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Sho-go!のブログ一覧

2013年11月27日 イイね!

AE111エンジン ボーリング、ホーニング加工

こんばんは!
またまたアップします!
そろそろ12月になりますが寒さもだんだん
厳しくなってきました。まだ雪は見ていませんがそろそろ県南も
霜が降りるんではないでしょうか。


さて今回はエンジン部品の精密な検査、並びに精密な加工を
専門業者に頼みます。


今回の検査、加工は
戸田レーシングにお願いしました。


あの憧れのTODA POWERに電話して
色々な相談をしたわけですが。
久々に電話口で緊張しました(笑
まるで、思いを寄せるあの子に
自分の気持ちを伝えようかどうしようか、
電話片手に迷ってたあの頃・・・

てな感じで話をしてみると、
思いのほかオープンで親切で
色々な質問に返答してくれました!


で、ついに戸田レーシングまで部品片手に
門を叩きます!!



ショールームにはランサーのエンジンのカットモデル!
インテグラ、S2000のエンジン!
F3マシーンがディスプレイされ何とも言えない、夢のような
世界。
食い入るようにメカを見ていたら
担当のスタッフが現れ、さっそく部品を見ながら
打ち合わせです!

打ち合わせの結果
まず、
1.シリンダーヘッドの面研磨はできるだけ
最小限に歪を取り研磨量を抑える。

2.シリンダーブロックの上面研磨もヘッドと同じように
最小限の研磨量でお願いしました。
AE111のエンジンは圧縮比が11:1と云う
当時では結構攻めた圧縮比で、面研磨による
さらなる圧縮比アップはエンジンにはよろしくない、
という結論から至りました。
シリンダーブロックの上面研磨は余りしたくないのですが
色々調べると4Aシリンダーは上面が結構歪んでる物が
多く研磨しないとガスケットが抜けるというのです。
面研磨せずにメタルガスケットは危険ということです。

3.ボーリングは今回ピストンが0.5㎜オーバーのピストンを
使用するのでピストン一個一個のサイズを測ってもらい
ピストンサイズに応じたシリンダー径を削ってもらうことに
しました。壊れないクリアランスでお願いしました。

4.クランクシャフトの曲り修正はプレスを使って
修正するので砕けない様祈るだけです。

5.クランクシャフトのクランクピン、メインジャーナルの
ラッピングをお願いしました。
メタルとのオイルクリアランスをきれいに保つための研磨です。

6.コネクティングロッドのピストンピンブッシュの打ち換えと
使用可能の検査です。
ブッシュが使用可能だったら無加工でお願いしました。

てな感じで、部品を預け
待つこと一か月!

帰ってきました!




めっちゃきれいに仕上がってます!



ジャーナルのラッピング!輝いてます!



面研磨、ボーリング、ホーニング!

コネクティングロッドは全然問題無かったので
そのまま使用できますとのことでした。

シリンダーブロックとヘッドの研磨量ですが、
ヘッドが0.05㎜
ブロックが0.13㎜でした。
やはりブロックが酷いな・・・

クランクシャフトの振れ、曲り修正は
中央ジャーナルで0.02㎜の振れから
0.005㎜の振れまで修正してくれました。

トヨタ(ヤマハ)はまあまあ精度がいいみたいです。
一番クランクの精度がいいのはホンダみたいですよ~




これで大まかな準備が整いましたね!
戸田レーシングで頼んでおいた、
メタルガスケットとTRD子メタルもそろって
その他のエンジン部品もそろいました。

後はシリンダーを塗装して組みつけの準備を
するだけです。

それではまた!

Posted at 2013/11/27 21:07:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月26日 イイね!

AE111エンジン シリンダーヘッド③

こんばんは!
今回はシリンダーヘッドのポート加工をします。

ポート加工ですがお友達の「わんこさん」のアドバイスでやってみることにしました!
加工はインテークポートとガスケットとの段付き修正
エキゾーストポートとガスケットとの段付き修正を行います。



まずはインテークからですが、
下準備として穴という穴にガムテープを貼り切粉が入らないようにします。



実際にガスケットをあてがってみるとこんだけの段差があります。
これでも問題なく走るんでしょうが、明らかに空気の流れが乱れてるでしょう。




ガスケットに沿ってけがきました。


今回使う道具はポート研磨に使うハンドルーター、フラップホイール、超硬バー
です。





これらを使ってぐいぐい削って参ります。



結構きれいに削れます。一気に削らずちょっとずつ削っていきます。
一個目を仕上げたら同じように次のポートも削っていきます。
最初に削ったポートを指で触りながら同じように滑らかになるよう
意識をして削ります。



荒削りが終わりました。
次はフラップホイールできれいに磨いていきます。




#60と#120を使って鏡面とはいきませんがきれいに磨いていきます。



結構ピカピカになりました!
インテークポートはここまでにしておきます。
ポートのチューニングではポート内の砂落としと呼ばれる
ザラザラした表面を鏡のように磨き上げる鏡面研磨という加工を
施しますが、現代のエンジンには意味がないのでは?
と云われるようになってきました。
インテークに限ってはザラザラした表面にインジェクターによって噴射した燃料が
当たりさらに細かい粒子まで燃料が砕けることによって
スムーズな燃焼が行われるようです。
鏡面研磨でツルツルにすると燃料が張り付きうまく燃焼室に運ばれない
現象が起こるのだと云うのです。
ただ空気がスムーズに流れればいいというわけではないんですね。

後、鏡面研磨にはいいこともあります。
まずツルツルに仕上げることによって汚れが付き難いと云うことです。
しかしインテークに限っては、燃料を噴射しているし、ハイオクを入れていれば
なお洗浄性がレギュラーより優れているので、ポート内は意外に
きれいなんです。

ポートの鏡面研磨が役に立つのはエキゾーストポートではないかと思います。
エキゾースト側はカーボンの蓄積が激しく洗浄するのに苦労しました。
と云うことで、EX側のポートはプチ鏡面にしてみたいと思います。

まずはエキゾーストポートの段付き修正です。



ガスケットをあてがってけがいていきます。
見づらいですが1.2㎜ほど削ります。




何度もガスケットをあてがってズレはないか確かめながら削ります。



4つ削れました。
仕上げの研磨にかかります。



次は少し大きいフラップを使います。#60,80です。



#80の仕上がりです。



次は違う形状のホイールです。#120です。



#120の仕上がりです。



#180のホイールです。



#180の仕上がりです。結構きれいになりました。


次はポートの奥の研磨にかかります。
が、作業に熱中していたため、写真をほとんど撮っていません(笑

ですので完成写真で勘弁してください!



バルブシート側から撮った写真です。
ちょうどバルブガイドが見えますね。
このポートは結構凸凹しててあまりにも酷いので
凸凹を研磨し滑らかな面に仕上げてみました。
後は砂落としをしただけです。ポートの形状を変えるほどの
研磨はしません。
#60番のホイールでザラザラを落とし#120番で仕上げました。
鏡面はいろいろ本や7ネットで読んだ限り自己満足の世界と
判断したのでこれで十分です。



バルブガイドが出てる付近はホイールも指も入らないので
ザラザラが残ってますが、諦めました。
もっと細い研磨ツールがあればできるかもしれません。
本気でやるならガイドを抜く他ありません。


これで多少なりとも排気側の流れはスムーズになったのでは
ないでしょうか?ガイド辺りが気になりますが(笑
カーボンの付着もこれで抑えれますね。



加工が終わったヘッドは切粉や鉄粉だらけなので、
きれいにしなくちゃいけません!
洗車場に行って高圧洗浄機で奥の汚れもこれでキレイ!
部品の洗浄は高圧がいいとアドバイスがあったのでやってみました。



ドライヤー二刀流で乾燥です。



キレイになりました!!

さて次は何の作業だったかな?
次回もお楽しみに!
Posted at 2013/11/26 23:02:37 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月19日 イイね!

AE111エンジン シリンダーヘッド②

こんばんは!
今回はEXバルブの加工をします。



こんな感じでハンドルーターをバイスに固定します。



まずはEXバルブのステムの洗浄です。
多少残ったカーボンをサンドペーパーで研磨していきます。
耐水ペーパーをオイルで濡らし軽く研磨しました。



この写真はEXバルブの中心がくぼんでて
カーボンが大量に溜まってます。
一週間ほどメタルクリーンに浸けておいたのですが、
まったくもって落ちません。
写真にうっすら文字がありますが、ワイヤブラシで擦って
やっと文字が出てきた感じです。



手作業ではらちが明かないのでダイアモンド砥粒が
付いたバーでカーボンを削り落とすことにしました。



地が出てきました。
文字はEXと5ですね。
次はカーボンが溜まらないように
くぼみの段差と文字を削っていきます。



仕上がりはこんな感じです。
けっこうきれいに削れます。流石ダイアモンド!



次はフラップホイールを使って滑らかな面を出していきます。
#60を使って研磨していきます。



写真では分かり辛いですが、
段差がだいぶ無くなってきました。



次は#120番です。
ホームセンターでは60、120番しかなかったのでこれでいきます。
アマゾンでは60,80,120.180.240.などあるんですが値段が・・・



だいぶきれいになってきました。
それぞれのバルブの面を指で感じながら
研磨していきます。時間がかかる作業ですがしっかり
やっていきます。



これは金属の仕上げ用のバフです。たしか#300
だったと思います。
これをしっかりかけていきます。




結構きれいになりましたね。
これでカーボンの付着が無くなると思います。
燃焼効率も上がるではないでしょうか。

バルブの燃焼室側を研磨したので燃焼室容積の
容積量の検査が必要になってきました。
検査についての知識はあまりないですが、
調べてチャレンジしようと思ってます。

Posted at 2013/11/19 22:01:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月11日 イイね!

AE111エンジン シリンダーヘッド①

久々にアップします!
今回はシリンダーヘッドのバルブシートと
バルブ擦り合わせをします。


20万キロ走ったエンジンなのでバルブシートが
虫に食われたような凹みが無数にできてます。
できればバルブシートカッターで修正して
やりたいのですが先立つものがキツキツなので
擦り合わせだけにします。



まずEXバルブから開始します。
バルブは全て組まれてた場所で摺合せします。
ばらばらにならないよう注意が必要です。



バルブコンパウンドです。
荒目と細目のセットになっています。



コタ棒(小)です。
5バルブはバルブが小さいので小サイズでいいです。
私はアストロプロダクツで大小セットを購入しました。



バルブに荒目を塗っていきます。
大量につけるとはみ出てくるので少量で十分です。
まず、バルブをシートに程よい力で叩き付け、
桐で穴をあける様に擦り合わせていきます。
回数はちゃんとカウントしていきます。
叩き付けは3回
摺合せ左回転、右回転、左回転、右回転、左回転の5回
後は音で判断します。
本来は回数がちゃんとあるんでしょうが、知らないので
感覚でやってみます。


荒目の摺合せ後です。まあまあきれいになりました!
荒8本細8本、計16回繰り返します。
ひたすらやってると無心になります(笑
無の境地では擦り合わす手の感覚、音だけしか感じません。
引き続きINバルブも擦り合わせていきます。



INバルブ摺合せ前



荒目摺合せ後



荒目12本した後細目で12本



INバルブ細目終了。
計24回摺合せをします。
大変ですが重要な作業なので慎重な作業が必要ですね。



INバルブの荒目摺合せ後です。きれいです。



INバルブ細目摺合せ後です。さらにきれいです。



次は擦り合わしたバルブがシートにちゃんと密着してるかの
チェックです。
使用するものは光明丹とオイルです。
目分量で光明丹7:3オイルの割合で混ぜ合わしました。
サラサラな感じでOKだと思います。
注意ですが、光明丹は有害な物質(環境ホルモン)
なので取り扱いは慎重にします。
ゴム手袋に、マスクを着用しできるだけ粉末が飛び散らないように
作業します。
私には娘がいるのでなおさら気を付けました。



EXバルブに光明丹を塗ったところです。



軽く叩き付けます。回したらだめです。



1回光明丹をふき取ります。



シートの方はこんな感じで光明丹が移ります。
ここにもう一回バルブを叩き付けます。



叩き付けたバルブです。きれいに色が移ってます。



INバルブも同様に見ていきます。



幅をノギスで測定します。
測定結果は
INバルブはだいたい1.8㎜~2.0㎜
EXバルブはだいたい1.65㎜~1.75㎜でした
基準値は1.0㎜から1.4㎜ですが仕方ありません。
密閉性は落ちるかもしれませんね。


最後はきれいにクリーナーでふき取っていきます。

これでバルブ摺合せは完了しました。

Posted at 2013/11/11 23:06:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | AE111エンジン | 日記
2013年10月10日 イイね!

AE111エンジン 部品測定検査④ カムバルブ バルブスプリング ヘッドボルト

今回も前回と引き続き部品の測定検査をします。

1.カムバルブの全長、ステム径
2.バルブスプリングの自由長、直角度
3.ヘッドボルトの使用限度確認
を検査します。

この他にも
シリンダーヘッド亀裂点検
バルブガイドブッシュオイルクリアランス点検
バルブリフターオイルクリアランス点検
などなどありますが、特殊測定器が必要となるので行いません!
バルブガイド径内径測定にはキャリパーゲージという
測定器を使いますが、4㎜辺りの内径を測る測定器が売っていないので
断念しました。あっても測定範囲がもっと大きいものです。
トヨタで仕入れればいいでしょうが、値段が・・・

と云うような感じで進めていきます。


まず今回使う測定器の紹介です。



1、マイクロメーター0~25㎜
2、ノギス0~150㎜
3、シックネスゲージ
4、スコヤ150㎜
5、ルーペ
です。

これらを使ってさっそく測定に移ります。


まずバルブの全長ステム径です。
使う測定器はマイクロメーターノギスです。
マイクロメーターは前回の0合わせと同じ手順で合わせていきます。
ノギス0合わせは必要ありません誤差確認
必要です。100分台までしか測れませんが、
だいたい2/1003/100は前後します。



ノギス1㎝に合わせ内側ジョウマイクロメーターで実際に測ってみると。



マイクロメーターですと0.968
ざっと0.03㎜マイナスです。
ですので、ノギスで精密な部品を測定する場合
誤差を確認したうえで測定してください。



こんな感じで測っていきます。



ちなみにノギスでの測定では外側ジョウを使って測定しますが、
写真のように被測定物を挟んで測定します。
内径を測定するときは内側ジョウを使います
ついついやりがちですが外側ジョウ先端で被測定物を
挟んでしまいがちです。
ですがノギスアッペの原理に反する構造なので
できるだけ基準端面の近くで測定してください。
写真の位置が正しい測定位置です。



これはEXバルブの全長です。
計測値は108.35㎜で誤差を引くと108.32㎜ですね。



次はステム径の測定です。ちょうどオイルシールの辺りが
測定箇所です。



ルブスプリングの自由長測定です。
すべて同じ個所を測定します。



スコヤシックネスゲージを使って直角度を計測します。
スプリングスコヤ接地させて、回していくとスコヤスプリング
接地面がいっぱいに開く個所があります。その開いた隙間
シックネスゲージで測定します。



測定結果です。
バルブは限度内なのでOKとしましょう。
スプリングですが基準値よりですね。

スプリングは再利用するか検討します。
それと直角度は限度内なのでOKですね。


次にヘッドボルトの検査です。



結果は合格です。
再使用したいと思います。


実際に部品を測定してみるとやはり計測値のバラつきが
多いですね。測り方にもよりますが。
髪の毛を触って感じる程の誤差で
機械にとっては大きい誤差なんでしょうね。
それでもエンジンは問題なく動くんですね。
レーシングエンジンとなるとそのちょっとの誤差も否めない
レベルなんでしょうが(汗
ミクロの世界恐るべし!


では次回も頑張ります!

Posted at 2013/10/10 23:49:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@わんこさん 前期に続き後期もドライブシャフトの製造中止になったそうで、在庫もないようです。いずれベアリングも消えるでしょうね。」
何シテル?   08/11 08:40
Sho-go!です。よろしくお願いします。 愛車は AE86レビン AE86トレノ 車が好きです!車弄りはもっと大好きです! 愛車で全開走行すると心が浄化されま...
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