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フェラーリというと我々スーパーカー世代にとっては本当にあこがれの車だった。
こうして、歴代のフェラーリを並べてみると、丁度512ベネルリッタボクサーやDinoの時代にカー雑誌の写真をみながら興奮していた。スーパーカーブームの火付け役である「サーキットの狼」（池沢さとし著）の中に出てくる車はどれも格好良く、この漫画でロータスやらランボルギーニやらとメーカーの名前を覚えた。
このころ、ランボルギーニとフェラーリは熾烈な最高速争いを行っていた時期で、512BBは時速302km/hを出し、300km/hのカウンタックを抜いて世界最速の車としてスーパーカーの頂点であった。
　Dinoは、Miuraとならび美しい車として印象に残っている。
　テスタロッサ以降はあこがれというよりはバブル時代の車で、なにやら走るための車というより不動産などと同じ投資の対象としか扱われなくなった感じで、本来の車の性能や美しさへのあこがれみたいなものが薄れていったような気がする。
　それでもテスタロッサの名前の由来が、フェラーリの伝統的なレースカーのV型12気筒エンジンの赤いヘッドカバーをもった車のみに与えられるものというのを聞いてすごい！と思ったものだ。F40,F50,Enzoはそれぞれ記念モデルの限定車で走る車というイメージではなくなってしまった。
　さて、ローソンのこのコレクションだが、1/72モデルでボディーはメタルでできていて、おまけにしてはとても良くできている。