鉛温泉
花巻市外から山に分け入ってたどり着く、秘湯ムードのある温泉地。
私は公共交通で訪れたので、駅から送迎バスで向かいました。近辺には温泉地が点在し、バスは各温泉の共同運営のようで無料でした。鉛温泉はその中でも歴史のある温泉のひとつ。宮沢賢治の童話にも名前が出てくるとか。
立ち寄り湯も可能ですが、宿泊がお勧め。一般的な旅館のほか、湯治客用の棟もあり、私は興味本位でそちらの部屋をとりました。共同の炊事場や、日曜品を売る商店が旅館内に連なるなど、湯治の世界を垣間見て興奮…あれ?部屋のカギがない。そうです、(ちゃんと予約時に明記されてましたが)部屋は無施錠で、オープンにご近所付き合いできます。これぞ日本だよね、うんうん。
さて、温泉に話を戻すと、ここは館内に5つ別々の泉質の湯が湧いてるとのこと。その中で名物の白猿の湯は、一枚岩をくり抜いた120センチほどの深さの湯船に立って入るもの。子供は背が足らないかな…。ちなみに混浴で、女性専用タイムが設けられてます。私が深夜2時頃に1人で浸かっていると、「かつて」の乙女の御一行が続々と乱入され、目のやり場に非常に困りました。困りました…。つーか見られてました…。
私が行ったのは真冬でしたが、夜は氷点下になるなか、身体が冷える都度温まり直す温泉の愉しみがたっぷり味わえました。温泉の真ん前にはスキー場もありましたので、また冬にボードと自炊の準備して来たいかな~。
住所: 岩手県花巻市鉛中平
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