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かめい堂のブログ一覧

2007年11月15日 イイね!

ジジと考えた、都市空間

ジジと考えた、都市空間 犬を飼い始めて気が付いたことのひとつに
 公園の存在がある。
 猫の額ほどしかない平野に一千万もの人々が
 活動する東京という都市で、なんら生産性を
 持たない土地が、規模の大小はあれど
 どの街角にも用意されている、という事実は
 待てない生活を過ごす現代人が見過ごす
 住まう街の風景ではないだろうか。

何をそんなに急いでいるの? ふらふら

道行く人々の足取りは、早い。
生後9ヶ月の犬がマゴマゴしてしまうほど、歩道を行き交う人々の歩幅はセッカチだ。
イライラが充満する都会の歩道で、のんびりと散歩する贅沢が許されるのは、
ご隠居さんと愛犬家くらいのもの。だから、
犬のムスメと歩く僕に声を掛けてくるのは、じいさん、ばあさん、犬(の飼い主)、なわけで。
足を止めて話す僕らを迷惑そうに避けて行く、人、自転車、ベビーカー。
これくらいは、大目に見てくださいな、と。言いたいところだけれど。
社会秩序を乱しているのは自分達だから、話も早々に切り上げる散歩道。

歩き疲れて一休みする、街角の小さな公園。
家々が密集する住宅街に忽然と姿を現す、人々の記憶から忘れ去られた、名もなき公園。
歩む時に背を向ける、ご隠居さん達の社交場であったりする、時の止まった空間。
(一般的に)働き盛りとされる僕らの年代には場違いであるけれど、
犬のムスメが愛敬を振りまくことで、快く受け入れてもらえるのであり。
知ることのなかった街の歴史を伺ったりした時は、なんだか得した気分になったりもする。
区の管理する小さな公園はそんなふうに、庶民の憩いの場として機能するけれど。
都の管理する大きな公園は、どうであろう?

我が家からはおよそ、1.5Km程の距離に位置する10万㎡超の、亀戸中央公園。
財団法人が管理するだけあって、隅々まで管理の行き届いた大きな敷地には、
歩む時に背を預ける働き人や若いママさん達の活気が満ちあふれる空間だ。
そして。
芝の素敵な広場が呼び寄せた、愛犬家の輪。
ドッグランを持たないながら犬を飼う者達の社交場として機能するここにはいつも、
走り回る、愛らしい子犬たちの、姿がある。
詰めが甘いながらも犬と遊びたいジジとしては、飛んで行きたいところだけど。

いまは。ダメなんだなぁ~ 冷や汗2

急速に深まる秋色が染め上げる、公園の樹木。
人の手により設計された自然は、人の英知で創られた街に暮らす人々へ、四季の変化を伝える。
快適さと引き替えに失ってしまった素朴な風景を取り戻したいと願う、都市公園の存在。
モノも、カネも、産まないけれど。

そこには、笑顔があったんだねぇ~ 犬
Posted at 2007/11/15 16:48:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年11月02日 イイね!

娘が女になった日

娘が女になった日 本日、オンナになりましたぁ~ うれしい顔 だ、そうである。

 生を受けて9ヶ月ちょうどの11月1日、
 ジジに生理がきたのであった。
 これは。めでたいことなのか?
 いやちょっと。早いんでないかい?

 そう思ってしまった僕は、
 犬の年齢を知らない父だったのである。

だって、もう。お年頃なのよ ウィンク

月齢で、9ヶ月。
人間に換算すればだいたい12歳くらい、とのこと。
犬の。歳の取り方は、特に生後一年までの間、尋常でない早さで進むのだそうであり。
人間のペースで考えていては、ついていけないんだなぁ ...

オンナっぽくなったようにも感じられる表情に、これまでとは違う一面が見受けられる
我が家の、いぬのむすめ。
誰か好きな人(犬)はいるんだろうか?
なんて考えてしまう、にんげんのおとーさんなのであった 冷や汗2
Posted at 2007/11/02 16:41:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年10月10日 イイね!

ジジ、城南島海浜公園へ行く(ドッグラン編)

ジジ、城南島海浜公園へ行く(ドッグラン編) 事の起こりは、1990年のマンハッタン。
 林立する摩天楼が天を覆い尽くすその谷間に
 忘れかけた空を思い出すかのように設けられた
 大小様々な公園。
 息詰まる人工都市にポッカリと口を開けた
 緑と水の台地は、時を急ぐ人々の休息の場
 として機能したのだけど、意外なことに
 犬は入れなかった、らしいのである。

ライフパートナーとしての犬、その市民権は既に得られていたであろうアメリカの
適度に民主的で適当に保守的な大都会において、足が2本、余計についているというだけで、
友以上の存在である愛犬と共に、公園へ入れぬとは。
なんたることか!
そう嘆いたニューユーク市民は少なからずいた、のだと思う。
一人の意見はやがて大衆の総意となり、
ムーヴメントは市民運動のカタチを借りて行政を動かすに至る。
犬も一緒に遊べる公園、ドッグランの誕生である。

古来より。
文化は海を渡ってくるニッポンだから、ニューヨークに誕生したドッグランの渡来も早かった、
と考える僕だけど、実のところ。
五代将軍綱吉公の頃は江戸の街全体がドッグランだったわけで、お犬様の遊戯施設、
そのオリジンは日本にあったのかもしれない。

というわけで、城南島海浜公園つばさドッグラン。
噂に聞いた潮風の薫るフラットな芝の台地では、大小様々な犬たちが敷地一杯に走り回り、
付き添いの人間達は隅のベンチで思い思いの時を過ごす、素敵な空間であった。
良く言えば自然のまま、悪く言えば管理が行き届いていない水元公園のそれに比べれば、
確かにこちらの方が、(人に付き添われた犬が遊ぶ施設という意味での)ドッグランの
イメージに沿っているような感じもあり。
そう思わせる雰囲気はやはり、開放的な海の存在なのかもしれないけれど。

さて、肝心の、我が娘はどうであろう?
案の定、ベンチの奥から様子を伺うだけで、走るどころか、歩く気配すら見せないジジでは
あったけれど、にんげんのおかーさんに助けを求めるほど、緊張しているでもない。

もしかしたら今日は、誰かと遊ぶだろうか 冷や汗2

そんな予感と共に、僕らは頬に当たる潮風を楽しむことにした。
Posted at 2007/10/16 15:41:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年10月09日 イイね!

ジジ、城南島海浜公園へ行く(出逢い編)

ジジ、城南島海浜公園へ行く(出逢い編) 東京湾を彩る初秋の太陽が
 羽田沖へと進む向きを変え
 午の刻を超えたのだと知れる。
 そういえば僕たち、て。
 昼飯を食べてないじゃ~ん
 というわけで。
 なにもしない豊かさに別れを告げ、
 自然の豊かさを求めて売店を目指す ...

あらっ、イタグレ? 目

ボードウォークの中間地点に、ちょこんと在る小さな小さな売店。
飲み物と簡単な食べ物が売られるその店の前に置かれたピクニックテーブルの足下で、
こちらを見返すアーモンド型のふたつの目、いや待てよ、よっつ?
尻尾を振りながら階段を下りてきたイタグレは2匹、であったのだ。

同犬種を飼う者同士の気安さで挨拶から始まった人間の会話は瞬時に盛り上がるが、
同犬種を苦手とする犬のジジは挨拶どころか目を合わせるのも避けてしまう始末。
耳を寝かせ尻尾を巻いたその姿は緊張感の高止まりを意味するがしかし、
脱兎の如く逃げようとしなかったのは、出迎えてくれた2匹のイタグレ達が
とっても穏和な性格だったことに由来する。

この子達、犬にはあまり関心がないんですよ~ 涙

なるほどぉ 考えてる顔

確かに挨拶に来た2匹のイタグレは、そのお返しができなかったジジの無礼に対し
怒るわけでもなければ笑うわけでもなく早々に、同犬種への興味を失うのだけど。
実はそこがジジにとっては非常に有り難い性格であったことを、僕らは知ったのであり。

迫られると逃げてしまう、ジジ。
裏を返せば、迫られなければ留まっていられる、ということでもある。
相手の関心が消え去ったいま、自分は安全と判断したのであろうジジが、自分の意志で。
イタグレのそばへ歩いて行こうとは。
これは ...
未だかつてない、驚きの瞬間だ!

思いがけない光景は飼い主の空腹を忘れさせるに十分、なのであった 冷や汗2
Posted at 2007/10/15 16:16:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年10月09日 イイね!

ジジ、城南島海浜公園へ行く(ボードウォーク編)

ジジ、城南島海浜公園へ行く(ボードウォーク編) さしずめ、浜辺の散歩道とでも訳するボードウォークが
 いつの頃から日本に存在したかは知らないけれど、
 親父殿の世代には 桟橋のようなもの ... と称する方が
 わかりの良いことからすれば、太陽族の時代には
 限られた地域にしかなかったと思われる、板敷きの道。
 経済的には豊かになっても文化的にはそうでもない
 ニッポンの国民性は、旅先で元を取る、いや、
 元を取らなくてはいけない強迫観念のような貧乏性が
 染みついていて、例えば浜辺へ行ったのなら、
 潮干狩りか、海釣りか、海水浴か、日焼けか、と。
 海らしい何かを持って帰らなくてはダメなのだ。
 だから。

浜辺を革靴で歩くだけ、なんていう発想は。
もったいない国ニッポンでは、ありえないことなのかもしれない。
それでも板敷きの道の心地よさ知る先人が勇気を持って施設したボードウォークを歩けば、

あぁなんて。豊かな時が流れているのでしょう ほっとした顔

陸と海を隔てる一本道は、革靴と裸足の境界線。
人工の浜辺に用意された450mのボードウォークは、潮風の散歩道。
日常を非日常へと誘う板敷きの道は、ただ歩くだけという贅沢なレッドカーペット。
40年も前にクロード・ルルーシュが撮ったドービルの海岸(映画、男と女)、
そこには老人と散歩する犬がいたけれど、まさに、そんな枯れた気分に浸れる
ジジと歩く、城南島海浜公園つばさ浜ボードウォーク。

なにもしない豊かさを味わう僕は加齢族を通り越し、初老の域へ入ってしまったのだろうか 冷や汗2
Posted at 2007/10/15 15:50:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | dog life | ペット

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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