
先日デリカに4chパワーアンプ(ALPINE KTP-600)を取り付けました。
当初は、フロント左右とリア左右の4ch入力の4スピーカー出力という最も一般的な接続で考えていましたが、ヤフオクでセンタースピーカー(carrozzeria TS-CX900)を思わず安価で落札・入手できた事から、フロント左右とセンタースピーカーで3ch入力の3スピーカー出力として接続する事にしました。(センタースピーカー用の入力はリア左右出力をメス2オス1のRCA分岐ケーブルで合流させてパワーアンプの3ch目に接続)
この接続で満足していたものの、このパワーアンプは下の図のようにフロント左右でのブリッジ接続(4chを2ch使用にして出力を2倍にする接続方法)もできるので、これも試しにやってみようと思ったものの、、、。いざ作業を始めてみてRCA分岐ケーブルが足りない事が判明。。。買い足すのはケチりました。苦笑
上記のフロント左右のブリッジ接続は諦めて、下の図のようにフロント左右+センタースピーカーのブリッジ接続を試してみる事にしました。(図中のサブウーファーに該当するところにセンタースピーカーを接続しました)
まずはパワーアンプを取り外してRCAケーブルをフロント左右、リア左右で接続します。
ナビ裏へのアクセスのため、小慣れた手付きでパネルを外していたところ、、、。BIG XのMENUボタンがパネルに引っかかって吹っ飛びました。汗
幸いモノは車内で直ぐに見つかりました。見たところ破損も無さそうです。
なんとかぴったり復旧できました。これ、前回バラした時に、重力に任せてナビを取付ネジの遊びの下限で取り付けていたため、ナビ下面とパネルとのクリアランスが不十分となっていて、それが今回のMENUボタンとの引っ掛かり&吹っ飛びの原因となってしまっていました。
取付ネジの遊びでもってパネルの微妙なクリアランスがもっているんだなぁと、良い勉強になりました。
慣れたもんで、すぐにナビ裏にアクセスできました。フロント左右はそのままで、センタースピーカー出力をブリッジ接続に繋ぎ直しました。(リア左+とリア右−をセンタースピーカーに接続しました)
毎回ナビ裏配線のぐちゃぐちゃが気になっていたので、エーモンのコイル型配線バンドで、とりあえずスピーカー配線だけでもまとめてみました。他の配線もまとめたかったのですが、長さもまちまちで複雑なので諦めました。。。
チャンネル切替スイッチは3/4chを選択します。ハイパスフィルター(指定以下の低周波数帯域をカットする)はフロントは無し、センタースピーカーは120Hzでセットしました。
ゲイン調整はフロントは12時のまま、センタースピーカーは通常接続時は14時でしたが、ブリッジ接続で存在感がグッと増したので丁度いいくらいからちょっと弱めにして一旦10時にしておきました。
フロントのドアスピーカーはKENWOOD KFC-XS1700を使用していて、ツイーターがソフトドーム式だからなのか、高音が耳に刺さるような感じはなく、マイルドでとても綺麗な音なのですが、パワー感が薄いと言えばそうなのかもしれません。といった感じでした。
それが、センタースピーカーとしてcarrozzeria TS-CX900を設置して、今回ブリッジ接続してみて、高音域のパワー感みたいなものがかなり補強されました。このセンタースピーカーは66mmのファイバーコーンスピーカーに25mmのハードドーム式ツイーターを合わせた2wayタイプになっているのですが、このツイーターがかなりの仕事をしてくれている印象です。
センタースピーカーから音が出ている事が分かるくらいのゲインにしてしまうと、高音域が耳に刺さる感覚を感じるほどだったので、ゲイン調整は比較的控えめに設定していますが、それでも存在感はしっかりと感じられます。
レガシィのマッキントッシュの記憶を参考に、ダブルツイーター化しようかなど色々と想像していましたが、今回のセンタースピーカー設置で解決できたかもしれません。(ヤフオクで2000円ちょっとで落札できましたが、そもそもの定価は15000円のもので、かなりいい仕事をしてくれています。)
ちなみに、下の仕様表にあるようにセンタースピーカーTS-CX900の定格仕様は20Wです。それを今回は定格45W/chのブリッジ接続(90W)で使用しています。少々無理をさせてはいますが、普通に聴く分には定格の10分の1くらいの電流しか流れないはずなので、リスクを認識の下、問題ないと考えてこのまま行きます。
ちなみに、大音量で1時間ほど音楽をかけてパワーアンプの表面温度はギリギリ触り続けられる程度の高温(体感42〜45℃くらい)となっていました。センタースピーカーをブリッジ接続にしてやや熱くなりましたが、それでも触れないほどではないので、やはり問題は無さそうです。バランスの取れた素晴らしいパワーアンプだと思います。
備忘録ですが、バッ直線のヒューズがエンジンルームでプラプラしていたので改善しました。プラス端子〜ヒューズ間が最も危険なポイントなので、ここをできるだけ短くして圧着端子を付け直しました。
一応、振動対策としてヒューズ部はバッテリーに雑ですが絶縁テープで固定しておきました。
そういえば、エージングが進んだのか、サブウーファーのDynaQuest DQC-800Bの鳴りがかなりよくなってきました。身体というよりも耳で聴くための重低音を奏でてくれるタイプのサブウーファーですが、最近はゲインをMAXまで上げると身体で感じられる程の音圧を出してくれるようになってきました。成長(?)が感じられて楽しいです。
センタースピーカーとサブウーファーがかなりいい仕事をしてくれて、音楽を大音量で聴くのが楽しくなってきました。あと気になるのは、リアスピーカーが影を潜めてしまったのと、フロントスピーカーにもうちょっと頑張ってほしいというところでしょうか。
パワーアンプとしての効果、取付性、発熱、そして何よりも価格の安さから、ALPINE KTP-600をかなり気に入ったので、ヤフオク売却益とPayPayのポイントから、もう一台同じものを購入して、フロントスピーカーのバイアンプ化(ツイーターにも個別chを与える)とリアスピーカーのアンプ接続化をやってみたいなと妄想しています。
もともと音楽が好きだった事もありますが、カーオーディオの沼にどっぷりとハマってきてしまいました。とはいえ、ハイエンド機にはカスリもせず安価な入門機や中古品で嗜んでいる程度ですが。
オーディオを語る視点がうんちくっぽくなってきてお恥ずかしい限りですが、いま一番の楽しみになっているので、しばらくこれで遊んでいきたいと思います。笑
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2020/12/12 23:44:14