仕上げは固形ワックス一択!という考えしかなかったので、今まで液体系のものには無関心だったのですが、試しに話題のゼロ・ドロップをレガシィに使ってみたところ、その作業性と仕上がりの良さに感激致しました。何か新大陸を発見したような(笑)、新しい世界が開けてきたので、色々と試してみる事にしました。
まずは、何よりも下地が大事という事で、先日購入したポリッシャーで磨いてやりました。これが結構暴れるもので、とても作業中の写真は撮れませんでしたが、仕上がりは上々です。\4,000の価値、十二分にあります。
そして、一度こういう試験やってみたかったんですよね笑
ルーフを仕切ってそれぞれの供試剤をテストしてみました。自由研究を思い出します笑
供試剤は左から、
①「インパクト・マスター・フィニッシュ(固形ワックス)」シュアラスター
→標準的な固形ワックス。比較用として試しました。
②「ゼロ・ドロップ」シュアラスター
→ゼロ・ウォーターを買いにYHに行ったところ、高撥水性の新商品ゼロ・ドロップを知りました。水玉はコロコロするのが正義と考えているので、迷わずこちらを購入。\1,600くらい。
③「イオンシャイン」クリンビュー
→限定版のくまもんパッケージに惹かれ(笑)、同じくYHで購入。\1,600円くらい。
④「アクアドロップ(ガラス結晶化/硬化型)」アクアドロップ
→それ系の人々の間で評判が良かったのでネットで購入。\3,700くらい(2ビン入り)。
それぞれ施工後二時間おき再度施工、二度塗りしました。更に四時間後の状態がこちらです。霧吹きシュッシュ試験の結果では、ゼロ・ドロップが一番いい印象でした。
項目別に評価します。
【水玉のコロコロ感】
ゼロ・ドロップ > イオン・シャイン > アクア・ドロップ > 固形ワックス
→ゼロ・ドロップが断トツです。水玉の接触角も一番大きく、コロコロと合体して流れ落ちていきます。
【表面肌のスベスベ感】
イオン・シャイン > ゼロ・ドロップ > 固形ワックス > アクア・ドロップ
→意外とイオン社員が良かったです笑
【作業性】
ゼロ・ドロップ = イオン・シャイン > 固形ワックス > アクア・ドロップ
→洗車後にそのままシュッとしてウエスで拭き取るだけなので、極めて簡単でした。アクア・ドロップは後述します…。
【艶】
固形ワックス > ゼロ・ドロップ > イオン・シャイン > アクア・ドロップ
→さすがに蝋をベタベタ塗ったくっているだけあって、固形ワックスが一番でした。
固形ワックスの艶はさすがですね。写真では違いが判らないので、他のものは省略します。
個人的には、ゼロ・ドロップがベストだと感じましたが、とりあえず、一番高価だったアクア・ドロップをインプレッサの全身に施工してみました。
しかし、これの作業性が非常に良くない!小ビンからスポンジに液体をとり、ボディに薄くのばし、間髪なくウエスで即座に拭き取るのを繰り返すのですが、溶媒の液体がすぐに揮発して飛んでいくし、その溶媒がとても臭いし(化学実験で使うアセトンのような感じ)、小ビンの液体をこぼしちゃうし・・・。1ビンで全体を施工できなかったので、ルーフとバンパーはゼロ・ドロップで仕上げました。
施工後四時間の見た目です。やはり、固形ワックスの濡れた様な艶にはとても敵いません。施工後一週間、一か月と時間を空けて耐久性を見てやらないと、総合評価は難しいかな。
ただ、今回は下地処理をポリッシャーでしっかりと行ったので、状態は非常に良く見えます。コーティング剤の被膜というより、ポリッシャーで一皮剥いた効果が絶大でした。
コーティング被膜は“商品の質”のみに左右されますが、下地処理は努力をした分だけ効果を見せてくれます。
今後もこの輝きをキープしていきたいと思います。そのパートナーとしては、ゼロ・ドロップやイオン・シャインにお任せしていきたいなと思いました。
【結論(持論)】
恐縮ですが、偉そうに持論を展開します。結論としては、ゼロ・ドロップが最優秀、イオン・シャインが次点という印象でした。費用対効果も適正に思えます。
①固形ワックス
→ワックスがけ作業自体が楽しい(楽しさ最重要!)
→艶は最高だけど汚れが付きやすい
→一晩雨に濡れると艶がほぼ消える
→今時、ガレージ持ちの人が使うものなのかなぁ
②ゼロ・ドロップ
→作業が簡単
→効果最高
→汚れが付きにくいし、付いても落としやすい
→一晩雨に濡れた程度では効果低下は感じない
→青空駐車の救世主!
③イオン・シャイン
→ゼロ・ドロップとほぼ同様の性能
→加えてくまモンがかわいい
④アクア・ドロップ
→作業性×、溶媒が臭いし作業も楽しくない
→耐久性はあるようだが、艶・撥水性は劣位
→このようなガラス硬化型商品は、全く洗車しない人がプロに頼んで施工するものであり、洗車趣味の人にはマッチしないと思う
→ガラス結晶化や耐久年数五年についての論理的な説明がなく、過大広告・非科学的な印象
→ゼロ・ウォーターや他社製品を名指しでボロクソに言い、この類の商品を持ちあげている人々(業者)が居られ、原理についての誠実な説明もない事から、よくない印象をもってしまいました。洗車好きの方にはあまりお勧めしたくありません。少なくとも私のカーライフスタイルからは価値を見出せませんでした。
【追記】
ゼロ・ドロップ1度塗り後のレガシィです。(奥でボディカバーかかっているのはインプレッサです笑)
一般的な固形ワックスでは出せないコロコロ感です。ちょっと走らすと、すぐにコロコロと水玉が落ちていきます。優秀です。

Posted at 2015/03/01 02:26:05 | |
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