トヨタ スプリンタートレノ(AE92)に乗っていました。
ええそうですよ、昔はたくさん走ってましたが今となっては希少車です。出先で現役バリバリのAE92を見かけるとものすごくテンションが上がり、その日一日幸せな気分になれるのは私だけでしょうか。
一応これでもハチロクの後継車で、直線的で角ばったデザインが特徴。
流線型?何それおいしいの?
リトラクタブルライトも今となっては骨董品。リトラを閉じた状態は、ランプ形状的にEFシビック/サイバーCR-Xに見えなくもない・・・。
このフロント周りの表情がお気に入り。
「トレノ乗ってます」
「ハチロク?あの豆腐屋の」
「いえ、その次の前輪駆動になったモデルですよ。AE92っていう」
「へぇー・・・」
「・・・」
当時の走り屋さんからはFFだからという理由で嫌われ、挙句の果てにエンジンはハチロクのドナー車、あとは使えないから資源ゴミ、というヒドイ迫害を受けていました。だがしかし一般人からの評判は特にスタイル面で良かったようです、まぁ当時の頃なんて聞いた話でしかないけど。
そんなAE92だが、知り合いのおじさま達からは評価が高いようで。
「いやぁ懐かしい。トレノって言ったらハチロクなのに敢えて92なんて、若いのに渋い趣味だねぇー」
「こんなに小さかったっけ。あの頃のクルマはカッコ良かったよなー」とか。
実際に同年代で「レビトレは誰がなんと言おうとAE92派!」の人に直接会ってみると、物好きな人も居るもんだなと強ーい親近感を感じる今日この頃( ´∀`)
友人の紹介で格安購入(勿論検切れ)。しかし新規で車検を通すのに莫大な費用と大きな手間が掛かり、それはもうヒドかった。現在では内装外装・機関部はかなりマシになりました。
私のもとに嫁いできたときから色々な社外部品が装着されていました。
超硬いダート足(kyb superspecial for rally)
突っ張り棒(前後タワーバーとロワアームバー)
メーカー不明サブコン(恐らくsiecle製)
車検対応タコ足・タイコ(藤壷マニ、TRUST BLsus)
触媒ストレート(車検が…orz)
エンジンの熱気をどんどん吸い上げるHKS毒キノコ
ホットナンチャラとかの燃費向上イメージグッズ。
トランクにはCOROLLA LEVIN ZSの文字が。(←故に「トレビノ」)
前オーナーさんは何をしたかったのでしょう・・・。
後期なのでハイオク車。
燃費は街乗り平均11.5で悪くても10以上、『一般道で』最高15.7。スバラシイ。遠出は下道派なので高速はめったに使わず・・・(←貧乏)
走行中部品取れそうで怖いし。
エンジントルク・パワーは低い・・・といってもカタログ上は必要十分な140馬力。しかし高回転で頑張る4AGの乾いたエンジン音は最高で、踏んだら前進!レスポンスは良好。
あちこちからガタが出ています。シンクロが逝かれてガリガリなるので、2速へのシフトチェンジは基本的に苦手。
『エア』エアコンで夏場の乗員は死にそうに。
戻らないドアノブ。
現在スタビのブッシュは六分咲き、左前からコトコト音。
2013年12月21日、ドナドナされていきました。ありがとう、楽しかったよ。
(2015/9/9 更新)