
皆さんこんにちは。
事業仕分けにより軍資金がカットされ、某お祭りには不参加のブーです。
艦これの薄い本でも漁りに行こうと思テタのに('A`)
さて今回はこのブログ内でも人気の薄いバイクネタです(爆
最近はガソリンの値段が高くてなかなか遠出する気になりませんf(´-`;)
そんな状況だと燃費の良いWRタソにばっかりかまけてしまうわけで、最近はトレビノさんに乗れずにいます。(せめてエアコンが使えればクルマを運転する気になるのに・・・といっても今現在修理の予定は無いんですが^^;)
それでも旧車はナマモノ(?)なので、たまには腐らないように動かしてるんだけどね。
私のWR、低速で加重・抜重する(バイクに乗ってハネる)度にスイングアームの動きに合わせて「キュッキュッ」と音がするようになってしまいました。停車してサスを縮めるようにゆっくり動かすと「キュゥ~?」っとマヌケな音。
そうです、解る人向けに言うとまるでピングドラムのペンギン『2号』のように。
最初はダンパーがイカれたのかと思った。
オーバーホールのフラグ立てorz!
ルート確定&修理はショップ任せでCG回収不能、車両保証はとっくに切れてバッドエンド直行。俺の財布オワタ!\(^o^)/
(´;ω;`)ブワッ
しかし帰宅してよくよく考えてみると、たったの二万キロ如きでサスがイカれるとは思えない。音の発生源から考えてアームとリンク周りのグリス切れだと断定。
その後はいつもお世話になってる友人S氏のガレージを借りて、リアリンクのグリスアップを行いました。
先ずはアクスルシャフトのデカいナットを緩め、リアタイヤを持ち上げることから始めます。エンジン直下にバイク用ジャッキをセットし持ち上げ!
るのですが、最大までジャッキアップしてもリアタイヤが地面と触れたままで持ち上がりません。友人S氏のWR250Xはこれでしっかりリアタイヤが浮くようですが、私のRではサスストローク量が多いのか何なのか、タイヤが浮かない(゜´Д`゜)
作業が進まなーい!ヽ(`Д´)ノ
ちなみにこのジャッキ(バイクリフト)は「DRC HC2リフトスタンド」。
値段は一万ちょっと。めちゃ高いけど今まで自動車用パンタジャッキ使ってた身としては、それっぽくてカッコいいですね。
この時は結局、何故かその辺に転がってたブレーキシューをジャッキ脚に噛ませ、さらにその辺に転がってたブレーキパッドをジャッキ上面とアンダーフレーム部に挟んでかさ上げ。
なんとかタイヤを浮かせる事に成功。
ブレーキ部品でバイクのジャッキアップとか激しく何かが違う気がしたのだが、レンガやブロックといった代用品が見つからず、こんなんで一時間弱消費した希ガス┐(´∀`)┌
後日、なんか納得いかなかったので「DRC HC2リフトスタンド」について色々調べてみると、滑り止めゴムで覆われた天板部直下、シャフト付け根に高さ調節用のボルトがあるらしいことが分かった。そいつを調節すれば万事OKだったみたいよ、S氏。
説明書読もうぜ、な? ( ´_ゝ`)つ もっとちゃんと観察すれば良かった。
チェーンアジャスタを奥へ。というかネジを緩めたアクスルシャフトをリンク側にずらして、チェーンをスプロケットから外す。そしてアクスルシャフトを抜けば・・・
この通り、タイヤが外れました。
リンク部のネジを外して、
こんな感じに。
ここまで外すとスイングアームが落ちてくるので、ウマ(自動車用リジットラック)か何かで押さえる。ブレーキキャリパはリンク側にスライドさせれば簡単に外れます。
WR250R/Xの目玉の一つ、異形断面スイングアーム。見れば見るほど面白い形、ってかあまり見慣れないデザイン・・・。見た目の重厚感の割にはそんなに重くなかった。
スイングアームごと外そうとも思ったが、ホースなどのブレーキ周りが意外と入り組んでいて大変そうで諦めてしまいました。
スイングアームのシャフトを外す大きいサイズのディープソケットも持ってないし。
何よりブレーキペダルがその進行を塞いで分解を拒んでいたからね。
当たり前だけどブレーキペダル押し込んだらキャリパー閉じちゃったし、尖がってて痛いし。ここの六角外せば何とかなるんだろうけどそしたらマスターも外さなきゃ。そうだ、WRのリアブレーキのスイッチってどうなってるんだろ、まぁ途中どっか外せるでしょ。あれ?ブレーキホースがかなり入り組んでるぞ。これ外すのはめんd(ry
・・・スイングアーム分解を諦めさせるには十分な説得材料でした。
ロックナットを緩めてリンク付け根の「コの字」アルミ部品はネジになってるので、回転させれば車高を調節できます。
上のギザギザリングは伸び側の減衰調節ダイヤル。
一般的(?)なクルマ・バイクもプリロードを弄って車高調節ができますよね。
例えば車高を落とそうと思った場合、これはバネを緩めて初期反発力を抑え、弱まった反発力が1G分(車体の重量が加わった時)元に戻る事で調節しているわけです。故に低速走行中などによる、加重が掛かり始めるタイミングでの動き方も変わってしまうのですな。勿論、サスは縮めてもバネレートそのものは一定なので、車高を変更した以外に車体の異なった挙動を感じ取れる方なんて世の中あまり居ないと思いますが・・・。
私の場合は車高を変えた事すら気づかない可能性有( ´,_ゝ`)プッ
おっと、話が脱線してしまった。
そう考えるとWRのサスはなんて親切でしょう。
プリロードを弄らずに車高が変更出来るなんて(;´Д`)ハァハァ
てか殆どグリス、ノってねェ(;´ρ`)
外したベアリングとカラーに付着していた古いグリスを拭き取って新しいグリスを塗り込みます。
これらのカラー内部はニードルベアリングが入っていますが、弄り過ぎるとコロがポロポロ落っこちるので失くさないよう注意。
ここの部分、こういうリンクに適したグリス(ウレア?)が二輪パーツ量販店(菜ップス等)に売られていて、ホントは防水性とか優れたそちらを用いるのが好ましいのです。しかし高い!
そして万年金欠の私は何の躊躇いもなく、その辺に置いてあった万能グリス(普通のリチウム石鹸、半固体の薄い黄色)を用いましたとさ。ちゃんと調べないで塗りたくったけど、ここは路面からのショックによる極圧が発生することを見越してモリブデンの方が良かったのかな?
教えてエロい人щ(゚д゚щ)カモーン
とまぁこんな感じに。
既定トルクでガッツリ締め付ける前に、あとはタイヤを取り付けて・・・
こんなもんでしょう。そしてチェーン長さを調節。
クルマだと足回りを組んだ後は1G締め付けをしますが、バイクの場合はどうなんでしょうね。サービスマニュアルにはそのような記述が無かったのですが。
クルマの足回りやエンジンマウント等で用いられているブッシュ(ブシュ)は樹脂由来で出来ているものも多く、ある程度は変形することを見越して、組み付け時に掛かる力を統一するためにも行うような認識なのです。しかし、今回の部品群は基本的に金属部品。整備書に載ってないからやらない方が良いってことは無いと思うけど・・・。
ま、とりあえず跨ったままで増し締めを行いました。
そして試走!心なしか、リア周りが軽快に動くような気がします。コーナリングがさらに楽しくなりました。
しかし「キュッ」の異音は収まらず。音の発生するタイミングも音量も変わり無いのでリンクではなく、やはりスイングアームでしょうか。
あぁ・・・(´ω`)トホー