ノイズを利く

センタースピーカーを交換します
新横浜支店さんに作っていただいたバッフル、超カッコよいです。
アルミとステンレスを2重に重ねて異種金属接合による振動吸収を狙います。
ユニットはAWAVEのKing35で上から下まで良く鳴ります

King35の問題点は86dBと能率が低いことです。　また細かい調整もやりたいのでDSPとアンプをはさみます。　（センターと左右のドア）

ずいぶん古いSONYのアンプですが、入力段のオペアンプをバイパスするダイレクトスイッチとか、無帰還アンプにするスイッチとか、テスト信号発生器までついてます。　もちろん電源は左右別。　カーオーディオ黄金時代の製品ですね。

最近は調整のためにピンクノイズを良く使います。
落ち着いて目を閉じて、お香のごとくノイズを利く?!と、なんとなく雲の形が見えてきます。一つの点を中心にすべての周波数が丸く集まるのが理想ですが、よく聞いてると雲の形がいびつだったり、違う周波数の雲が見えてきたりするのでこれを調整でつぶします。
修行を積むと特定周波数の雲が左右に分かれて張り付いているのも聞こえたりします。

ピンクノイズの質ですが、サー、ザーが理想で、ガーとかギーだとどこかの周波数が歪んでいます。
　
基本はパラメトリックイコライザですが、やりすぎるとどんどん音が痩せていきます。　
タイムアライメントも強力な武器ですが、この車ではAPFによる定位の調整が行われていますので使用せずにDSPのAPFを追加的に使ってます。　ようやく使い方がわかってきました。

結局はモグラたたきなので一筋縄では調整できませんが、ようやく少し光が見えてきました。