こんばんは!
今回はシリンダーヘッドのポート加工をします。
ポート加工ですがお友達の「わんこさん」のアドバイスでやってみることにしました!
加工はインテークポートとガスケットとの段付き修正
エキゾーストポートとガスケットとの段付き修正を行います。

まずはインテークからですが、
下準備として穴という穴にガムテープを貼り切粉が入らないようにします。

実際にガスケットをあてがってみるとこんだけの段差があります。
これでも問題なく走るんでしょうが、明らかに空気の流れが乱れてるでしょう。

ガスケットに沿ってけがきました。
今回使う道具はポート研磨に使うハンドルーター、フラップホイール、超硬バー
です。

これらを使ってぐいぐい削って参ります。

結構きれいに削れます。一気に削らずちょっとずつ削っていきます。
一個目を仕上げたら同じように次のポートも削っていきます。
最初に削ったポートを指で触りながら同じように滑らかになるよう
意識をして削ります。

荒削りが終わりました。
次はフラップホイールできれいに磨いていきます。

#60と#120を使って鏡面とはいきませんがきれいに磨いていきます。

結構ピカピカになりました!
インテークポートはここまでにしておきます。
ポートのチューニングではポート内の砂落としと呼ばれる
ザラザラした表面を鏡のように磨き上げる鏡面研磨という加工を
施しますが、現代のエンジンには意味がないのでは?
と云われるようになってきました。
インテークに限ってはザラザラした表面にインジェクターによって噴射した燃料が
当たりさらに細かい粒子まで燃料が砕けることによって
スムーズな燃焼が行われるようです。
鏡面研磨でツルツルにすると燃料が張り付きうまく燃焼室に運ばれない
現象が起こるのだと云うのです。
ただ空気がスムーズに流れればいいというわけではないんですね。
後、鏡面研磨にはいいこともあります。
まずツルツルに仕上げることによって汚れが付き難いと云うことです。
しかしインテークに限っては、燃料を噴射しているし、ハイオクを入れていれば
なお洗浄性がレギュラーより優れているので、ポート内は意外に
きれいなんです。
ポートの鏡面研磨が役に立つのはエキゾーストポートではないかと思います。
エキゾースト側はカーボンの蓄積が激しく洗浄するのに苦労しました。
と云うことで、EX側のポートはプチ鏡面にしてみたいと思います。
まずはエキゾーストポートの段付き修正です。

ガスケットをあてがってけがいていきます。
見づらいですが1.2㎜ほど削ります。

何度もガスケットをあてがってズレはないか確かめながら削ります。

4つ削れました。
仕上げの研磨にかかります。


次は少し大きいフラップを使います。#60,80です。

#80の仕上がりです。

次は違う形状のホイールです。#120です。

#120の仕上がりです。

#180のホイールです。


#180の仕上がりです。結構きれいになりました。
次はポートの奥の研磨にかかります。
が、作業に熱中していたため、写真をほとんど撮っていません(笑
ですので完成写真で勘弁してください!

バルブシート側から撮った写真です。
ちょうどバルブガイドが見えますね。
このポートは結構凸凹しててあまりにも酷いので
凸凹を研磨し滑らかな面に仕上げてみました。
後は砂落としをしただけです。ポートの形状を変えるほどの
研磨はしません。
#60番のホイールでザラザラを落とし#120番で仕上げました。
鏡面はいろいろ本や7ネットで読んだ限り自己満足の世界と
判断したのでこれで十分です。

バルブガイドが出てる付近はホイールも指も入らないので
ザラザラが残ってますが、諦めました。
もっと細い研磨ツールがあればできるかもしれません。
本気でやるならガイドを抜く他ありません。
これで多少なりとも排気側の流れはスムーズになったのでは
ないでしょうか?ガイド辺りが気になりますが(笑
カーボンの付着もこれで抑えれますね。

加工が終わったヘッドは切粉や鉄粉だらけなので、
きれいにしなくちゃいけません!
洗車場に行って高圧洗浄機で奥の汚れもこれでキレイ!
部品の洗浄は高圧がいいとアドバイスがあったのでやってみました。

ドライヤー二刀流で乾燥です。

キレイになりました!!
さて次は何の作業だったかな?
次回もお楽しみに!