今回は浸け置きしていた排気バルブの洗浄をします。
バルブの傘からステムがカーボンでガチガチです。
食料を入れるタッパーにバルブを気筒ごとに束ね
メタルクリーンに浸け置きをしました。
メタルクリーンは水の温度が高いほど洗浄能力が高くなるので
熱湯を入れました。
1時間後に様子を見てみると、液内に薄っすら浮遊物が漂って
いました。カーボンが溶け出てるんでしょうか?それともタッパーが
溶けてるんでしょうか?(笑
このまま放置です。
2日ほど浸けておいた排気バルブです。
見た目は浸ける前とあまり変わりはありませんでした。
張り付いたカーボンをスクレパーで削ってみます。
ステムの方は以外に軽く力を入れただけで落ちます。
スクレパーでだいたい落としたら、カッターナイフで残ったカーボンを
削り落としていきました。
電動ドリルがあれば楽なんでしょうが、持ってた電動ドリルが見つからないので全て手作業です。
荒めのペーパーで軽く削っていきます。手先の感覚を
研ぎ澄ましていきます!
傘の方もカーボンが落ちましたが中心の凹んだ所はまだ残ってます。
凹んだ所は指で丸みを使ってペーパーで研磨していきました。
EXと5という字が現れました。EXはエキマニの略ですね。
後はワイヤブラシで洗浄して水気を取りバルブのチェックをします。
排気バルブはエンジンの中(点火プラグも)で一番、高温と音速を超える排気流速にさらされる部品です。
真っ赤に燃え上がったバルブが高速で運動することを考えると
少しの傷が命取りになる場合があるのでしっかり微細な傷も
見逃さないようにチェックします。
それと吸気バルブと排気バルブでは材料が違うらしく、
排気バルブのほうがかなり頑丈な材料を使っているのでそれより
柔らかい工具で洗浄すれば傷も付かないと思います。
排気バルブは8本とも使いまわせそうなのでほっとしてます。
次はスロットルの洗浄をしようと思います。
今回はサンエスK-1に浸けて置いたシリンダーヘッドの洗浄と
バルブの洗浄をします。
シリンダーヘッドの燃焼室はカーボンがガジガジに
張り付いてるので気合を入れて作業を行います。
浸け置きしておいたシリンダーヘッドです。
ワイヤブラシで擦ってみるとこんなに落ちました。
すみの方に手強そうなのが残っています。
一先ず裏返してカムシャフト側を洗浄します。
どうでしょう?かなりキレイになりました!
全て歯ブラシで汚れを落としました。
さらに時間をかけて地道に落としていきます。
ブラシが届かないとこはガスケットリムーバーと
歯ブラシで徐々に溶かして落としていきます。
こんな感じでどうでしょう?
無心で磨いてるといつの間にかキレイになってます!
外したバルブ達です。
インテークバルブは以外にキレイでワイヤブラシで洗浄すると
輝きを取り戻しました。
洗浄後はクリアケースに保管します。
エキゾーストバルブはカーボンが分厚く張り付いております。
スクレパーで削ってみましたが、刃がたちません!
メタルクリーンに浸け置きしておきます。
一先ずバルブを浸け置きして汚れの様子を見ながら
バルブの洗浄をしたいと思います。
それではまた!
こんにちは、今回はシリンダーヘッドの分解に取りかかります。
このAE111のエンジンはインテークバルブが12個
エキゾーストバルブが8個
計20個のバルブがシリンダーヘッドに組み込まれています。
これがパワーの源ですね。
部品の数も多いので、分解した部品はしっかりと管理しておきます。
収納ケースに収納されていたシリンダーヘッドです。
油汚れがひどーい。さてクリーニングする前にバルブの分解です。
シリンダーヘッドホルダーです。点火プラグの穴に棒を挿入します(笑
VSV(VVT)バルブの取り外しです。Oリングパッキンで止まってる
構造ですが抜くのにかなりの力がいりました。後ろにひっくり返りそうになりました!
シリンダーヘッドボルトを洗浄してケースに保管です。
今回ヘッドの分解に使用する工具です。
・バルブスプリングコンプレッサー
・バルブステムシールプライヤー ロングタイプ
・マグネットロッド
後ラジオペンチがあれば便利です。
バルブリフターを抜くとアジャスティングシムが一緒に付いてきます。
気付かずに洗浄すると無くなってる!?
事になるかもしれないので
裏に張り付いたシムをラジペンで取って一先ずバルブの上に載せます。
インマニ、エキマニのリフターとシムを洗浄後バルブスプリングコンプレッサーを取り付けました。
ハンドルを回しテンションをかけていくとパコっと音と振動があります
リテーナーロックが外れた音です。すかさずマグネットロッドで取り上げます。
外れた部品です。小さな部品はリテーナーロックで
バルブスプリング、を押さえつけるバルブリテーナーです。
洗浄後クリアケースにバルブごとに分けます。絶対に他のバルブの部品が交ざらないようしっかり管理しておきます。
インテーク側が全て外れました。バルブは残しておきます。
エキゾースト側です。作業はインテークと変わりません、外しては洗いを坦々と繰り返します。
忘れてましたがスプリングを外したらもうひとつ部品が残っていました。バルブスプリングシートです。
ふたに番号を書いて分かりやすくしてます。
洗浄後防錆剤を吹いておきます。
バルブステムシールプライヤーのお出ましです。
バルブステムオイルシールを抜き取る工具です。
さっそく挟んで抜き取ろうとするとなかなか抜けません。
スポッとすっぽ抜けます。なんだこの工具やくにたたねー!と
思いましたが、方法を考えます。
思いついた結果パーツクリーナーで油分を飛ばしウエスで挟んで
抜くとうまく抜くことができました!それでも結構力が入ります。
ウエスがあるとヘッドに傷も付かないので一石二鳥です。
このオイルシールは新品交換です。
全て抜き取ることができました。エキゾースト側は以外に軽く取れましたがバルブガイドにパッキンが残ってしまいます。ラジペンで取りましたがピンセットがあると便利かもしれません。
横に飛び出たボルトを取っていきます。洗浄トレイに入らないので大きめの物を買っとけば良かったと今後悔です。セメントを練る大きなトレイがあれば楽です。
オイルポンプを分解してみたいと思います。構造は会社で使ってるポンプと一緒なので見慣れています。一応ギアの測定をして組みなおします。使う工具はインパクトドライバーです。
リターンバルブの構造です。至って簡単。スナップリングプライヤーを使います。
今日はここまで、シリンダーヘッドの分解はかなりの時間と能力が要ります。焦らず慎重に時間をかけてしっかりやりたいですね。
次はシリンダーの洗浄です。
それではまた!
エンジン下りたぞいな カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2014/01/02 11:10:22 |
![]() |
AE111エンジン クランクシャフトメタル合わせ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2013/12/07 02:01:40 |
![]() |
AE111エンジン シリンダーヘッド③ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2013/11/27 00:13:42 |
![]() |
![]() |
トヨタ スプリンタートレノ ファミリーカー エンジンAE92後期 田戸ハイカム ソレックスキャブレターファンネル使 ... |
![]() |
はーえー86 (トヨタ カローラレビン) AE111へスワップ予定 現在 エンジン86純正 強化マウント TODA製エキマニ4- ... |
![]() |
ADVAN森本RED☆BOXインテグラ (ホンダ インテグラタイプR) ホンダ インテグラタイプRDC2で中国地区ジムカーナに出場してました。 |