに復活させたのは昨年の夏のことでした(
おかえりなさい、デンロク参照)。
ところが、ほげぐまさん、復活から1年を待たずして、諸々のご事情で、残念ながら、デンロクを降りられることになりました。
サーキットで多くのネタを提供し、人々の記憶に残る迷車となったデンロク。このまま廃車の憂き目に逢わせるのではあまりに忍びない、ということで、大変光栄なことに、我が家の青号へ脚廻り移植のお話をいただき、二つ返事でOKした次第です。
そして、袖森で「マルっと耐久」が開催されていた5月1日、某秘密基地におきまして、脚廻りの移植手術を受けてまいりました。
グレードダウンデーを参照
当初、前後の移植術は3時間の予定ということで、9時から予備作業の開始、昼過ぎには終了を見込んでいました。
ところが、作業が進むと、固着だのなんだの、予見していなかった障害が次から次へと露呈し、進捗が妨げられました。
結局、オペが終わったのは、15時を回っていました。
【移植後 かっちょいい~】
とりあえず試走してみるかと、ギアをリバースに入れてそろそろと下がると、なんかタイヤの音と接地感に違和感が。そのとき前方から見ていたほげぐまさんが笑いながら近寄ってきて、一言。
「すっごいトーイン!」
前から見ると、だしかにデフォルメされた漫画みたい(笑)
【ステアリングは直進状態なのに、、、】
ちょっと走ってみると、まっすぐ走るのも大変。曲がり角では、超オーバーかと思うといきなりステアリングのキックバックが襲ってきます。
これでは、無事に家にたどり着けるか不安、ということで、そこからさらに調整作業の開始。
まともに走れるようになったのは4時過ぎのことでした。
初夏を思わせるほどの暑さの中での厳しい耐久整備となりましたが、見事、デンロクの脚(と若干の魂)が青号に奢られることになりました。
さあ、グレードアップした足でどんな走りを見せてくれるのでしょうか?
本気走りは、アライメント調整など一度プロに見てもらった後になりますが、デンロクの遺志を継ぐ以上、無様な走りはできません。
もう、6月のAHA(といっても走行会orタイムトライアルですが、)でポッキン・アゲインか(笑)
Posted at 2016/05/03 18:36:05 | |
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