前回までのおはなしは
こちら。
部品を個人輸入する=作業はDIY ってことで購入するボタンをポチッとする前にFSIAピット担当部長である
N工房長に相談し快くサポートを受けられることに。。。(笑)
某日オーバーホール作業はN工房ピットにて開始されました。
まずはピストン、ダストブーツ等のサイズを計測し適合を確認しなければなりません。
ここでサイズが違うと・・・すべて終了です(汗)
キャリパーを外し、ブレーキホースも外しました。ダストブーツは熱とブレーキダストでぼろぼろでした。
ダストブーツは細いマイナスドライバーのようなものでこじり出します。
ピストンはエアーコンプレッサーがあればエアーをフルードを送り込む穴から入れるとポンッと飛び出してきます。
コンプレッサーがない場合は自転車の空気入れでもいいとどこかに書いてありました(笑)
なおここからの作業は
はそ@GDBCさんの
整備手帳を参考にさせていただきました。
ばらした状態です。
外したものと新品のピストン径や高さを工房長愛用ののぎすで計測します。ダストブーツやピストンシールも確認したところ刻印されているブレンボの部品番号のようなものも完全に一致しました。
右のは精度がとんでもなく凄いものらしいです。
外されたピストンやピストンシールには思っていたほどのダメージは見当たりませんでした。
外したキャリパーの清掃に入ります。今回はエアーコンプレッサーがあるために中性洗剤で洗ってしまいました。
コンプレッサーがない場合にはキャリパー内部の乾燥を考えパーツクリーナーや灯油などで清掃したほうが良いと思います。
その後の作業方法は
はそ@GDBCさんの
整備手帳を参考にしてください。
一番時間が掛かったのはキャリパーの掃除かもしれません。
普段から磨いていれば良いのでしょうがなかなかそうもいかず長い間蓄積された汚れはそう簡単に落ちません。
どこまで清掃するかで作業時間もかなり変わってくると思われます。
清掃・乾燥が終了したらピストンシールに専用のグリスを塗布し入れ込みます。
そしてグリスを塗りこんだダストシールをピストンにつけてゆっくりまっすぐキャリパーに戻します。
ちょうどこの頃です、N工房にマシンガントークなFSIA
会長が登場しました。。。
来るなりつなぎに着替えピットサポートにはいるのかと思いきや・・・
右手にはN工房の冷蔵庫からチョコモナカを取り出し・・・食べてるだけでしたww
どうもこの頃から作業の進捗が急激に遅れだしたのは気のせいではなかったようです(爆)
会長夫妻のお土産のクリスピー・クリーム・ドーナツでしばし休憩です。
これからのスポーツ走行シーズンオフ期間中は、N工房で作業しながらウダウダが主流になりそうです(笑)
そしてキャリパーを元に戻し、ブレーキフルードを全量交換です。
フルードは
7耐の際に
ha♪さんより頂いていたLubros Racing FORMULA BRAKE Fluedを使用しました。
N工房でも初めての試みで試行錯誤的であったことや、途中からの爆弾・爆笑トークが楽しく作業時間も当初予定より大幅に伸びましたが無事完了しました。
作業後のブレーキのスムーズさはびっくりするほどの変貌で、今FSWを走行したら2秒縮めるんじゃないかと思うほどですw
まあ今後この車でこのキャリパーを使用してスポーツ走行をするかどうかは???ですが、汎用性のあるF50キャリパなんで移植は可能ですしね(笑
ブレーキのタッチが以前と変わってきたとか、過走行、ハードな走行を繰り返している方は純正、社外問わずにオーバーホールは可能ですから検討してみてはいかがでしょうか。
N工房長はじめ、お付き合いくださった方々お世話になりました&ありがとうございました~♪
なお、ブレーキに関しましては重要保安部品ですので作業はすべて自己責任にてお願いいたします。
Posted at 2010/06/01 20:52:24 |
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