今回はメタルクリーンに一晩浸け置きしていたピストンの
クリーニングとシリンダーブロックのウォーターラインの錆落し、
サンドブラストを使ってシリンダーブロック表面の錆落しカムカバーの
塗装落しをします。
浸け置きしていたピストンです。カーボンがまだこびり付いてます。
これをワイヤブラシで落としていきます。大分落ちやすくなってます。
どうでしょう?見違える輝いを放ってます!さて使いまわせるかな?
ピストンリングツールを使って外して行くのですが、使い方が分からず、
①ピストンのリングを折ってしまいました(汗でもすぐ気付けたので残りは
完璧です!
ピストンリングNo1、2
オイルリングは新品を使うつもりなので、古いのはホカします。
次はシリンダーブロックのウォーターラインの錆落しです。
酷い状態の写真を撮ってなかったためどんだけ酷い状況かお伝えできませんが、とても酷いです。実動車のエンジンですが3年放置されたらさすがに錆が大量発生です。錆が塊となって水路を狭めていたのでピックツールで
錆を落とします。落としては流して確認しての繰り返しです。塊が残っていた場合ポンプに噛んでスタッグとかなると水の泡です。
中古でエンジンを仕入れた場合気をつけて診たい箇所ですね。
錆の最後の仕上げにホームセンターで買ったラストリムーバーです。
在庫が1本だったのですが2本あればシリンダーのウォータラインもクリーニングできます。
水路の穴を全て塞ぎます、ウォータポンプの穴も塞ぎます。入り口はポンプの上から原液を入れます。足らずは水を入れます。
10分ぐらい放置した後水で洗浄します。
気付いたのですが少し漏れてました(汗
これがラストリムーバーでのクリーニング後です。
手前の茶色い部分が漏れて液が浸透していなかった部分です。奥の灰色が
液によってクリーニングされた部分です。水路の底は錆で埋もれてた所でしたが完璧です!
水洗いして裏返して乾かし中。
オイルノズルのオイルラインを掃除するためドレンボルトを外します。
ヘキサゴンを使って緩めますが結構硬いです。反対方向にもありますが
緩まないのでここだけにします。
オイルノズルの穴にパーツクリーナーを吹き防錆剤を吹いておきます。
このドレーンは整備書に書かれてないので締め方の説明がありません。
緩ますようになっていない箇所です。一応液体パッキンを塗布してボルトに
合うトルクで締め付けたいと思います。
作業場を20km離れた実家に移しサンドブラストを準備します。
コンプレッサーとキャビネットはこの日の為に買っておいた物です。
やっと使えます。
メディアはガラスビーズを使います。このガラスビーズは会社で廃棄される
ものをもらいました。高級ビーズなので仕上がりが楽しみです。
まずカムカバーです。ワイヤブラシで剥がしてましたが、面倒なので
ブラスト処理!
どうでしょう?めっちゃ速く塗装を落とせました。傷も付かず速くてキレイ!
シリンダーブロックも真っ黒で錆だらけでしたが輝きを取り戻しました。
ブラシや電動ではリブの細かいとこまでは届かないのでブラストは楽で
良いです!
これでシリンダーブロック周辺の分解クリーニングが終わりました。
次はシリンダーヘッドの分解です。
こんばんは!エンジン分解工程UPします。
5月2日からゴールデンウィークに入り、やっと落ち着いてエンジンを弄れるようになりました!仕事中もエンジンのことで頭いっぱいです(笑
一先ず分解したら、家族サービスをせねば!!
では昨日の作業です。
カムヘッドカバーです。2日メタルクリーンに浸けておきました。
さすがに頑固なオイル汚れもキレイさっぱりです!
細かい溝は歯ブラシを 使用しました。水洗いでしたのち乾燥です。
ではシリンダーブロックの分解にかかります!
まずシリンダーブロック3番ピストン付近にある
ノックセンサーを取り外します。
メガネスパナー27mmを持っていないため
モンキーレンチを使って緩めました。
けっこう硬いので慎重に緩めました。
ウォーターポンプの取り外しです。
中に水が残っているのでトレイで受けることをお勧めします!
タイミングプーリーの取り外しです。
ここで使用するのが薄刃ギアプーラーです。
整備書ではドライバー二本を使って取り外すと書いてありますが、
念のため買っていきました。
プーラーを取り付けていたらプーリーが手前に動くのです(笑
ドライバー二本でいけました(汗 一応かっこうだけ。
お次はオイル圧センサー(左)水ドレーンボルト(右)を取り外します。
オイル圧センサーは27mmです。ドレーンボルトは注意が必要です!
長年の錆の影響かかなり固い上、ナメ易いボルトなので
6ポイントのソケットを 使うのをお勧めします。
それでも緩まなければ諦めましょう!
ちなみに今回取れました。
エレメントアダプターを外していきます。
エレメントアダプターは2層構造になっていて、
最後に現れたこのボルト、 またもや持っていないサイズのボルトです。確か27mmだったかな。
モンキーレンチで緩めてましたがナメてしまいました(汗
で、この工具で緩みました。便利です!
オイルをドレーンから抜きました。
オイル量はと云うと1リットル(笑 わお!大丈夫?
そして、エンジンスタンドを回してエンジンをひっくり返します。
勿論したに受けて!(収納ケース)
オイルパンカッターです。
オイルパンのボルト19本ナット2本を緩めた後、シールパッキンを
切っていきます。結構気持ちいいです、このカッター!
外れました。
味噌汁を作れそうな網の(笑 オイルストレーナーを取り外します!
オイルパンバッフルプレートもオイルパンカッターを使いシールを
切っていきます。もうじきクランクシャフトがお目見えです!!
クランクのお出ましです!見るだけでよだれが垂れてきます!
向かって右が1番ピストンで圧縮上死点の状態です。
オイルポンプの取り外しです。多少オイルが残ってるので
ウエス受けながら 外すとオイルが垂れません。
オイルシールも剥がします。
ダイヤルゲージを使ってコンロッドのスラストクリアランを測ります。
基準値0.160~0.250mm
測定値0.28mm!?
範囲外!と焦ってましたがクランクも同じ方向に動くので、
その誤差はあるかもしれません。
シックネスゲージを入れてみましたが
0.25mmはギリギリ入りますが0.28mmは入らなかったテです。
何かいい計測のしかたがないかな~
コンロッドベアリングキャップのナットを緩めます。結構硬いです。
コンロッドベアリングキャップを外した後ピストンを外していきます。
整備書にはコンロッドのボルトにビニールキャップをかぶせ、
シリンダー並びにクランクシャフトを傷付けない様にピストンを取り外す。
とありますが、無いので細心の注意をはらってピストンを下に
押し抜いていきます。モンキーレンチの枝の方で突きながら抜くのですが
上から突く事に気をとられピストンが抜け落ちてエンジンスタンドに
カチン!!弾みでベアリングが飛んでいきました(汗 やっっちまった!
ピストンの平たい頭に凹みができました(涙 大丈夫かな?
と、そこへ救世主たる弟が現れたので手伝ってもらいます。
残は安全に抜き取ることができました。
次はリアオイルシールリテーナーの取り外しのため
エンジンスタンドから
シリンダーブロックを降ろします。
重さは結構あるので二人がかりで慎重に降ろします。
リアオイルシールリテーナーが外れるとダイヤルゲージを使って
クランクのスラストクリアランスを測ります。
基準値0.02~0.22mm
測定値0.1mm
範囲内です。
クランクシャフトの取り外しです。クランクシャフトベアリングキャップを外して行きます。
ナットの緩める順番があります。
④⑧⑩⑥②
③⑦⑨⑤①
リアオイルシール側から①番ナットです。写真がそのナット。
2~3回に分けて徐々に緩めます。
外れたクランクシャフトです!結構重いです。
いつ見ても美しい!
メタルクリーンで洗浄し防錆剤をかけ棺に保管です(笑
外した部品は付いてあったように並べて起きます。
奥はクランクベアリングキャップとボルト、スラストベアリングです。
次はピストン、シリンダーに直接オイルを噴射する、オイルノズルの
取り外しです。付いてあったように保管します。
次はピストンからピストンピンを抜きコンロッドと分離します。
温かいメタルクリーンに浸けておいた状態から、外します。
ここでピストンピンを抜く特殊工具を使うようになってますが、
14mmロングソケットを代わりに使って抜きます。サイズもピッタシテです!
ピストンにこびり付いたカーボンはそう簡単には落ちてくれません。
ワイヤブラシも悲鳴をあげてます。一晩浸け起きです。
コンロッドも洗浄した後、防錆剤でうるおいます。
メタル類は全て外して順番通りに保管です。
シリンダーブロックの洗浄です。
トレイに収まりません!洗いにくいです!
ここで気付いたのですが、
シリンダーブロックのウォーターラインを覗いて見ると
錆がかなり深刻な状態 になってました。
錆同士がくっついて新たな壁を形成してました。
(黒い粒が錆の塊です)
人間で云う血管が詰まり血流が滞る動脈硬化。
このエンジンもかなり重症なので緊急手術です。
ピックツールで固まった錆を砕いて流すという作業を何回も繰り返し
ようやく底が見えてきました。ある程度、経路がきれいになったので
ここで一先ず終了です。
次の日はこの錆をさらに除去する作業をしたいとおもいます。
それではまた
3連休最後の日!この日は届いたエンジンスタンドを組み立て、
いよいよエンジンをばらします。まず、貸し倉庫に備品や工具をとりに行ったり
ホームセンターに防錆剤を買いに行ったりと準備が大変!
今回使用する防錆剤。けっこうお値段しますよ~
部屋に置いてあったエンジンを外に運び出します。
今日はいつも手伝ってくれる友人がTIサーキットに行ってるので
自力でやりたいと思います!よいっしょ!!
何とか装着できました(汗
エンジンクレーンを持ってこようか迷った挙句めんどくさがりーな
私は使わず装着。多分釣った方が早いと思います。
今回装着に使ったボルトはミッション固定用のボルトを使いました。
エンジンスタンドのアーム部の幅がスタンドのメーカーによって異なるので
純正のボルトでは届かない可能性があります。
アームの幅+ブロックに30mmは、はめたいのでホームセンターで
M12P1.25のボルトを注文してください。
早速エンジンのオペに取り掛かりたいと思います。
まず、タイミングベルトカバーをヘ6角ヘキサゴンで外していきます。
VVTのプーリーがお目見えです!
カムヘッドカバーを止めてる3本のボルトを外してマイナスドライバーで
浮かせて外します。裏はごらんの通りのどす黒さ!
メタルクリーンを水に溶いて「投げ込みヒーターサーモ付き800w」で温めます。
カムカバーは浸けておく間に次に取り掛かります。
ここでひとつ問題が発生しました(汗
このクランクプーリーホルダーって工具を使いプーリーのボルト、
このエンジンでもっともエグいトルクで締め付けているこやつを
緩めていましたが、余りにも緩まず右側のプーリーを固定するネジが耐え切れず
挫折してしまいました(汗 いきなり試練です。
でも始めてしまった以上諦めるわけにもいきません。
で考えたのが写真です。スパナをあてがいハンマーで気合の数発!
取れました!!
この作業の前に
1番シリンダー圧縮上死点合わせをしておきます。
カムシャフトにもマークがあるのでそれが上に来たとき、
クランクプーリーの目盛りが0度のとこにあわせます。
このプーリー事件でかなりの時間を費やしてしまいました。
でプーリープーラーのお出ましです!
はい!使わなくとも取れる硬さでしたW
タイミングカバーを全て取っ払い、タイミングベルトの回転方向、カムプーリーの合わせマークをベルトにマーキングしておきました。
ベルトテンショナーを外し、ベルトを外します。
カムプーリー取り外し。
インマニ側のカムキャップベアリングのボルトを外から内側に徐々に
緩まして外しました。カムシャフトはメタルクリーン浸けで。
エキマニ側も同じように外します。
お次はシリンダーヘッドを外していきます。ここで使う特殊工具を紹介します。
アストロ製のダブルヘキサゴン12mmです。差込サイズは1/2です。
570円なのでトヨタで買うよりはるかに安いです。
スピナーハンドルで緩めます。
順番は
③⑦⑨⑥②
①⑤⑩⑧④
です。2~3回に分けてゆっくり緩めていきます。
ゆがみが出てくるからこのような緩め方をするみたいです。
外れました!やっとここまで来ましたが、気が付くと日が暮れてコウモリが
空を飛んでます(笑 今日はここまでにしておきます!
一先ずしまいます!
これは外していったボルトを小分けにし名前を記しました。
これで組み上げるときに迷ったりしないでしょう!
洗ったカムキャップベアリングを組んであった状態と同じようにしまいます。
カムシャフトとプーリー、ベアリングです。
これら洗浄した部品は全て防錆剤を吹き付けてしまいます。
今日の作業はここまでです。次の連休はシリンダーに取り掛かります!
ではでは!
今日はエンジンに付属する部品を外していきます。
インダクションBOXの取り外し、このボックスは金属でできてて結構重いです。
下に垂れ下がったインテークはプラスチックでできています。
これだけで大分軽量化できるんではないだろうかw
4連スロットのお出ましです!
お次はハーネスを外していきます。
エンジンの各センサーのカプラーを外していきますが、
ついでにカプラーにセンサー名を書いたテープを張って外していきます。
スロットルボディーを外しました。
こんな感じでスッキリしてきました!
オルタネーターです。
大事に保管です。
ISCVロータリーソレノイドってやつです。
外します!
サーモブロックです。ここについてあるセンサーはスワップ時に
使うので大事に保管しておきます。
サーモブロックが付いていた所です。穴は茶色く染まり茶色の粉が
沢山出てきました(汗ウォーターラインはどうなってるんだろう・・・
お次はクラッチです。なんとクスコの強化が付いてます!
メタルかなとわくわくしながら外しました!
クラッチカバーはボルトを対角線上に徐々に緩めていきました。
外してみるとメタルプレートが入ってました!
磨耗をみると内側から外側に向かって減りが徐々に激しく
なっています。微妙ですね。
86には戸田レーシングのクラッチが付いてるのでそっちを使います。
お次はフライホイールです。
ここのボルトは結構なトルクで締め付けてるので緩めるのは
容易ではありません。
クランクが回らないようメガネレンチを長いボルトでロック、
スピナーハンドルでボルトを緩めていきます。ハンマーの枝ではつって
緩めました。
バックプレートです。これは使いませんが何かに使えそうです。
リアオイルシールリテーナーがあらわになりました!
FFにはパイロットベアリング無いみたいですね。
これでエンジンスタンドが装着できます!
スタンドは今頃船から陸に上がったかな?
エキマニが外れました。
ここのボルトは熱によってかなりの錆が発生しています。
めんどくさがりな私はオイルアップせず気合の一発で緩めていきます(笑
このエキマニは社外品ですね~
戸田のエキマニは111にも装着可能?らしいのでこのエキマニのフランジを
切って溶接ってしなくても済みそうです。
パワステポンプステーです。これはこれでお役目御免です。
86のパワステを生かそうと思ってます。
ウォーターポンププーリーの取り外しです。
ウォーターインレットNO1?かな?ここはいずれ潰す穴です。
今回は一先ずここまでです。かなりシンプルになりました!
重さもかなり軽くなったことでしょう。
エンジンスタンドが来るまで一休みです~
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