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かめい堂のブログ一覧

2008年06月07日 イイね!

ジジさん、渋滞に飽きる

ジジさん、渋滞に飽きる 地底40mから地上20mの高架橋へと一気に駆け上がる、
 R40の右カーブ。
 都市のダイナミズムを雄弁に語るステアリングは、まさに
 駆け抜ける歓びそのもの、だけど。
 横Gに耐える犬のムスメが気がかりな西新宿ジャンクション。
 旅は始まったばかり、
 いらぬ緊張を強要するのも、いかがなものか?
 駆け抜ける歓びは後へ譲ることにしてアクセルを2ノッチ戻す。
 幡ヶ谷を過ぎ、永福を抜け、
 交通量は多めながらも順調に流れる、4号新宿線。
 しかし、F型情報板が告げるテキストは冷酷であった。
 高井戸から先、渋滞中

なっ、なんですと ふらふら

高井戸は中央道の起点、である。
0キロポスト地点から滞る車列はどこまで続くのであろう?
しかしそれはある程度、予想の範囲内である。
なんたって、週末の、中央自動車道。
山岳地帯を抜ける線形の悪さに加え、
東京を起点とする主要高速の中でただ一つの往復4車線道路(途中、6車線、ないし、7車線化
された部分もあるにはあるが)であるが故、休日の渋滞は深刻なルートでもあるからだ。

運転手を務める僕とルビーちゃん一家のパパさんには、楽観的な見通しがあった。
リッターあたりのレギュラーガソリン価格が170円を超えた今、
行楽地へと向かうクルマは少ないのではないか?
大型連休でもない、ただの週末。皆さんは家でゴロゴロしているに違いないぞ、と。
だからこの時点では、混雑程度で抜けられるであろう、ぐらいに考えていたのである。

にしても、動かない。稲城(10kmポスト地点)を通過したのは30分も前の話であるが、
八王子料金所(25.8Kmポスト地点)は姿も名前も出てこない。
停まり続ける車内で、変化のない風景を見飽きたジジさんは、落ち着きのない行動で
外に出たい旨を意思表示する。

ジジのおしっこタイム。PAに寄って行きま~す 携帯電話

並行するルビー号に携帯で連絡を入れ、石川パーキング(23.3Kmポスト地点)へ。
素直で我慢強いキャバリエのルビーちゃんは、これくらいのことでは休息の必要もないらしく
談合坂で待ち合わせることに。
手早く休憩を済ませ本線に戻るも、滞る車列に走る気配は見あたらない。

事故発生の模様。渋滞は続くぞな 携帯電話

先行するルビー号からの連絡は、八王子料金所より先、相模湖(45Kmポスト地点)あたりで
多重衝突が起きたことを伝えるものであった。

待ち合わせ場所とした談合坂サービスエリア(55.6Kmポスト地点)は、事故現場の先。
そして。目的地である小淵沢ICは、148.9キロポスト地点。
朝、9時に家を出て既に、3時間超。
僕らの頭上、あざ笑うかのように天高くそびえる、圏央道へのランプウェイ。

どれくらいの時間を、この道の上で過ごさなくてはならないのだろう?


暫定税率復活を決めた政府与党の中には、
自家用車に乗る人はお金持ちだからリッター200円でも問題はなかろう
という持論を披露する議員さんがいらしたけれど、それは
自分で運転することのないおじさんの的外れな意見だ、と僕は思ったが。
この日、行楽地へと向かうクルマで埋め尽くされた高速道路上で過ごす数時間で、
僕の考えは間違っているような気もしてきた。
ガソリン価格の高騰以前と変わらぬクルマの数、果てしない渋滞が実証する現実は、
政府与党の目論見を裏付けるものであり、我慢強い日本人の国民性の表れ、であろうか。
200円超!時代はすぐそこに、迫っているのかもしれない。
Posted at 2008/06/10 16:17:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年06月07日 イイね!

ジジさん、西へ向かう

ジジさん、西へ向かう 犬と一緒に旅に出よう♪
 お互いに犬を飼い始めて以来、事ある毎に
 言い続けてきた実現性の薄いこの計画が、
 ついに現実のものとなった梅雨の合間の週末。
 犬を我が子のように可愛がる夫婦と、
 犬と我が子を等しく可愛がる夫婦と、
 犬を飼いたいと考える夫婦を乗せた
 2台のクルマは、夢と希望と笑顔を乗せて
 西へと向かう。目指すは小淵沢。

あぁ、八ヶ岳なり 冷や汗2

軽井沢に続く別荘地としてその地位を築く小淵沢なれど、どうも僕とは相性が良くない。
メルヘンティックなペンションがその実(隣室の声が聞こえるほど)壁の薄い安宿だったとか、
バブリーな造りの割に掃除が行き届いていないオーナー制ホテルとか、
旧友の(親が持っている)別荘の痛みの激しさとか、とにかく。
泊まって良かったと思えた経験がないリゾート地なんである。
でも。
ルビーママの持ってきた宿のパンフレットには、八ヶ岳へ行こう!と思わせる何かがあった。

一戸建てのコテージ、ルームサービスの食事、5,000平米のドッグラン。
泣き叫んでも隣近所に迷惑の掛からない一戸建て、
食事マナーが悪くても他人の目を気にしなくて良い部屋食、
ランをしなくても歩くだけで楽しそうな森の中のドッグラン。
内弁慶で我が儘なジジさんのお泊まりデビューとしては、これ以外の宿は考えられない。
思い入れのない地ではあるが、犬のムスメには良き想い出となるかもしれない、八ヶ岳。

開通後、半年を経過して初めて走る C2中央環状線 山手トンネル。
土建国家ニッポンの、土木技術の高さを誇示する、地下40m / 7km弱の直線を疾走する MINI 。
トンネルを抜けた先に待っているものは。

なんであろう?
Posted at 2008/06/09 16:45:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | 旅行/地域
2008年05月07日 イイね!

家計に危機感を抱く母の沈鬱

家計に危機感を抱く母の沈鬱 ゲェゲェ~ 犬

 ソフィティスケートな走りながらも驚異の短時間で
 家へと戻った僕らは、犬のムスメを抱き上げ、
 お気に入りのソファへと座らせたのだが。
 落ち着かないように立ち上がったジジは突然、
 胃の中のものを戻す。
 苦しそうな様子が体全体から漂う中、
 吐瀉物を確認した妻は言うのであった。

血は混じってないし、胃液も少ない。今夜は様子見で大丈夫と思う

母は、強い。
ただただオロオロする僕とは対照的に淡々と処置を始めた妻は、お湯で溶いた療法食に
常備薬の胃薬、吐き気止め、そして、ステロイドを混ぜ、嫌がるジジの口へ強制的に流し込む。
想いよ届け、とばかりに。


ん-。白血球の数値が悪いですねぇ~
長い夜が明け、
嘔吐と下痢は治まったけれど相変わらず元気のないジジを連れて行った動物病院で、
いつもの先生が、いつもとは違う検査をした結果を僕らに説明する。
体温 39.6℃。熱が高いのに(連動するはずの)白血球は正常値を示しています。
ということは ...
ジジちゃんは炎症を叩くための血を造れていない、んだなぁ。


高熱を発するということは、なんらかの感染が疑われるけれど。
昨晩、ステロイド(白血球を増やす効果もある)を飲んでいるにもかかわらず白血球値が
正常範囲内ということは、自己免疫能力が弱っている可能性が非常に大きい、と。
白血球を減らすウィルス感染もあるにはある、けれど。
で、あれば。血液検査の他の部分に何らかの反応があったはず。
白血球が正常(がおかしいというのも変だけど)である以外に異常の見あたらないジジの場合は、
今までの病歴から判断してもアレルギー疾患による免疫不全と考えるのが自然である ...

もうひとつ。軽い脱水症状の気もありますねぇ。点滴しましょう

というわけで、哀れな犬のムスメは。
笑みを浮かべる点滴魔(?)の看護助手に抱かれ、首筋にラインを通される。
ブドウ糖を250ml らしいので5分もあれば終了する処置だけれど、鈍く光るステンレスの針は
見るからに、痛そうである。
痛いのは犬のムスメばかりではなかった。
予想外の病は、計画的に算出された家計の枠を簡単に突出し、予備費の聖域をも侵す治療費
として、人間のおかーさんに提示される。

緊急事態、発生! 今月のガソリン代はもう、ありませんからぁ~ ドル袋

足りない燃料費は、足で稼げば良い。
雨天確率40%まで自転車通勤比率をあげれば、MINI が積む残量で今月は乗り切れるであろう。
それで、ジジが回復するのであれば、お安いものである。


そんな経緯のもと、眠り続けること2日間で全快した、犬のムスメ。
ジジは疲れさせてはダメかもしれませんねぇ~という先生の所見には、
僕らの都合で過ごしてしまったゴールデンウィークへの反省を則す意味も込められていたような。
まぁ、大いに自省しつつ。

何事もなかったかのように元気に飛び回るこの姿が嬉しい、黄金週間の顛末であった。
Posted at 2008/05/28 15:30:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月06日 イイね!

ムスメを気遣う母の憂鬱

ムスメを気遣う母の憂鬱 下町のドッグカフェから始まったジジの黄金週間。
 裏原宿でファッションモデルをこなし
 房総で江戸情緒を味わい
 地元で阿波踊りを堪能し
 那須高原で馬という生き物に出会った、4日間。
 普段とは違う活動範囲と行動内容が生み出した
 疲労の積み重ねは、小さな犬のムスメにとって
 想像以上に大きいストレスを及ぼしたようだ。

様子が。変だよぉーーー がまん顔

交通量は多いながらも順調に流れる東北自動車道、上り線。
宇都宮から先、三車線に拡幅した本線の左側をささやくように走る MINI の後席、
愛用のベッドに背中を丸くして寝そべる犬のムスメに、いつもの元気はない。

(ただ単に。)疲れたんじゃない?

ん~ん。これは違う。嫌な感じよ ボケーっとした顔

独りぼっちで留守番する犬のムスメを憂慮し一緒に過ごす時間を作るために仕事を辞め、
生後6ヶ月を迎えようかという頃に発病してしまった消化器系の病を共に闘ってきた妻の、
意見である。
嫌な感じ、は。感じではなく、現実かもしれない。
左に逸れる意志をウィンカーで表し、大谷PAへ MINI を駐める。
ギアをパーキングにシフトし、サイドブレーキをかけ、イグニッションをオフにする、一連の
停車シークェンスは、犬のムスメが外へ飛び出すための準備期間でもあるのだが。
この時のジジは、ベッドから動こうともしない。

ヤバイ。かも 冷や汗2

電池が切れたように動かない痛々しい姿が、あの頃の記憶と、
(ブログには記していないけれど)闘病過程で遭遇した最悪のシーンを蘇らせる。

急いで。でも(運転は)丁寧に exclamation×2

車載コンピュータが、15.6km/L の瞬間燃費を計算するくらいの、繊細なるアクセルワークで
本線上の流れに乗った僕は、犬のムスメの状態を案じながら一路、東京を目指す。
願わくば。

この先も渋滞がないことを ...
Posted at 2008/05/28 15:12:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月06日 イイね!

ジジ、馬に出会う

ジジ、馬に出会う 犬のムスメを見た人々の感想は様々だけど、
 バンビ or カンガルー or 馬、みたいだね~
 そう言われることが多い。
 鼻面で手足が細いうえに全身を覆うコートが短いから、
 第一印象を伝える例えとして、バンビやカンガルーや馬といった
 わかりやすい動物の名を口にしてしまうのは、僕としても同じ。
 初めて見たイタグレはペットショップのゲージで微笑む
 小さな小さなパピーだったから、どうやっても犬でしかなかった
 けれど、月日の経過と共に末端が成長した今の姿は確かに
 バンビであり、カンガルーであり、馬であり。
 でも実際に、ホンモノと見比べたことはなかったから
 のようであるか、ないかは常々、疑問であったのだ。

で。今は、牧場にいる。
どこをどう走ったかは定かでないけれど、MINI を駐めたのは那須塩原の牧場である。
薩摩藩士にして、第4代、第6代の内閣総理大臣を務め、日本銀行を設立した(!)松方正義が
開拓したというこの牧場には、当時の記憶が二階建ての瀟洒な洋館として今に残る。
犬神家の一族にでも出てきそうなその松方別邸を見てみたい、と思ったのは例によって僕だけ。
文化活動には全く興味のない人間のおかーさんと犬のムスメが足を向けるは、
焼けた炭に滴る肉汁がいいニオイを放つ食堂であり、その先に広がる広大な牧草地帯である。
腹を空かした人間と走りたい犬に逆らえるほど僕の文化意識も高くはない。

この肉は、牛さんのお知り合いだったの?
串に刺されたステーキを噛んだ瞬間、口いっぱいに広がる牛肉の香ばしさ。
素材を生かす塩加減の妙を楽しみながらも視界の隅に入(ってしま)ったホルスタインの、
哀しげな表情が、罪の意識を呼び起こしてしまう。
あぁ、だから。牧場で肉を食べるのは問題なんだ、よなぁ ...

しかし本日の興味の的は牛ではなく、馬にある。
馬のようだと例えられる犬のムスメは、ホンモノの馬の前でもそう見えるのか?
そんな疑問を解決するには、このようなファミリー向けの牧場が一番なのである。

オヨヨ 犬

見上げるような生物は二本足の人間しか知らなかった犬のムスメだから、目の前を通り過ぎる
四本足の巨大な生き物にまずは、驚く。
長い足を優雅に交差させ柵の中を悠々と歩くその姿に小さな恐怖を覚えるけれど、
自分は安全地帯にいると知っているから、ちょっと吠えてみたりする。

わんっ! 犬

なんですかぁ~? ウマ

歩を止めて柵から顔を突き出したお馬さんのアーモンド型つぶらな瞳は、ジジも持っている瞳だ。
前脚の揃え方や顔の傾け方もジジがよくやってる形態であり、
聴音レーダーのようにモゾモゾ動く耳も、そっくりである。
して、なによりも。
地を蹴る後ろ脚の、筋肉が詰まった腿のあたりが描く、599フィオラノのフェンダーラインにも通じる
曲線美が、似ているのである。

おぉー。なんだか馬に見えてきた、ジジが。 冷や汗2

鼻面で、手足が細くて、短毛であるところまでは同じでも牛には見えなかった犬のムスメだけど、
馬のように見える犬であるのは、事実。

駆け抜ける歓びを知る体は、類似するんだねぇ 考えてる顔
Posted at 2008/05/27 16:23:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | dog life | ペット

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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